Credo, quia absurdum.

旧「Mani_Mani」。ちょっと改名気分でしたので。主に映画、音楽、本について。ときどき日記。

アフィリエイト

2005-02-16 17:37:22 | diary
前の記事で「アフェリエイト」と書いたら、
「アフィリエイト」が正しいという突っ込みをいただいてしまった。
どっちだったっけ?と思いつつ適当にやってしまったのがいけない。
不特定多数に開かれている場だと知りつつも、所詮は弱小ブログ、
いいかげんでもいいや・・と甘く考えている自分がいる。
謹んで訂正し、反省しよう。

と、ここで「アフェリエイト」などどと書くと、
また突っ込みをもらってしまうのだろうか(^^;)

**

今日の病院は寒かった。
病院なのにあんなに寒くてよいのか????

しかも診察後にうち合わせでつかった院内の喫茶店のコーヒーは
ちょっと類を見ない不味さで感心した。

寒いので急いで帰宅し、
今は明日のレコーディング準備で大わらわ。
使う予定だったマイクプリアンプがどうもいまひとつよくない。
おかしなノイズが乗るので明日の使用はあきらめ。

あとはさらに次回用のオケのMDを準備しなければ・・・
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ネット書店・営業中です

2005-02-16 08:40:12 | diary
ブックマークにあるとおり、某ネットショッピング内に、
自分の「書店」を開設しています。

これはアフェリエイトのように利益に直結するものではなく、
単に本の紹介を書店形式でやるという主旨のサイトです。

調子にのって3店舗開いてしまいましたが、品揃えはまだまだ。
ですが、これまでに読んで面白かった物を少しずつ思い出しては載せるので、
よかったらのぞいてください。

で、2月にたて続きに3冊私の書店でのお買いあげがありました。
もしこのブログも読んでいらっしゃる方でしたら、この場を借りてお礼申し上げます。
m(_ _)m

と同時に、おすすめ本を並べているつもりではありますが、
はたして購入者のお口にあうか・・?という不安が
急にリアルなものになりました(^^;)
いっそう慎重に厳選して置くよう心がけよう。

**
(ここからはひとりごと)

今日は休職延長手続きのため、某病院に行く日です。
気が重いのにご丁寧に雨まで降っている。

さらに急遽明日、中断していた歌のレコーディングを再開することに。
病院から戻ったらあわてて準備しなければ・・・・

しかも明日は学校公開日。
Mちゃんが授業で発表するというので、
これも行かねば・・・・
忙しいときは重なる、というが、こんなに時間のある暮らしをしていても
やっぱり重なってしまうということに
驚きを禁じ得ない。(なにを大袈裟な・・・)
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できたて

2005-02-15 13:29:51 | ひこうき雲
できたての飛行機雲。
今度は大気圏脱出みたいだ。がんばれ!

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餌禁止!・不眠対策

2005-02-14 15:36:22 | diary

先日「外で猫に餌をやるべきでない」という旨をここで書いたら、
今日その現場近くに「餌やり禁止」の表示が出ているのに気づいた。
やはり快く思わない人がいるのだ。
いや正確には「公園管理者が、快く思わない人に配慮した」だな。

こうまで「禁止」といわれるとなんだか急に寂しい気もしてくる(^^;)
餌をやっていた人がこの表示を見た瞬間の心持ちなんかを想像すると、
悲しみでいっぱいになったりする。
まあ部外者の考えなんて結局勝手なものだな。

ところで、この表示「注意」だから次は「警告」なのかしら
となると、餌やりの人もくじけないでがんばってほしくさえなってくる・・・
・・・なんか自分の考えていることって、なんていい加減なの?・・・・

猫は知ってか知らずかふてぶてしく暮らしているようでもある。



**
猫でなく私のほうは、不眠モード解消のために、
逆になんとか夜22時30分まで起きているよう努力している。
そのころに眠剤を飲んで寝ると朝6時半までぐっすり・・ってぇ寸法だ!

しかし実際は21時にはもう眠くて眠くて
21時半に薬飲んでばたんきゅう
5時半に起きました。

ま、これはこれで問題ないし、いっか。

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グレッグ・イーガン「しあわせの理由」(まだ途中)

2005-02-14 12:36:14 | book

グレッグ・イーガン「しあわせの理由」
山岸 真編・訳 ハヤカワ文庫(SF)

ある方↓のブログに触発されて読んでいます。
(うねさん)(追記2020:残念ながらいなくなったのでリンクを削除しました)
90年代に書かれたSF短編を集めたもので、
まだ最初の2編を読んだだけですが、ちょっとショックでした。

というのも、
私は「SF好き」と思っていましたが、よーく考えるとそれは、80年代中頃までのこと。
しかも大半はP.K.ディックを読むことに費やしてきた。
その後のサイバーパンクにはいまひとつ着いていけなかった。
これでは決して「SF好き」とは言えない・・・・・ということに気づいてしまった(^^;)
のですこしいろいろ読んでみたいと思う今日このごろ・・・


で、とりあえず読んだ2編について。

●「適切な愛」
SFといえばSFな設定だけれども、
脳を保存して新しい体に移し換える等々の入り組んだ展開のなかで、
アイデンティティ、愛情、生、死、などにまつわる概念や感情がどうなっちゃうのか・・
というところがテーマとなっている。
しかも「こうなっちゃう」とか「こうなるべき」という答えを提示するというよりは、
「この場合はこうなったけど、あんたどう思うよ?」
みたいなスタンスで書かれていると受け取りました。
たぶん、ちょっとすれっからしな一人称がかえって突き放したような印象を与えていて、
それがうまくいっているのだろう。(訳の問題なのかなあ?)

●「闇の中へ」
これはかなり理系な作品でした。
確率論・量子力学を絡めながら、
そこに時間軸と空間軸をリンクさせるというちょっとしたアイディアで緊迫した世界を描く・・・・
と思って読みましたが、あってるのかなー?。
緊迫したなかでも、ぽつんと「おれはなぜここにいる?」という問いを投げておくあたりが、
ネタ一発勝負の小説じゃないよという「気持ち」を感じさせました。(読み過ぎ?)
ラストはどきどき。

よく見るとイーガンさんは61年生まれ。
私にとってのSF作家はこんなに若くなかったな(笑)
というわけで次読もう。

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レンズ豆が先?

2005-02-13 13:20:16 | diary

何気なくテレビを観ていたら、レンズ豆の話題のなかで、
「レンズの発明者が、レンズ豆に形が似ているからレンズと呼んだ」と説明していた。
ふうん、レンズ豆が先なのか。確かに聖書の創世記に出てくる豆だし・・

しかし、翌日の某新聞には、レンズ豆について、
「丸い平たい形がレンズに似ていることからこの名がついた。」
とある。
うーんたしかにレンズのような物は聖書時代に発明されていてもおかしくはないよなー。

で、レンズが先か、レンズ豆が先か?

で簡単に調べたところでは、やっぱり豆が先のようです。
ここのページのコラムにわかりやすく載っていました。
社団法人 日本眼鏡技術者協会

新聞記事だからといって、うっかり信じてはいけないこともある。
そういえば、自分の専門分野に関する記事には、読むとたいてい「?」と思う箇所がある。
まあ同じ人間がやっていることなので、誤りもあれば、専門外なら理解不十分なことだって
きっとあるだろう。
レンズ豆のカレーはうまいし、
豆は幸福な気持ちを運んでくるように思う。
なので、今日のところは、マスメディアに対しては、
「寛容な心」で「細心の注意」で接すると心する、ということで勘弁してあげよう。

レンズ豆はもうちょっとちゃんと調べたいな。
先日の「エリンギは学名」も裏とったほうがいいな。
(ひまだね~)

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不眠モード

2005-02-10 09:31:38 | diary
W杯や中東和平のさなか、このところ軽い不眠モードになっている。(関係ないな)
規則正しく22時に寝るが、規則正しく3時に起きてしまう。
無駄に早起きをして、新聞が配達されるのを待ち、家族の朝食を作る。

昨日は通院の日だった。
不眠モード解消のため、やめていた眠剤を再開することに。
と同時に、休職延長手続きのための診断書を書いてもらう。

この加療期間を決めるのが微妙で、
病状が客観的に計れないので、いつまで休めばよいか医者も本人もわからない。

医者:まあ1ヶ月くらいで出しますか?
本人:ううっ・・も・もうちょっと長く・・3ヶ月から半年くらいで・・・
医者:じゃあ3ヶ月で出しましょうか。
本人:((も・もっと長く~)と言えず)は・はい、ふぅ

診療後に職場の担当者と落ち合い、
書類のやりとりをしたり、職場の(ろくでもない)状況を聞いたりする。
笑いながら過ごすけれども、やっぱり参る。まいったぁっ!

帰路、ストレス解消に本を買ってしまい、家計の困窮に拍車をかける。
・シュタイナー「宇宙的人間論」
・同「イエスを語る」
・グレッグイーガン「しあわせの理由」

HPでタルコフスキーのインタビューなど読むと、やはりシュタイナーに影響を受けていることがわかる。
やっぱりなーという感じである。
しかし、旧ソ連の体制下でシュタイナーの著作を手にすることができたのであろうか・・
・・内容的にはかなり難しいのではないかな・・・

そんな訳でダメージを浄化すべく朝からバッハを聴く。
カンタータ63番「キリスト者よこの日を刻みこめ」
うーん刻み込んじゃだめな気もするが・・・

ヴァイマール時代、バッハ30歳ころの作曲で、
降誕節第1日のために作られた曲だ。クリスマスにふさわしい曲だが・・
アリアのオーボエが美しい。
(もっともアリアのオーボエで美しくないなんてことはバッハにはあり得ないのだが)

オーボエといえば、モダン楽器のオーボエと古楽器のそれとは
物としても音色としてもかなり違う。
古楽器のオーボエの素朴でしかしふくよかな中域をもつ音色を聞き慣れると、
モダンのオーボエによるバッハが悪い冗談に聞こえてしまう。
(そのくらいすでにこちらの耳は偏っているとも言えるが)

うぅぅーーむ
この話の拡散具合に昨日のダメージが現れている。今日はダメだ。(も?)
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スタニスワフ・レム「ソラリス」

2005-02-09 11:07:37 | book

「ソラリス」スタニスワフ・レム
沼野充義 訳 国書刊行会
ISBN4-336-04501-1

**以下ネタバレかもしれません**

これは1961年に出版されたポーランドの作家レムのSF代表作で、
「ソラリスの陽のもとに」のタイトルでハヤカワSF文庫から邦訳が出ていた物の、
新訳版。

解説によると、旧訳はロシア語訳からの重訳だったらしく、
原著の一部が削除されたものだったとのこと。
今回の新訳はポーランド語からの訳で、削除部分も含む決定版だ。

で、非常に面白かったぁ!

「ソラリス」は遠い惑星の名前。広大な「ソラリスの海」はどうも生命体らしい。
この人智を超えた徹底的な「他者」とのコンタクトを巡って、
人間が60年にわたり探検や実験や考察を重ねた末の時代、
ソラリス海上のステーションでの物語。実際の登場人物は3人(+1人?)

SFちっくな設定の中で語られるのは、スペクタクルや活劇ではなくて、
「絶対的な他者」を理解するとはどういうことなのかという認識論であったり、
ソラリスを巡って研究者がどのような考察を重ねたかという、自然科学やSF小説に対するメタフィクションであったり、
人間の記憶と苦悩に関する心理学的考察であったり、
心に突き刺さるような愛の物語であったり・・・と多層的なものだ。

これはなかなかのものだ。いわゆるSF小説の枠組みがあるとすると、しっかりそれを越えて文学している。
これが61年に書かれてしまったら、後に書き継ぐのは大変だぁ。

プロットとして面白いなと思ったのは、海の詳しい描写と、過去の研究者の業績を語り始めるのに、
ステーション内の図書室で本を繰るというシチュエーションから始めているところ。
その図書室がステーションの中心にあり、円筒形の部屋に書架がぐるっと巡っている、
という状況も、本好きにはわくわくする。

ソラリス研究史を描写するくだりは、まことしやかに「~学派」だのが細かく登場するが、
このメタフィクショナルな方法は、レム自身の後の著作につながると同時に、
ホルヘ・ルイス・ボルヘスなどの先駆者の仕事とのつながりを感じさせて、面白い。

そんでもってしっかり悲しい恋愛の物語でもあってぐっと来ます。
それもサイドストーリーなんかじゃなく、海が作り出した偽物とわかっている恋人との愛を巡り、
愛ってなに?というやっぱりソラリスを巡る存在論的なものと結びついているところがすごい。

あと、主題としては古びない小説なだけに、
コンピュータのアウトプットが「紙テープ」だったり
ステーション内の通信をテレビ電話の「受話器」でやってたり
妙にアナクロなところがアンバランスで笑えた。
(これはもちろん小説の価値を少しも損ねていない)

**

旧訳を読んだのはもう×十年前?でなんにも覚えていないんだけど、
旧訳は「海の描写」「ソラリス研究史」にあたる部分が大幅に削除されている版だということなので、
比べるとだいぶ印象が違うだろうと思う。

それと、私としては、タルコフスキーが映画化しているという観点でも興味のあるところ。
で、レムとタルコフスキー当人同士がケンカしてることから明らかなように、
やっぱり読んでみると映画での主題とはまるで違っていた。

映画では、意外と小説のディテールを忠実に映像化しているくせに、
描きたいことはタルコフスキーの永遠の主題である「郷愁と贖罪とモラル回復」。

映画は大好きだけれど、この小説は別物として大変優れていた。
本フェチとしては装丁と質感もいい感じです。(^^;)
(ただ表紙のイラストはいまいちでは・・?)

なにはともあれ、ああ読んでよかった~のおすすめ本でした。

ソラリス国書刊行会このアイテムの詳細を見る

 

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ムーミンズランチその4:ムーミンママ登場

2005-02-09 10:04:25 | diary
スーパーに20箱ほど並ぶなかから霊感により2箱を厳選。
そしてそのうち1箱についにムーミンママがご降臨
魔法により姿を消されたニンニを包み込む優しさは
彼女の母性ではなくきっと「天然」の力なのだ。

ちなみにもう1箱からは再度パパ登場
夫婦そろい踏み。

思うにこの夫婦は、ありがちな理想の夫婦像を生きてはいない。
日々夢想にふけり無謀な小説執筆にいそしみ、時に奇行にはしるパパ。
危急存亡のときにも平然とお茶を入れ、ハンドバックを持ち運ぶママ。
彼らは、思考の殻を突き破るファンタジーの重要な担い手であり、
自ら泥にまみれ、谷を転がり、恥をかく。
決して背後で我が子達の冒険をほほえましく見守ったりはしない。
まして、いざというときに親の威厳を発揮し、尊敬を集めたりなどはしないのだ。

ああムーミンよ永遠なれ・・・

絶対に見たくない物→ムーミンのハリウッド版リメイク
(知る限りないけれど・・・きっと「パパは何でも知っている」風ドラマになるだろう・・古いか)
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2005-02-08 09:25:56 | diary
医者に散歩を勧められているが寒いのでさぼりがち。
ちょっと反省して隣の駅の書店まで、往復1時間弱ほど歩いた。

途中、公園を通ると猫が数匹集まっていた。
この猫は中でも妙に人なつこい・・と言うか、警戒心0である。
けっこうアップで撮れたなと思ったら、次の瞬間には
レンズに鼻先をつけんばかりまで接近してきた。

きっと誰か餌付け?をしているのだろう。

野良猫に外で餌をやるのは、私はあまりよいこととは思わない。
猫は日々の糧については非常に関心が高い。
定期的に餌を与えると、猫はそれにすっかり頼ってしまう。
生活能力が失われるし、人に対する警戒心がなくなってしまう。
長期にわたって餌をやり続ける覚悟がなければ、
かえって猫にひもじい思いをさせてしまう。

また、公園のような場所で餌をやれば、猫はそこに居着いてしまう。
そういうことを好ましく思わない人もいる。
人に対する警戒心がないところにもってきて、反感を買ってしまうのだ。
猫の生活にとっていいことはないように思う。

どうせなら自宅の庭で餌付けを行うべきだ。
責任をもって最後まで。

以前長いあいだ何代かの猫と暮らしていた。
どうも猫は「飼っている」という実感がない。
餌はやるし、病気なら獣医につれていくが、
なんとなく「たまたま同じ場所に共生している」という感じがしてならない。
もしかしたら猫のほうこそ代々この地に住んでいる先輩なのかもしれない、
などと思いながら、日がな丸まって眠る猫の背をなでたりした。

いまや自分の方が他の土地に移り、なんだか弱っている(笑)

ところでこの猫、目の色が左右違うー!
なかなかの存在感だ。
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サイゲンジSaigenji:ライブat恵比寿リキッドルーム

2005-02-07 10:25:04 | music
Saigenji:2005.2.5 sat 18:00
恵比寿リキッドルーム

サイゲンジのライブに行って来ました。

サイゲンジ本人(歌・ギター)のほか、
トランペット、サックス、キーボード、ベース、ドラム、パーカッションの
計7人編成の、とてもグルーヴ感あふれるバンドでした。

オリジナル曲では、「夜明けの歌」「雨の匂い」「光が差したら」「Innocencia」などなど
スタンダードではスティーヴィーワンダーの「Golden Lady」や
バーデンパウエル「ビリンバウ」とかキャロルキング「It's too late」などなど

アップテンポの曲を中心に、途中ソロコーナーもはさみつつ、
約3時間に及ぶ汗いっぱいのかっとびパフォーマンス。
やるほうも聴くほうももう限界までやります状態。
なので前半のほうはもはや記憶なし(^^;)
声がかれる寸前までやっておりました。

歌自体も元気いっぱいでよかったですが、
ソロコーナーでは、いきなりお客さんからのリクエストでやったり、
気分でお客さんとのかけ合いをやってみたり
パフォーマンス慣れがまたよい方向の余裕になっていました。

かけ合いのきっかけを何度も出し損ねてみたり、
話してることが支離滅裂になったりして爆笑シーンも多く。

しかしやっぱりこの人、日本語の歌詞のオリジナル曲が抜群によい!
歌詞が少しも陳腐なところがなく、歌い手ならではの自在なメロディラインに乗って、
気持ちよく伝わってきます。
今回のライブでは結構スキャットものも多く、ダンサブル重視でしたが、
もっとオリジナル歌を増やしてもよいのではないかな。

バンドは本人がいうように、あの年齢層にしてこの水準!という点では
ほんとに最強かもしれません。
もっとソロが多彩だといいなあ、というのと、スローな曲をやった時に、
どれだけ深みが出せるんだろうというのが、今後の期待。

でも相変わらず山上さんのサックスソロは歌心あふれるよいセンス。
ベースの小泉さんもテンポの緩急を物ともせず汗だくで、ソロも箇所箇所で工夫してました。

感想としてはとにかくもうお腹いっぱい!
音楽のパワーっていうのは「元気をもらいました~(^^)v」程度では甘い!んだよな!
こっちが破裂しそうなくらいの力を出せるものなんだ!というのを再認識した夜でした。
最近はなかなかそういう力に出会うことはなくなったなあ。
機会があったら一度は体験すべし。

でもAll Standingのライブだったので、
正直つかれた~もう歳だ~
しかし!私の左前方では、年の頃50~60の
妙に目のすわった男性が、もう最後までノリノリでいらっしゃいました。
皆さんあの方のように歳をとりましょう。

写真禁止だったのでCDジャケとスリーブからの写真です。
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ムーミンズランチその3・恵方巻き

2005-02-04 10:15:18 | diary

ふっふっふっ
ついにムーミンパパに当たり!

昨日再度入荷された近所のマーケットで
直感的に手にとった2箱を購入、そのうちの1箱が当たり。

今回のシリーズは背中を向けたアングルが正面のものがあり、
なかなか渋い。
(パパとスナフキンがそれ)

で残りの1箱はというと、豊作スナフキン(^^;)都合5体。
旅立つスナフキン軍団↓



ちなみに
先日妻が再び購入した4箱には
・トフスラン+ビフスラン(初出!)
・トゥーティッキ(ダブり)
・めそめそ(ダブり)
・なんと再度シークレットアイテムをゲット・・
(2度目だとまるで感動がない・・・)

しかしまだ2種類が集まっていない。
ママとムーミン屋敷だ。ほしい・・・。

***

昨日は節分。
我が家では太巻をつくり、恵方を向いて囓った。
4人で同じ方向を向いて太巻を食らう姿は
楽しい中にもなんだか一抹のわびしさがあった。

しかし節分に太巻なんて私の暮らした世界にはない習慣だった。
いつのまにこんなに広まったんだ?
なんで広まるんだ?

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タルコフスキー「鏡」の本

2005-02-03 10:02:41 | book
アンドレイ・タルコフスキー「鏡」の本
馬場広信:監修 宮澤淳一・馬場広信:訳
リブロポート1994

入手したてのほやほや。
アンドレイ・タルコフスキーの映画「鏡」に関する
丁寧な資料集成です。
シナリオ詳細の採録、監督の作業ノート訳、構想段階のヴァリアント、当局への申請書、派生した小説訳、映画で使用された詩、映画のスティル写真、プライベート写真、等々・・・

大変な労作であり、海外HPなどでも評価が高いようです。
が、リブロポートは出版部門が撤退したとのことで、現在は入手が困難、再販も望み薄なようです。
偶々監修者のHP経由で入手可能ということを知り、以前申し込んでいた物が
昨日届いたというわけです。


なにはともあれ
うれしい!というのが今の私。
本の厚み、装丁の渋さ、図版の美しさ・・・私にとって本は「読む物」の前に「愛でる物」なのです。わたし絶対に本フェチです。電子図書なんてきらいです。
なので愛でるだけで終わっている本もままありますが・・・

・・・で、話戻すと、
タルコフスキーに関しては、意外と資料という形で整理された物は少ないと感じています。
映画の内容からして、あたかも神話か何かのように「解読」をしようとする研究書が
多いのではないかな。

この本は、「鏡」の制作に関して残された物を集めて、映画作家としてのタルコフスキー、映画としての「鏡」をもっと清濁あわせて研究できるようにという、うたい文句通りの資料集。
監修者の馬場氏は、非営利のアンドレイ・タルコフスキー協会およびアンドレイ・タルコフスキー出版会を設立し、この本の制作に7年を費やしたとのことで、高い志を感じます。

あとがきには、この本の売れ行きによっては「「ストーカー」の本」なども次の企画として出せるので、購入者はお友達等にすすめてくれ、という主旨のことが書かれている。
ああ、やはり出版当時に購入すべきだったのだ。
現状ではリブロポートは撤退し、「「ストーカー」の本」には出会えていない。
「ストーカー」の本、「ソラリス」の本、「ノスタルジア」の本・・なんてそろえたら
私は失神してしまうでしょう。
今からでもできることがあったら、その実現にむけて協力しよう!

しかし!
馬場氏・宮澤氏とも、現在は各分野の評論等でご活躍されていますが、
調べてみるといずれも私より年下でした。(^^;)敬服のほかありません。

***

映画の方は、最初に観たときは例によって途中数カ所で
すやすや眠ってしまったせいかピンときませんでした。
でもDVDで先日観直した時にはとてもしっくりきました。

おそらくタルコフスキーの作品のなかでもいちばん個人的・独白的なものであり、
とっつきにくく、「独善的」とかいわれてしまうものだと思います。
でも回を重ねることによって、意外に筋が通っており、深く入り込むことができるものだと感じました。

登場する少年の視点に立ってみれば、納屋の火事のこと、髪を洗う母の姿、叔母?の家を訪ねたときのこと・・など、断片的な、でも甘く切なくつながっている物語を、誰もが持っているんじゃないかと思う。

今回この資料集を得たことで、たとえば映画の中で、監督の母の写真が使われているなどの
情報を得ることができた。
もう一度じっくり観てみよう。

でもDVD版には、画面の明るさやサウンドトラックなどで、オリジナル版との差異の問題があるらしい。このへんもちゃんと踏まえておかないといけない。
一般的には字幕にもしばしば誤りがあるケースもあるらしいし、DVD観るのも楽じゃないなあ。
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中尊寺ゆつこ・パリ症候群・右肩下がりの一日

2005-02-02 09:50:38 | diary
前回変なテーマで書いたら、一日調子が悪くなってしまった

中尊寺ゆつこさんが亡くなった。
特にファンだったわけではないが、同じ世代として単純に悲しい。
中尊寺さんは80年代にケイト・ブッシュのファンクラブ会長をやっていたことで強く記憶している。
唯一接点があるとすると、同じころに私もケイト・ブッシュに深く傾倒していたことくらい。

ケイト・ブッシュは新作が出るという話もあり、これは久しぶりにうれしいニュースかもしれない。

***

新聞に「パリ症候群」という記事あり。
パリに暮らす日本人が精神的トラブルに陥ることが多い、
特に20/30代女性に多いという話。

なぜ気になるかというと、猫沢エミさんのHPでの日記を読んでいるから(^^;)
パリの社会の不親切さや「極度の個人主義」が猫沢さんの日記から
ひしひしと伝わってくる。
そのなかでめげながらも目標を持ってがんばる彼女はやはり
自立したアーティストなんだろうと勝手に思う。

自分は逆に、環境の変化にかなり弱いほうだろうと思う。
日本では4月は一般的に社会的な環境が変化する時期だと思うが、
おかげで近年では、春の兆しが感じられるととても陰鬱な気分になってしまったりする。

なので、地震国であっても台風国であってもやはり自分は
日本から離れないだろう。

***

<最近の一日>
・夜9時をすぎると極度に活動意欲がなくなり、10時に就寝。
・午前3時ころに目覚め、トイレに行く。
・浅い眠りのあと6時15分に起床。強力に朝食の準備をする。
・午前中に雑用を片づけブログも書く。
・昼前に薬切れ症状が出るので、急いで服薬。
・午後は外出・読書・レコーディング準備など。
・夕方には子供が帰宅。宿題だのピアノだの夕食だのと大騒ぎになる。
・夕食後薬切れ症状に陥り、あわてて服薬。
・入浴後、9時をすぎると極度に・・(はじめに戻る)

リズムは完璧。でもこれで職場復帰をしたら、
仕事と家事以外なにもない人生になるなあ・・・
・・・などというつぶやきは、あまり公に発するとひんしゅくを買う社会だろうけれど。

***

で画像は近所の公園。
すっかり見慣れているが、写真にしてみると結構不気味。
夜はこいつら動いてるというウワサも・・・
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自殺について

2005-02-01 12:12:17 | diary

というとなんだか唐突なんですが、
自殺について、まったく個人的な見解を話します。
もしご賛同得られないとしても、さらっと聞き過ごしていただきたいと思います。

最近自殺について、科学的な見方をするようになってきたんじゃないかと思う。
たとえばこれとか、

asahi.com:健康:健康・生活(追記2020:リンク切れにつきリンクを外しました)
あとWEBでは見つけられなかったけれど、
喫煙習慣と自殺についての統計についての新聞記事も読んだ。
(喫煙者ほど自殺傾向が高くなるらしい)
うつ病との関連でもいろいろな本で語られている。

以前は自殺というと
もっともらしい動機があるとか、厳しい現実から逃げるとか、
人間的に弱いとか、生命を軽んじているとか、
そういう文学的なとらえ方だったように思うんだな。

でもよく研究してみると自殺にもメカニズムがある。
なので、予防なり防止というのが、本人にとっても周囲にとっても望ましい形で可能である。
そんな考え方がそれとなく広がってきているのかなと思う。

今のマスメディアって、「がんばれ」というメッセージにあふれていると思う。
新聞だって、紙面のあちこちに「がんばれ」と書いてある。
たとえば家で購読している新聞の土曜版には、苦労して成功した人についての特集が毎回組まれているし、求人欄にすら、若くして企業した女性の談話なんかが載っている。

音楽だってそうで、今のポップスは異口同音に
「がんばれ・はばたけ・あんたはすごい」と言っている。

こういう記事は、ある状態にある人には厳しいメッセージだ。
若い人に向けては、「今のうちにしっかりがんばってこういう人にならないとだめだ」
歳とった人には「あんたももう少しがんばらないと恥ずかしいぞ」
といっているように聞こえる。

「がんばらないとだめだ」→がんばってるんだけど成功者になれない→自分はだめな人間だ

こういう意識は自殺のメカニズムと関係してるような気がする。
勝手な直感ですが。

で、自殺についての科学的なアプローチが、世の中どういう雰囲気にしていくと自殺が減るのか・・という観点につながっていくと、もうちょっとマスメディアの雰囲気も変わり、世の中の雰囲気も変わるんじゃないかと思うんです。

劇的には変わらないだろうけど、でもたとえば
「月曜日に多い」とか「朝5時に多い」とか具体的な姿を示されれば、
今まで「自殺するヤツは弱いヤツだ」と抽象的に見ていた人も
見方を少しは変えると思うんだ。
この「少し」が積み重なっていくと、結構効果あるんじゃないかな。

なので、
自殺についての、研究者の方の地道な研究が、
我々の生き方への視線をいま変えつつあるところなんだろうなと思い、
ひそかに新聞記事などに注目しているんです。

とは言っても某チョコのCMみたいに面と向かって
「やめちゃえば?そんなにがんばらなくていいよ」とか言われるのもまた
無責任な感じがして腹立っちゃうんですけど(^^;)

コメント
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