♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■砕かれた心 / 岩井基雄

2011年08月05日 | Weblog
2011/8/5放送

 世の光の時間です。お変わりませんか? 岩井基雄です。

 今日も御一緒に旧約聖書の詩篇を味わいたいと思います。今日の詩篇は51篇の17節です。早速お読みします。
 「神へのいけにえは、砕かれたたましい。砕かれた、悔いた心。神よ。あなたは、それをさげすまれません。

 私たちは自分の失敗や過ちを素直に認めることがなかなかできませんね。誰かのせいにしたり言い訳を探してしまうことが少なくないからです。その背後には自分のプライドや高ぶった思いがあり、本当の意味でへりくだることができにくいのです。

 この詩篇51篇は当時のイスラエルの王ダビデが神と人の前に大きな罪を犯し、自分の部下の妻を奪い、それをごまかすためにその部下を策略を持って殺したことが背景にあります。当時の社会にあっては王であれば普通に行われていたかもしれません。与えられた特権を自分の欲望のために行使する王様はこの古代オリエント時代には少なくなかったからです。

 しかしこのイスラエルの王ダビデは聖書が語る神様を知っていました。人に命を与え愛を注ぐ、しかしきよい神様に対する決定的な罪であることをダビデは心から認め真剣に悔い改めたことが聖書に記されているのです。王様が自分の過ちを認めることには本当に勇気が必要であったでしょう。ごまかす方法も様々にあったことでしょう。しかし彼は神様の前に自分の愚かさと罪を認め悔い改めの実を結び、誠実な罪の償いを行ったのです。

 神様が喜ばれるのは私たちの砕かれた心だと聖書が語ります。素直に正直に自分の自己中心さを認め、その背後にある自分を神とするような傲慢さ・罪深さを認め、真に砕かれた心で神様の前に出ることです。神様はあなたの心をご覧になります。あなたがどのように人々から認められ賞賛を受けていたとしても神様がご覧になるのはあなたの隠された心であり、思いです。

 あなたもこのダビデのように勇気を持って自分の罪を、罪深さを認めて神様の前に赦しを求めませんか。神様はあなたに罪の赦しをお与えになります。

   (PBA制作「世の光」2011.8.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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