The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

桜山パスタ店『P』で、パスタとジャズの日々を思い出す・・・か?

2012-10-24 23:31:23 | ワイン
盛岡屈指のパスタ店『P』に伺えずに随分経ちました。

今週はいくぞと決めた後で、何日経ったのでしょうか?
もう一夏を過ぎてしまったという状況です。

で、バス通勤連荘の2日目にお邪魔!

実は前日の月曜日も帰り歩きの道すがら、桜山参道に入って、灯りはついているのか?と、
2階の窓を仰ぎ見たのですが、そうだった!月曜休みなんだわさ!となって、
やっと昨晩久しぶりに待望のパスタをいただく事が出来ました。

『チック・コリヤ』のトリオを流してくれて、『ランブルスコ・ロゼ』を開けて、
まずはアペリティフの大皿をいただきます。



サイドに置かれたエポワスを錬りこんだバケットも美味し♪
生ハムに帆立に葡萄の実を鏤めたイタリアンサラダが登場です。



コレをユックリ時間をかけて平らげて、そのあとにコレぞこの店の看板のパスタを2種!
最初はやはり『ランブルスコ・ロゼ』で通し、そのあと『リアスバイシャス』にバトンタッチ!



そしt最後は『小曽根 真』が流れる中、美味しさの余韻を引きずりながらの退散!



じゃあまたよろしく!

何気に覚醒した『ジャズとパスタとワインの日々・・・』
楽しみな季節となりました。

2012 h3 カリブー ヒトミワイナリー

2012-10-23 21:52:01 | ワイン
この秋に仕込まれた国内産『デラウェア』の微発泡酒『h3カリブー』が届きました。

敢えて『にごりワイン』と称してはばからず、むしろ逆手にとって、
この濁りが良いんだわさと、それがワインの一つのキャラクターになっている。

その、濁りに見られる、造り手の意識を垣間見るにつけ、
この飲み物のアリガタサを感じてしまうんですね・・・



この秋始めてこの『h3カリブー』をオーダーし、
到着してすぐに家飲みをして、この季節の何よりのものと思いました。

美味しかった、楽しかった♪





『h3カリブー』ライフスタイルにササッと溶け込んで、
ワイン好きにはクセになりそう!

『ヒトミワイナリー』のダイナミズムの足音が、この岩手の地でも聞こえてきます。

2011 クラレーザ 甲州 勝沼醸造

2012-10-22 07:25:06 | ワイン
さて、温かな『ぼたん鍋』を堪能し、明日からイノシシのように頑張るぞ!
と思ったかどうかは兎も角として、一段落した所で、更なるお料理が登場いたしました。

『八幡平サーモンの西京焼き、生姜の味噌漬け』、
そして『菜彩鶏のロースト、南蛮味噌を添えて』♪



コレには甲州がイイでしょ!てなことで、『クラレーザ』で流し込みます。



程よく締まった酸味と爽やかな味わいが、濃厚な味わいの2品と良く合います。

『クラレーザ』は山梨県の甲州品種の定番中の定番です。
和食にはとりわけ極上のマリアージュを見せてくれるんですね・・・

そして『菜彩鶏のロースト』は『ヴィラディスト メルロ』とも良く合いまして、



最後の最後までまで楽しませていただきました。

2009 ヴィラディスト ヴィニュロンズ リザーヴ メルロ

2012-10-21 16:28:52 | ワイン
木曜日の朝の起きがけに、どこかが調子悪く、ヘンだなとは思いましたが、
何とか右から左へ受け流し、夜はごくフツーに、セラーで休んでいたワインの残りを飲みまして、
その日は終わったんですね・・・

そして次の金曜日の朝、喉はイガラッポク、鼻水は出るは、体温調節は出来ない、
でこれは完全に風邪だな・・・となったわけ。

それではしょうがなく、一日休肝日といたしました。

さて土曜日、まあぼちぼちでんがな、という調子も、一日の休肝は大きく、
完全復活はならずとも、あと僅かのアルコホル消毒で菌の曼延は防げるか?
ということで、『想いZけ』さんに表題のワインを携えてお邪魔いたしました!

まずは、『カワハギの肝和え、鯛の煮こごり、柿の山葵和え』の先付けを、
冷えたビールで流し込みます。



続いて『鯛の湯引き、しめ鯖』の御造りが登場し、引き続きビール、
そして『2011 クラレーザ 勝沼醸造』などでマリアージュ!



もちろん、本来であれば日本酒の登場なのでしょうが、
一応病み上がりゆえ、飲みすぎては困るので・・・などと心にもない理由付けをしておいて、
平気な顔で『ヴィラディスト』を開けてしまう『トゥーフェイス』ブリを発揮なんだわさ・・・

で、その『ヴィラディスト ヴィニュロンズ リザーヴ メルロ』が凄かった!



おそらく、自分の印象では、ニッポンメルロの5本を選べ!
と聞かれれば、四の五の言わずにこのワインを選ぶでしょう。

それは、『城戸ワイナリー リザーヴ・メルロ』とは違う、別な形のメルロ・・・
薫り高く、優しく、酸味の流麗な、果実味を感じさせうるもの!

コレを驚きの『ぼたん鍋』とともに頂いたしだい!
店主氏はワタクシの体調を知ってか知らずは、ワカリマセンが、
何とも絶妙なタイミングで、何よりのものが出てきたんですね・・・



八丁味噌に柚子胡椒、野菜タップリの程よい塩加減の熱々『ぼたん鍋』!
美味しくいただきました。

それにしても『ヴィラディスト』・・・お主は出来る!



1995 クロ・デュ・ヴィユー・プラトー・セルタン ポムロール

2012-10-20 05:43:19 | ワイン
おはようございます。
昨日から少し風邪ぎみのようでして、夜は9時半には寝床に着きました。

ということは、ブログネタは無いのは当然でして、
幾分元気になった朝は、こうして時間を持て余しギミなのですが、
昔飲んだワインで何か落としてはいなかったか?とPCの前で思い出しておりました。

そこで、頭に浮かんだのが、マコTに登場したポムロール最後の1本!
『クロ・デュ・ヴィユー・プラトー・セルタン』なんですね・・・



そのマコTの当日に、このワインがブラインドで登場して、
Tチャンマンが幾つかヒントを出したのですが、その中の一つに、
その昔『シンデレラ・ワイン』と言われたが、そうならなかったワイン、
というのがあって、苦心惨憺思い出してみたのですが、思い出せず!
なぜか思い出希薄なワイン、そうゆうワインだったのですよ・・・

で、結論から言いますと、ワタクシは1988年、1989年、1990年と、
3つのヴィンテージを複数本購入していて、オテルでも相当出しまして、
憶えておいて然るべきワインですが、憶えていなかった・・・

記憶の彼方に飛んでしまったシャトーになっておりました。

ココで、このワインのストーリーを掻い摘んで説明いたしますと、
地所は『ヴィユー・シャトー・セルタン』『プティ・ヴィラージュ』
『コンセイヤント』に囲まれた絶好の立地、0.5Haで年産400ケースの希少性、
メルロ100%で新樽100%で仕込まれる、ということなんですね・・・

そのシャトーを1988年にベルギーのワイン商が購入して、
リリースをし始めたということなんですわ・・・

それを、その当時、うぶなワイン飲みで、しかもイノシシのごときワタクシガ、
第2のル・パンだ!なぞとスケベ根性丸出しで、初リリースの1988年物を筆頭に、
1989年、1990年とそれから、1992年、まで・・・

イヤ今回登場した1995年もその当時『T商店』経由で飲んでいたかもしれない、
という状況だったんですね・・・

それだけ関わっていても、ナゼ思い出さなかった?と聞かれれば、
ワカリマセンとこたえるしかないんです・・・

で、四の五の言わずに、この1995年物はと言いますと,
周りの御仁は数名、左岸とのご指摘でしたが、ワタクシにとっては思いっきりのポムロール、
濃厚なヴァイオレットにガーネットの縁取りで、注がれるなりの黒砂糖とスパイシーな立ち上がり、
そして焙煎と土の香りに、カラントとブラックチェリーのアロマです。

そして何と言っても舌触りが甘く伸びやかなんですね、
加えて『セルタン・ド・メイ』のド迫力には幾分引き気味で、すました感じの優しさも見せてくれました。

そうです、この感じ・・・ですから、ポムロールの中庸はいけるけど、
シンデレラにはならなかった!ということなのでしょうか・・・

ココから、5年後くらいが高原部の入り口になると思います。