報道でもありましたが野菜の高騰が続いているようです。ホウレンソウや小松菜にレタスなどの野菜がいつもの2倍近くになっている。原因は雨が降らないためで、東京はサハラ砂漠よりも乾燥しているとのことです。
しかし、原因は他にもあるようで極端な寒さが野菜の育成を阻害しているとのことです。特にこれから伸びていく露地(ハウス以外)栽培の葉物は朝方ピッカピッカに凍っています。
我が家の庭に栽培しているホウレンソウ、玉ねぎ、キャベツ、カリフラワーも低温のためか育っていないような気がします。(もしかすると苗代の回収が出来ないかも)
野菜は太陽の光で光合成し大きくなるものですが、最近のお天気は日本中で日が差さないようです。野菜高騰は生産者にとってうれしいと思うのですがそうでもないとのことです。
野菜が高いと家計に響くため野菜を買わなくなるというのです。また寒いと家計の燃料代などの出費もかさむので、財布のひもはますます固くなるというのです。
お天気が回復し野菜の出荷が増えてきても当分の間、値段が下がらないようです。高値が続くと市場原理が働いて仕入れ値は下がっても売値は下がらないみたいです。
生産者にとっては高騰時に少ない出荷となり、また、生産が多くても価格は暴落してしまうなど減収が避けられない。追い打ちをかけるのが売値価格の高騰で生産数量が伸びてこないといいます。(生産者も大変です)
国は震災復興で農林予算を被災地に、大規模な予算を投入し新しい農業を目指しています。ビニールハウスや鉄骨ハウスの建設費に大型の補助金(国が50%、県が25%)を投入しています。
国の補助金を活用した水耕栽培の工場が名取市に作ると新聞記事にありました。津波を被った土地にハウスを建設し大手の外食チェーンやレストランに出荷するようです。
総事業費は3億5200万円で7割が国と県から震災対策補助金で賄うそうです。補助金の募集を始めたころには募集が少なかったものの、今では申請が多く補助金を容易に受けることはできないようです。
震災復興によいチャンスだった農業法人の確立を進めるべきではなかったのかと思う次第です。農業に理解のある市長なら薦めていたかもしれませんね。
天候や価格に左右されない農業の確立が必要です。