♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■力は汝のもの / 福井 誠

2011年08月04日 | Weblog

2011/8/4放送
  
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「力は汝のもの」です。それではマタイの福音書6章13節から読んでみましょう。
国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。

 私たちは普段自分の力で物事がすべて動いていると考えますね。自分の力が強ければ自信を持ちますし、そうでなければ自信を失う。自分に力があるかどうか、とても重要なことのようです。ですから私たちは「頑張る」ということばをよく使います。日本語特有の表現であると言われますが、頑張って成果が出るということが大事であると考えているのです。そして頑張りきれないとなると、もう自分は役立たずである、生きる価値もない、と思ってしまうものではないでしょうか。

 神様を信じる人は「力は汝のもの」と告白します。力は自分のものではなくて神様、あなたのものだということですね。それは言い換えれば私たちにではない神様にこそ力があって、神様の力によって私たちはあれをなし、これをなしているということでしょう。小さなことも大きなことも、やさしい事も難しいことも、普段の生活から特別の仕事まで、何から何まですべてが神の力によって実はなさせていただいていると考えるわけですね。神を信じる者に必要なのは頑張ることとは別の力、神の力です。ですから、私たちは何とか頑張らなくっちゃ、何とかしなくちゃと考えるよりも、神の力を祈り求める。自分の弱さのうちに神の力が完全に表されることを祈る。あらゆる物事を支配している神様が物事を良きに導いてくださることを祈っていくことが大切です。

 ただ頭ではそのように考えていても相変わらず自分の力に頼って気持ちがアップダウンするような生活をしていることはあるものですねえ。神の力をはっきりと認めていく。自分の力にうぬぼることもなく、片や自分の力のなさを嘆きすぎることもなく、神の力が自分の生活のあらゆる面に表されることを信じて生きるのですね。

 そのように考えて生きるときに私たちに行き詰まりはありません。「力は汝のもの」という告白には限りない可能性が秘められているのです。

  ( PBA制作「世の光」2011.8.4放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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