♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■礼拝とは何?  献げる / 関根弘興

2011年11月28日 | Weblog
2011/11/28放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今月はキリスト教会で毎週日曜日に行われている礼拝ということについて一緒に考えています。今日は「礼拝とは捧げる時」ということについてお話をしたいと思います。

 ま、私たちの生き方は時々、とても貪欲な姿がありますよね。これも俺のもの、あれも俺のもの、お前のものも俺のもの、と言わんばかりの姿。これは人としてあるべき姿ではありません。聖書は私たちに、お互いの持てるものを差し出すことによってさらに豊かになるという世界があるんですよ、と教えます。

 ある時イエス・キリストのもとに沢山の群衆が押し寄せてきました。イエス様は突然、弟子の一人にこう言われたんです。「どこからパンを買ってきてこの人々にさせようか。」 すると、この弟子は「イエス様、冗談じゃないですよ。こんな大勢の人たちに少しだけ食べさせたって大金が必要ですよ。」 ま、こう言ったんですねえ。すると別の弟子の一人が「イエス様、イエス様、ここに少年が持ってきた五つのパンと二匹の魚があります。」と差し出したんです。それは粗末なその少年のお弁当でした。しかしイエス様はその少年の差し出したパンを手に取って、何と座っている群衆に分け始めたんです。するとどうでしょうか。どう見ても群衆に配るだけの量ではないのに、何と人々は満腹になり、余ったパン切れが12かごいっぱいになったんですねえ。すごい奇跡ですね。一人の少年の小さな捧げるという行為が多くの人を養うことになった、という訳です。

 これは何と勇気づけられる出来事でしょう。私たちは時々、こんな小さなものが何になるだろう。こんな私は何の役にも立たないんじゃないだろうか、そういう風に思ってしまうことがありますよね。でもイエス・キリストの手に握られていくとき、あなたが何かができるできないに関係なく神様の働きのために用いられ生かされていくのだと聖書は教えるんです。

 教会の礼拝は讃美を捧げ、祈り、みことばを聞き、捧げる時なんですね。それはあなた自身の人生を神様の手に委ね、今週私の人生は神様あなたの手の中にあることを感謝し、精一杯私の人生を生かし用いてください、と応答して行く時なのです。

 そして教会の礼拝では献金の時もあります。決して献金は強制ではありません。強いられることは決してありません。献金は心からの感謝を込めてなされるものなんです。

 そしてあの少年がイエス様に自分のお弁当を差し出したように、あなたのできることを差し出していくとき、更に豊かな恵みを味わうことに繋がるんですね。

 どうぞこれを機会にお近くの教会に足をお運びください。心からあなたのお越しをお待ちしています。

 (PBA制作「世の光」2011.11.28放送でのお話しより)

***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

***

このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 



 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする