ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

讃美歌 294番

2013-04-23 21:02:23 | 讃美歌
1) みめぐみゆたけき 主の手にひかれて
  この世の旅路を あゆむぞうれしき

 (おりかえし)
     たえなるみめぐみ 日に日にうけつつ
     みあとをゆくこそ こよなきさちなれ

2) さびしき野べにも にぎわう里にも
   主ともにいまして われをぞみちびく

3) けわしき山路も おぐらき谷間も
   主の手にすがりて やすけく過ぎまし

4) 世の旅はてなば 死のかわなみをも
   恐れず超えゆかん みたすけたのみて


これはアメリカで最も有名な讃美歌の一つだそうです。
日本の讃美歌集では「信頼」に項に入っています。

作詞者 Joseph Henry Gilmore (1834-1918) はボストン生まれで、ブラウン大学とニュートン神学校を卒業し
バプテスト派の牧師となりました。

↓ この歌詞を作った経緯についての彼自身の告白です。
「フィラデルフィアのバプテスト教会で「詩編」23編の注解をした時のこと。何回も注解をしている箇所だが、
この時は “He Leadeth Me” の言葉のところで、主の導きへの感謝の思いが募ってそれ以上進めなくなってしまった。 
当時は南北戦争の最中ですべては全くの暗闇の中にあった。
しかしこの時、神の導きを信じ、神が導いて下さっている限りは、どのように導いてくださっているか、あるいは
何処に導いてくださっているかは問題でない、ということを実感した。 
集会の後、自分の確信、思いを原稿の余白に書き込んでおいた。
数年後、説教のために出かけたロチェスターの教会で自分の作った詩が William B. Bradbury の作曲で
歌われていることを知った。 妻が原稿の余白に書いた詩をボストンの出版社に送っていたのだった。」


詩編23編は “主はわが牧者なり、われ乏しきことあらじ。 
主われを緑の野にふさせ、いこいの汀(みぎわ)にともないたもう。” で始まる有名な詩編です。


作曲者 William Batcheler Bradbury (1816-1868) は若くして音楽の才に恵まれ、
バプテスト教会のオルガニストを勤めながらヨーロッパに留学。
帰国後は歌唱の指導、歌唱教師の指導、歌曲集の出版などに尽力しました。
この歌がロチェスターのバプテスト教会で、1000人の少年少女合唱団によって歌われた時、あまりの素晴らしさに、
当時 Public School で全く無視されていた音楽教育の必要性が認識され始めたそうです。
Bradbury の曲はほとんどが簡単で旋律が美しいため、今なお米国人の間で愛唱されていると言うことです。


(讃美歌の解説はネットで調べて載せています。
 出典のわかるものは載せていますが、今回は参考にさせていただいた元が分かりませんでした。
 使わせていただいてありがとうございます。 m(_ _)m )




つつじの花に止まった<アゲハ>蝶です。
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