♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■まわりのせいにする / 板倉邦雄

2011年08月10日 | Weblog
2011/8/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。

 今日は「まわりりのせいにする」という題でお話しましょう。鏡の前でお化粧している女性の方がなかなかうまくいきません。とうとう我慢できなくなりました。「お母さん。この鏡、変よ。」という笑い話を聞いたことがあります。私たちは自分の責任や罪を他の者になすりつけたり、他の人のせいにしたりしますよね。旧約聖書創世記の続きです。

 罪を犯して恥ずかしい姿を隠した男女に神様は尋ねました。「食べるなと、命じておいた木から、あなたは取って食べたのか。」(創世記 3章11節 口語訳聖書) 「わたしと一緒にしてくださったあの女が、木から取ってくれたので、わたしは食べたのです。」(創世記 3章12節 口語訳聖書) 夫アダムは妻エバのせいにしているのです。自分の悪業を他の人になすりつけるのはここから始まったようですね。しかも「あなたが一緒にしてくださったこの女」と言ってるのです。 「神様、あなたが私に与えてくださったこの女さえいかったら罪を犯さなかったですよ。」と、とうとう神様のせいにしているのです。

 堕落前の男性アダムは自分の体の一部から助け手として作られた女性エバを見た時、何と言いましたか? 「私の骨の骨、私の肉の肉。男(イシュ)から取ったものだから女(イシャー)と名付けよう。私の助け手にふさわしい。私の半身だ。ベター・ハーフだ。私にぴったりだ。」(創世記 2章23節参照)と喜んだのです。それが罪を犯して堕落した今、「この女」と赤の他人のようなセリフではないでしょうか。この時から夫は妻を自分の体の一部のように愛することができなくなりました。また妻は夫に素直に従うことができなくなってしまったのです。

 さらに神様は女に言われました。「あなたは、なんということをしたのです。」(創世記 3章13節 口語訳聖書)「蛇ですよ。蛇がいけないんですよ。私はただ騙されただけなんです。」(創世記 3章13節参照) 揃いもそろって女性は蛇のせいにしていますね。

 さて私たちも人のせいにしたり周りのせいにしている間は問題の本当の解決にはなりません。自分の罪と過ちを素直に認め、ごめんなさいという心から問題の解決は始まります。天の神様に「ごめんなさい」 周りの人に「ごめんなさい」という心を与えてくださいますように。

  ( PBA制作「世の光」2011.8.10放送でのお話より )


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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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