2015/2/17 放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが弟子たちに教えられた「主の祈り」という祈りが記されています。主の祈りは「天にまします我らの父よ」ということばで始まります。ここで私たちの祈りを捧げる神様は天に場所をもっておられる神様であり、父と呼ばれる神であることを教えてくれます。
良い親とは子どもと一体化しているのではなく、子どもの願いや子どもの抱えている問題をある一定の距離をもって見つめているものです。
私の息子が2歳になった頃に、「お父さん、ハサミを貸して!」と泣きわめいたとしても、まだハサミをうまく使えない息子にハサミを渡すことはしません。「お父さんは僕のことが嫌いなんだ。」と幾ら言ったとしても私は貸しません。むしろ、「お父さんに対してそのことばはいけない!」と、叱るわけですね。しかし息子が小学校に入って「お父さん、ハサミを貸して!」と言うならば、「どうぞそのハサミを使って自由に遊びなさい。」と言うわけです。
「天におられる父」と呼ばれる神様は、天という場所から私たちの人生を見つめていてくださり、父親のように私たちの人生にその祈りが聞かれる一番相応しい時を知っておられる神様だということをこの祈りは私たちに教えてくれるのです。
祈りは本当に聞かれるのか、という疑問を私たちはよく申します。しかし、私たちが聞いてもらえなかったと思う祈りにも神様の答えがあるということが分ります。それは、まだ今は待ちなさい、という神様の答えであったり、その判断はあなたにとって良くないものだ、という神様の答えであったりする、と言うことです。その意味では神様に聞かれなかった祈りという神様の祈りの答えがあるのです。
塚本虎二という牧師は、「私の祈りが願い通りになったら、地獄の子となっただろう。自分の願い通りにならなかったということで感謝したことの方が多い。」と言いました。
私たちが願っても叶わない祈りに向き合う一つの姿勢は、天にいて見ていてくださっている神様にしか分からないことがある、その神様が今最善のことを私にしようとしてくださっている、という信仰の姿勢なのです。
( PBA制作「世の光」2015.2.17放送でのお話しより )
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。
聖書にはイエス・キリストが弟子たちに教えられた「主の祈り」という祈りが記されています。主の祈りは「天にまします我らの父よ」ということばで始まります。ここで私たちの祈りを捧げる神様は天に場所をもっておられる神様であり、父と呼ばれる神であることを教えてくれます。
良い親とは子どもと一体化しているのではなく、子どもの願いや子どもの抱えている問題をある一定の距離をもって見つめているものです。
私の息子が2歳になった頃に、「お父さん、ハサミを貸して!」と泣きわめいたとしても、まだハサミをうまく使えない息子にハサミを渡すことはしません。「お父さんは僕のことが嫌いなんだ。」と幾ら言ったとしても私は貸しません。むしろ、「お父さんに対してそのことばはいけない!」と、叱るわけですね。しかし息子が小学校に入って「お父さん、ハサミを貸して!」と言うならば、「どうぞそのハサミを使って自由に遊びなさい。」と言うわけです。
「天におられる父」と呼ばれる神様は、天という場所から私たちの人生を見つめていてくださり、父親のように私たちの人生にその祈りが聞かれる一番相応しい時を知っておられる神様だということをこの祈りは私たちに教えてくれるのです。
祈りは本当に聞かれるのか、という疑問を私たちはよく申します。しかし、私たちが聞いてもらえなかったと思う祈りにも神様の答えがあるということが分ります。それは、まだ今は待ちなさい、という神様の答えであったり、その判断はあなたにとって良くないものだ、という神様の答えであったりする、と言うことです。その意味では神様に聞かれなかった祈りという神様の祈りの答えがあるのです。
塚本虎二という牧師は、「私の祈りが願い通りになったら、地獄の子となっただろう。自分の願い通りにならなかったということで感謝したことの方が多い。」と言いました。
私たちが願っても叶わない祈りに向き合う一つの姿勢は、天にいて見ていてくださっている神様にしか分からないことがある、その神様が今最善のことを私にしようとしてくださっている、という信仰の姿勢なのです。
( PBA制作「世の光」2015.2.17放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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