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岩沼市議会の品位品格

2013年03月27日 | 市政・市制・市勢

 『そんな一つ一つのくだらないことをどうこう言うんじゃないですよ そんなこと、しかも通告じゃないんだからそんな質問するなよ』 この発言は井口市長が2月定例会で3月5日に私の一般質問で発した言葉です。

 言葉尻をとらえていると言われれば、言葉尻に思えますが『くだらないこと』ではありません。『通告じゃないんだから』というが、通告であるかないかは議長が決めることです。

 また、市長ともあろう人が『そんな質問するなよ』と議場で言い放つことは、品位品格の問題ではないかと疑いたくなる。聞いてて下品と思いましたが、いつものことと思いつつ反論はしませんでした。

 岩沼市議会では、一部の議員が「議会は品位品格が重んじられる」と発言される。2月定例議会では議長の議事整理権にそむいたという理由で、大友健議員がいとも容易く、且つ軽々しく懲罰の対象となった。

 本来懲罰とは「将来を戒めるために、罰を科すること」また「官公吏などの不正又は不当な行為に対して制裁を加えること」です。

 大友健議員の懲罰に至った経緯は、発言の取り消しを求めた議員が、対象となる問題発言を執行部側に調べさせていること。その上で執行部側が調べたことを議長が軽率に決めつけたことが発端でした。

 発言内容が間違っているという理由で、文言の削除と陳謝に至る過程にも納得できないと憤慨し、議長にそむいたという理由から懲罰委員会になりました。

 「将来を戒めるために」という観点からは、懲罰は正しい考えです。でもそこに考え方の違いがあると思います。議場での品位品格はどこまでが懲罰対象になるか考えなければなりません。

 懲罰とは「不正又は不当な行為」というのが原則です。犯罪で警察から逮捕されるとか、裁判で裁かれたときなどは懲罰対象となって当たり前だと思います。安易に懲罰動議を出すことより、震災復興をもっと議論すべきと思うのです。

 市長発言に議会は、品位品格をどう考えるのかな。

コメント (10)
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