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早すぎる『脱原発』?

2011年07月19日 | 政治全般

 日本中で『脱原発』が叫ばれ、節電に向っている中で、代替えエネルギーが確立していない。このような状況下で東日本の大口需要家に15%の節電を義務づける電力使用制限令が発令されている。

 この電力使用制限令を企業は様々な工夫を凝らし努力している。例えば、休日を出勤日に変更することやノー残業日を決めたりと、小さなこと出来る事から実施している。だけど、15%という数値は決して小さくないのです。節電=生産量の減少に直結してきます。

 菅総理が目差す『原発のない日本』は、どのような将来像が見えているのか理解に苦しむのです。工場生産力は電力という必須条件が欠かせないのに世界との競争に立ち向かっていけるのでしょうか。

 今日の衆議院予算委員会質疑をテレビで見てて、現実社会とかけ離れてきているように思えてなりませんでした。世界経済が失速傾向にある中で、日本経済だけが逆行しているように思えたのです。

 金相場が史上初の高騰で1オンス=1600ドルを突破したとのことです。欧州ではギリシャ危機の債務不安が解決していない中で株安・債券安が続いています。

 金相場が値上がりすることは不景気の前哨でもあり、警告でもあると聞きました。それが史上初の1600ドル突破です。

 日本経済にとっては円高傾向が景気回復に大きな打撃となっています。東日本は大震災の影響で雇用不安が二重の大打撃になり景気は益々苦しい。

 節電することには私自身賛成なのだが、代替えエネルギーをいつまで確立するのかも決めないで早すぎる持論を展開していることは残念でならない。

 私にできる節電は?寝苦しいが早く寝るとするか。


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