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ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

讃美歌249番

2015-03-09 15:00:22 | 讃美歌
讃美歌249番 「われ罪びとの頭なれど」 昨日の礼拝で歌いました。

      "Chief of Sinners Though I Be"  by William McComb, 1864
       「REPOSE」 Orig. Friedrich Wilhelm Kucken (1810-82)
        Arr. by Jpseph Perry Holbrook (1822-88)

1) われつみびとの かしらなれども、
  主はわがために 生命(いのち)をすてて、
  つきぬいのちを あたえたまえり。

2)あまつみくにの たみとならしめ、
  幹につらなる 小枝のごとく、
  ただ主によりて 活かしたまえり.

3) 妙にもとうとき みいつくしみや、
  もとめ知らず 過ごししうちに、
  主はまずわれを みとめたまえり。

4) おもえばかかる つみびとわれを
  さがしもとめて すくいたまいし
  主のみめぐみは かぎりなきかな

日本語のサイトで検索しても讃美歌249番のメロディは出てきませんでした。
そこで“ Chief of sinners though I be ”で検索したら美しいメロディにヒットしました。
このメロディの作曲者は Richard Redhead という人のようです。

 1) Chief of sinners though I be,
    Jesus shed His blood for me;
    Died that I might live on high,
    Lived that I might never die,
    As the branch is to the vine,
    I am His, and He is mine.

 2) Oh, the height of Jesus' love!
   Higher than the heavens above,
   Deeper than the depths of sea,
   Lasting as eternity.
   Love that found me--wondrous thought!--
   Found me when I sought Him not.

それでは、日本語歌詞につけられた曲は?と Friedrich Wilhelm Kucken で探して
行き着いたのがこのページです
上の方の「Audio files : MIDI」をクリックすると「讃美歌」249番のメロディを聞くことができます。
英語から日本語に翻訳したとき、それに付いていた原曲ではなく別のメロディを付ける、ということは
間々あったのでしょうね。
そしてこのメロディに付いていた歌詞は「chief of senners・・・・・」ではなかったようです。
楽譜を付けておきます。 二つの歌詞が載っていますね。



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讃美歌7番 「主のみいつとみ栄えとを」

2015-03-04 20:49:43 | 讃美歌
先週の礼拝で歌いました。
この讃美歌を私のブログで取り上げるのは二度目です。
この讃美歌の特に2番の歌詞は歌う時、私は歌えなくなるほど胸が詰まってしまいます。

そのことは以前の記事にも書きました。
そしてその時は、この讃美歌を日本語に訳した人が誰かは分かりませんでしたが、
今回ネットで調べると翻訳者は村岡花子さんでした。 素晴らしい訳ですね~(多分)

今日は、英語の歌詞と日本語の歌詞を載せます。
英語のニュアンスがどれくらい伝わっているのか、など私には分かりませんが、
この讃美歌を歌うと、本当に敬虔な気持ちになり、私のすべてを知っておられる
主に依り頼む平安と幸せをヒシヒシと感じます。

  "worship the lord in the biauty of holiness"
   written by John Samuel Bewley Monsell, 1863

  1 Worship the Lord in the beauty of holiness;
   bow down before Him, His glory proclaim;
   gold of obedience and incense of lowliness
   bring, and adore him; the Lord is his Name!  
  2 Low at his feet lay thy burden of carefulness,
   high on his heart he will bear it for thee,
   comfort thy sorrows, and answer thy prayerfulness,
   guiding thy steps as may best for thee be.
  3 Fear not to enter his courts in the slenderness
   of the poor wealth thou wouldst reckon as thine;
   truth in its beauty, and love in its tenderness,
   these are the offerings to lay on His shrine. 
  4 These, though we bring them in trembling and fearfulness,
   he will accept for the Name that is dear;
   mornings of joy give for evenings of tearfulness,
   trust for our trembling, and hope for our fear.  
  5 Worship the Lord in the beauty of holiness;
   bow down before Him, His glory proclaim;
   gold of obedience and incense of lowliness
   bring, and adore him; the Lord is his Name!

1) 主のみいつとみ栄(さかえ)とを 声の限りたたえて
   またき愛と低き心 み座にそなえひれふす
2) ゆだねまつるわが重荷を 主はかわりて負いたもう
   悩みおおき世の旅路も 主のいませばやすけし
3) 喜びもてみ前にいでん 貧しき身のささぐる
   愛とまこと主は嘉(よ)みして みくら近く召したもう
4) 闇をかえて光となす 慰めぬしとうとし
   望みは湧き、恐れは消え み民の幸(さち)尽きせじ

讃美歌7番のメロディはここをクリックすると聴かれます。

ところで"worship the lord in the biauty of holiness" で検索すると、全くなじみのないメロディで歌われています。
何度も調べてようやくここのページにお馴染みのメロディを見つけました。
ページの上の方「Audio Files : MIDI」のところをクリックすると
日本の讃美歌7番のメロディで "worship the lord in the biauty of holiness" が歌われています。
ページの下の方に載っている楽譜が讃美歌7番と同じでした。

このサイトを見つけるのにかなり時間がかかってしまい、今日の記事は二日がかりのお仕事でした、ふ~!



今日のポカポカ陽気で公園の河津桜が大分開きました。
早速<ヒヨドリ>が来ました。
蜜を吸うのか、花粉を食べるのか、嘴が黄色くなっています。

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讃美歌312番 「慈しみ深き」

2015-02-23 21:36:53 | 讃美歌
先週の礼拝で歌いました。

       "What a friend we have Jesus" written by Joseph M. Scriven
       「What a Friend」 by Charles Crozat Converse

 1) いつくしみ深き 友なるイェスは
    罪科(つみとが)憂いを 取り去り給う
    心の嘆きを 包まず述べて
    などかは下ろさぬ 負える重荷を

 2) いつくしみ深き 友なるイェスは
    我らの弱きを 知りて憐れむ
    悩み悲しみに 沈めるときも
    祈りに応えて 慰め給わん

 3) いつくしみ深き 友なるイェスは
    変わらぬ愛もて 導き給う
    世の友我らを 捨て去るときも
    祈りに応えて 労(いたわ)り給わん


世界的に愛唱される慰めの歌である。
原作者 Joseph M. Scriven(1819‐86)アイルランドで生まれダブリンのトリニテイ・カレッジを卒業後、カナダに渡り
オンタリオ付近の学校に教鞭をとった。 一生を不幸な人や貧しい人への奉仕に献げた。
この歌は彼が特別な悲しみに遭った時、母を慰めるために作ったもので、他人に見せる気はなかったと彼自身語っている。

讃美歌を数多く作り、或は編集した Ira David Sankey(1840-1908)によれば、その悲しみとは作者の許婚者が
結婚式の夕に溺死したことであったという。
一方、あるサイトには、海を隔てたアイルランド゛に住む母を慰めるために作詞したものとだけ記されている。

作曲者の Charles C. Converse(1832-1918 米国人)はドイツのライプチッヒで作曲法を専攻し、帰国後
弁護士を開業の傍ら幅広く作曲活動を行った。
“What a friend we have in Jesus”「いつくしみ深き 友なるイエスよ」のために作曲されたこの曲は、
その美しい民謡的な旋律により米国のみならず、全世界にまで広がって行った。
これは本来のゴスペル・ソングではなく、今日、米国各派の代表的賛美歌集も
“What a Friend”“Erie”(Converseが開業していた町の名前)“Converse”等の曲名でこの曲を収録している。
(以上、ネット解説からの引用です。)

ここをクリックすると讃美歌312番を聴くことができます。


日陰、日向と動き回る<ウグイス>
露出補正も追いつかず、手強い野鳥さんです。

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讃美歌313番「この世のつとめ」

2015-02-19 17:09:47 | 讃美歌
先週の主日礼拝(2月15日)に歌いました。
讃美歌313番「この世のつとめ いとせわしく」 作詞:由木 康 作曲:津川 主一

 1)この世のつとめ いとせわしく
   人の声のみ しげきときに
   内なる宮に のがれてゆきて
   われは聞くなり 主のみ声を


 2)昔主イエスの 山に野べに
   人をば避けて 聞きたまいし
   いともとうとき み神の声
   今なおひびく わが心に


 3)主よさわがしき 世のちまたに
   われを忘れて いそしむまも
   ちさきみ声を 聞きわけうる
   しずけき心 あたえたまえ

原作者由木康氏(1896―)の作品は日本キリスト教団讃美歌委員会編纂の讃美歌集で
日本人による作詞としては一番多い。 又、数多くの歌詞も翻訳されている。
氏は、関西学院文学部をおえて、聖書と神学を学び、日本キリスト教団東中野教会牧師となった。
青山学院神学部その他で聖歌学を講ずる一方讃美歌の編纂に携わった。
この歌は、1930年、東京三井銀行本店に知人を訪ねた時、その人の出勤が遅くて1時間半も待たされ、
その間に大都会の騒音から厚い壁で遮断された応接室で祈りの心が満たされ、そこに備え付けてあった
レターペーパーにしたためたものである。

作曲者の津川主一(1896-1971)は東京麻布美普教会牧師を辞めた後、合唱運動に後半生をささげた。
自由学園、恵泉女学園、青山学院神学部、東京YMCAなどの講師をつとめていた。
東京オラトリオ、横浜オラトリオ、仙台オラトリオ、東京シンフォニック・コーラス、東京バッハ・ヘンデル協会
などを創設して、指揮者を務めた。
日本合唱連盟、関東合唱連盟常任理事、各合唱コンクールの審査員などされた。
音楽に関する著書や翻訳は多数に上る。        (以上、ネットからの引用です。)

讃美歌313番はここをクリックすると聴かれます。
ママと小さな子供たちの集会で歌われています。 (^-^)


公園の<ルリビタキ(♀)>です。


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讃美歌220番

2015-02-09 18:48:44 | 讃美歌
讃美歌220番 「ひのてるかぎりは」  2月8日の礼拝で歌いました。

 1 日のてるかぎりは みくにとかわりて、
   わが主の御代こそ ときわにさかゆれ。

 2 大御名たのみて ささぐるいのりは、
   かおりのごとくに みまえにぞ昇らん。

 3 もろびとこぞりて わが主をことほぎ、
   おさなきこらさえ み名を呼び称えん。

 4 とりこはゆるされ、 まずしきは富みて、
   めぐみのたまもの ゆたかに注がれん。

 5 よろずのものみな わが主をあがめて、
   みくにのさかえを あまねくひろめよ。

"Jesus shall reign where'er the sun" by Isaac Watts, 1719
「WARRINGTON」by Ralph Harrison, in his Second Harmony, Vol.1, 1784

讃美歌220番はここをクリックすると聴かれます。

面白いこと発見。
"Jesus shall reign where'er the sun" で検索してヒットしたメロディはコレです。
このメロディは「讃美歌」では286番「神はわが力、わが高きやぐら」の曲です。
そして286番の歌詞の作詞者は Isaac Watts で、タイトルは "God is the Refuge of His saints" です。

さらに面白いことに讃美歌220番と同じ曲の讃美歌をココ、Ralph Harrison のサイトで見つけました。
この讃美歌の歌詞は "Jesus shall reign where'er the sun" ではなくて↓のようなものでした。

O Christ, our joy, to Whom is giv’n
A throne o’er all the thrones of Heav’n,
In Thee, whose hand all things obey,
The world’s vain pleasures pass away.

優れた曲、優れた歌詞には各々に色々な人が曲や歌詞を付けるのでしょうね。
“讃美歌に歴史あり” 調べると奥が深そうです。


公園の<メジロ>です。

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讃美歌324番

2015-01-23 21:37:37 | 讃美歌
讃美歌324番「主イエスは救いを求むるこの身に」

            “Jesus, my Lord, my God, my All” by Henry Collins, 1854
            「STELLA」English Traditional Melody

 1)主イエスは救いを もとむるこの身に
   ゆたけきめぐみを そそがせたまえり
   いよいよわが主を 愛せしめたまえ

 2)ひさしくそむきし この身をみすてず
    すべてをゆるして あわれみたまえり
  いよいよわが主を 愛せしめたまえ

 3)みめぐみうくべき いさおなき身を
   かくまでめぐみて すくわせたまえり
   いよいよわが主を 愛せしめたまえ

 4)この身とたまとを ことごとささげて
   とうとき御名をば ひたすら讃めつつ
   いよいよわが主を 愛せしめたまえ

讃美歌の曲としては、オルガニストの Henri Hemy (1818-1888 イングランド) が編纂した
Easy Music for Church Choirs (1851)という英国のカトリック教会の聖歌集に
"Hail, Queen of Heaven, the Ocean Star"(マリアへの讃歌)という John Lingard の詩に
付けて初めて収録されたものだった。
その後、米国の The Church Hymnal (1872)やアングリカンの The English Hymnal (1906)
(『讃美歌』と同じく "Jesus, my Lord, my God, my All" という歌詞)やプレスビテリアン派の
The Hymnal (1911) などにも採用された。
"Hail, Queen of Heaven, the Ocean Star" は今でももっともよく知られている歌詞で、
カトリック教会などで歌われており、いくつかのCDに録音がある。
なお、歌詞の "Jesus, my Lord, my God, my All" のほうも、この曲以外に ADORO TE (Joseph Barnby の曲)
などと組み合わされることがある。
Hemyは『讃美歌』198番「父、御子、み霊の」の作曲者でもある。

曲名の STELLA(「星」の意)は、Hemy が "Hail, Queen of Heaven, the Ocean Star" から思いついたとされ
"Ave maris stella"(めでたし海の星)というマリア讃歌も知られている。
また STELLA は、原曲である "Queen Mary"("Sweet Mary" ) という遊び歌をヘミーが採録したイングランドの
ニューキャッスル近くの村の名前でもあった。
"Queen Mary" はイギリス全土およびアイルランドやカナダなどに広まっている女の子たちの遊び歌で、
版によっては旋律にかなりの異同がある。
スコットランド民謡の“Bonny Dundee”も、一聴したところではよくわからないが、関連曲である。(以上、ネットより引用です。)

ここをクリックすると讃美歌324番のメロディを聞くことができます。
(札幌中央教会さま、ありがとうございます m(_ _)m )


「みにくいアヒルの子」卒業間近の白鳥の幼鳥です。


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讃美歌344番

2015-01-12 21:52:06 | 讃美歌
讃美歌344番「とらえたまえ 我が身を」 昨日の礼拝で歌いました。
                  “Take Thou our minds, dear Lord” by William H. Foulkes  
                   「HALL」 by Calvin Weiss Laufer, 1918
 1 とらえたまえ わが身を、
   主よ、みこころしめして、
   日々まことをおしえて、
   はなちたまえ、罪より。

 2 とらえたまえ、わが身を、
   われに宿りたまわば、
   とわの愛をつたえて、
   地にみくにを来たらせん。

 3 とらえたまえ、わが身を、
   主のみ手にぞおさめて、
   またき道をひらきて、
   ゆかせたまえ、みもとに。

 4 とらえたまえ、わが身を、
   みたしたまえ、みたまを。
   わがすべてをささげて、
   こたえまつらん、みむねに
 
作詞者の Foulkes は1877年6月26日ミシガン州Quincyに生れ、1961年12月9日にニューヨーク州
Smithtownで亡くなった。
1897年カンザス州College of Emponaを卒業、イリノイ州シカゴのMcComick Theological Seminary に行った。
彼はBernadine Orme Smith Fellowshipを受け、一年間スコットランド、エディンバラのNew Collegeで学んだ。
後にイリノイ州Elmira、オレゴン州Portland, ニューヨーク市、オハイオ州Cleveland、 ニュージャージー州Newark で
長老派教会の牧師を務めた。
また、General Secretary of the Board of Ministerial Relief and Sustentation(1913-18) 等々の仕事で奉仕した。 
以下略・・・・
作曲した Laufer はペンシルバニア州LancasterのFranklin and Marshal Collegeおよび、、ニューヨーク市の
Union Theological Seminaryで学んだ。
長老派教会牧師の受任式の後、ニューヨーク州Long Island CityのSteinway Reformed Church
およびニュージャージー州HobokenのFirst Presbyterian Churchで牧師を務めた。
それから、Presbyterian Board of Publications の代表や教会学校事業、
Presbyterian Board of Christian Education などで奉仕した。
彼はまたPresbyterian Hymnal(1933)やHandbook to the Hymnal(1935)などの編集を助けた。 
以下略・・・・・

この讃美歌の出来たいきさつもネットに載っていました。
簡単に言うと、この詩は1918年夏、カンザス州Emporia College に集まった人々の熱心な依頼でLaufer作った。
数週間後、同じ汽車に乗り合わせたWilliam H. Foulkes にこの詩を見せると、強い興味を示し次の日には曲をつけ、
早速、その次の日の朝の祈りの礼拝で歌われた。
・・・・・と言うことのようです。  
(今日の讃美歌はネットで日本語の参照記事が見つからず、ゆうゆうのたどたどしい訳で m(_ _)m  
 時間ばかりかかりました、はぁ~ )

ここをクリックすると讃美歌344番を聴くことができます。

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讃美歌411番 「すべしらす神よ」

2015-01-05 22:10:05 | 讃美歌
讃美歌411番 「すべしらす神よ」 
"Grate God, we sing that mighty hand" by Philip Doddridge, 1755
「LOUVAN」by Virgil Corydon Tailor, 1846

1月4日(日) 今年最初の礼拝のトップに歌いました。
新年を寿ぐ讃美歌です。

 1 すべしらす神よ、 ときわにみちびく
   み手のおおみわざ、 われらほめたたう

 2 あたらしき年は 主の愛をしめす、
   めぐみはたえせじ 年のおわるまで。

 3 いえにもたびにも よるひるわかたず、
   みめぐみをうけて この年をすごさん。

 4 われらのゆくさき さだかに見えねど、
   みちびくひかりに 身を委(ゆだ)ねまつらん。

 5 禍幸(まがさち)よしあし ゆきかうなかにも、
   われらのよろこび やすきは主にあり


クリスマスの聖歌、讃美歌112番「もろびとこぞりて」の作者フィリップス・ドッドリッジ(1702-1751)の作詞によるもの。

ただし、「もろびとこぞりて」は英語では”Joy to the world! The Lord is come”と理解されているが、
実は、この詩はアイザック・ワッツ(1674-1748)が作詞したものである。
英米ではこの詩が「もろびとこぞりて」のメロデイ(ANTIOCHと呼ばれる)と一体となっているが、日本では、ドッドリッジの
”Hark, the glad sound!the Saviour comes”の歌詞が翻訳されて使用されている。
(日本の讃美歌は英語と照らしてみると翻訳よりも創作により近く、優れていると思う。)

曲は、82番の「ひろしともひろし」と同じものでヴァージル・テイラー(1817-1891)によるものである。
テイラーは、1620年メイフラワー号で新大陸に渡ったピューリタンの直系の子孫であり、幼少の頃から音楽的天分に恵まれ
最後はアイオワ州のデモインの教会のオルガニストとして終わった。
その単純にして気品の高い旋律は、米国人の好むところとなり、色々の歌詞に配されて米国で普及している。

ドッドリッジの歌詞は、過ぎ去った年の神の助けを思い起こしつつ、新しい年の神の守りを祈る謹厳荘重な歌で
新年礼拝に歌うのに適している。   ・・・・・・・・・・・・・・・・以上はネットからの引用です。

ここをクリックすると讃美歌411番を聴くことができます。


<シジュウカラ> 
普通に見られる野鳥ですが、背景が綺麗にとれました。


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讃美歌112番 「もろびとこぞりて」

2014-12-30 21:53:23 | 讃美歌
讃美歌112番 「もろびとこぞりて」 28日の礼拝で歌いました。
アドベントが終わった28日が本当のクリスマス礼拝ということで、
この日の讃美歌は全部イエス様のご降誕を祝うものでした。
ギリシャ正教やロシア正教では1月6日の公現日がクリスマスなのだとか。

 1)諸人(もろびと)こぞりて 迎えまつれ
   久しく待ちにし 主は来ませり
   主は来ませり 主は、主は来ませり

 2)悪魔のひとやを 打ち砕きて
   捕虜(とりこ)を放つと 主は来ませり
   主は来ませり 主は、主は来ませり

 3)この世の闇路を 照らし給う
   妙(たえ)なる光の 主は来ませり
   主は来ませり 主は、主は来ませり

 4)しぼめる心の 花を咲かせ
   恵みの露おく 主は来ませり
   主は来ませり 主は、主は来ませり

 5)平和の君なる 御子を迎え
   救いの主とぞ ほめたたえよ
   ほめたたえよ ほめ、ほめたたえよ

“Hark, the glad sound! the Savior comes” by Philip Doddridge, 1735
 
 ANTIOCH
 Arr. from Georg Friedrich Handel’s Messiah (1742)
 Lowell Mason is credited with the arrangement (1836)

  
クリスマスソングの中で最も親しまれている讃美歌の一つである。
この讃美歌をよく見ると二つの疑問点が目に付く。
一つは、作詞の表題が「Hark, the glad sound! the Saviour comes」となっており英語で親しまれている
「Joy to the World」となっていないこと、もう一つは曲の方でヘンデルのメサイアが原曲と記されていることである。

「讃美歌略解」によると、「・・・・この曲はウオッツの Joy to the world! と不可分になっているが、邦訳は、
曲に会わせるためと、意味の上から今回改訂された」そうで、つまり現行の歌詞の方がキリスト降誕に
よりふさわしい内容であると言うことでしょうか?

Hark,the glad sound! は18世紀前半、英国の著名な牧師/神学教授ドッドリッジが出版した讃美歌集の中で
もっとも傑作であり「古い讃美歌の全体を見ても、これ程優美で生新で完全な作品は見出されない」との評価がされている。

曲はヘンデルのメサイアから Lowell Mason が編曲したとあります。(勿論、ウオッツの作詞Joy to the worldにたいして)
ホームページ”クリスマスキャロル”によるとLowell Masonは、ヘンデル・ハイドン協会の重要な地位にいて
ヘンデルに敬意を表して彼の名を挙げたのではないかというコメントがあります。
Mason により当初この曲は「アンテイオキア(讃美歌にはAntiochとあります)」と名付けられましたが、
アンテイオキアの地でイエス・キリストを信じる人たちがクリスチアンと始めて呼ばれるようになりました。
使徒言行録11章19節以降に「アンテイオキアの教会」のところで「ユダヤ人以外(ギリシャ語を話す人々)に始めて福音を伝えた・・・・
このアンテイオキアで、弟子たちが初めてキリスト者と呼ばれるようになったのである。」とあります。

尚、ウオッツ(Isaac Watts)は、17世紀項半から18世紀前半の英国人でヘンデルとほぼ同時代の人でした。
Lowell Mason は19世紀前半から後半にかけて実業家として活躍したアメリカ人です。 (以上、ネットからの引用です。)


ココをクリックすると讃美歌112番を聴くことができます。



今日は今シーズン初めて<ルリビタキ(♂)>を見ることができました。(^-^)


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讃美歌98番

2014-12-22 23:06:45 | 讃美歌
昨日のクリスマス礼拝で歌いました。
讃美歌98番 「あめにはさかえ み神にあれや」 Hark! The herald angels sing  Chales Wesley, 1739

  1) 天(あめ)には栄え 御神(みかみ)にあれや
    地(つち)には安き 人にあれやと
    御使(みつか)い達の たたうる歌を
    聞きて諸人(もろびと) 共に喜び
    今ぞ生まれし 君をたたえよ

  2)定め給いし 救いの時に
    神のみくらを 離れて降(くだ)り
    御霊によりて(または「いやしき賎(しず)の」)
    処女(おとめ)に宿り
    世人(よびと)の中に 住むべきために
    今ぞ生まれし 君をたたえよ

  3)朝日のごとく 輝き昇り
    御光(みひかり)をもて 暗きを照らし
    土より出(い)でし 人を生かしめ
    尽きぬ命を 与うるために
    今ぞ生まれし 君をたたえよ

歌詞がチャールス・ウエスレー、原曲がメンデルスゾーンと何れも著名人によるクリスマスの代表的な賛美歌である。
チャールス・ウエスレー(Charles Wesley 1707-0788)は、兄のジョン・ウエスレーと共にメソジスト運動を推進し、
メソジスト運動の代表的歌人であると同時に、英語賛美歌作者中の王者と目される人である。

この歌は英語で書かれた4大讃美歌の一つとされているが、他の3つは、22番「めさめよ、わがたま」、
142番「さかえの主イエスの」、260番「千歳の岩よ、」と言われている。
ウエスレーの作でこの歌ほど多くの歌集に採用されているものはない。

チャールス・ウエスレーは英国国教会聖職の子として生まれ、オックスフォード大学卒業後、
兄ジョン・ウエスレーと共に伝道のためアメリカに渡ったが、事志に反してイギリスに帰り、
1738年、モラヴィア派の集会で回心を体験した。
モラヴィア派は15世紀、ボヘミアに成立した原始教団を模範とし、簡素で敬虔な信仰生活を目指した集団である。

この賛美歌は、彼の回心体験の翌1739年に発表されたもので、何故御子の降誕を祝うのか、それはその御子によって、
神と罪人である我々が和解できたからである、ということがこの歌の核心であるということだが、この讃美歌の歌詞の訳では、
その点が触れられていない。
「聖歌 123番 きけやうたごえ」には、第1節に「かみはよびとと やわらぎませば」と神との和解が示されている。

曲は、教会オルガニスト、声楽家として英国で活躍したリアム・カミングス(William Hayman Cummings 1831-1915)が、
メンデルスゾーンが1846年に作曲した「祝典歌」から編曲したものである。 
カミングスは、16歳の時、メンデルスゾーンが自ら彼の作品オラトリオ「エリア」の英国での初演を指揮したコンサートで、
合唱団の一人として歌った経験があるとの事である。
1855年に「祝典歌」を聞き、この曲に異常な感動を覚えて、この第2番目の合唱をチャールス・ウエスリーの
“Hark! the herald angels sing”に配することを思いつき編曲し、当時オルガニストをしていたウオルサム聖堂で発表し好評を博した。
その後、この賛美歌は英米のあらゆる讃美歌集に取り入れられてクリスマスの世界的な名曲となった。
それまでは、“Hark! the herald angels sing”には色々な曲が付けられていたが全く普及しなかった。

メンデルスゾーン(Felix Mendelssohn 1809-1847)はユダヤ教徒の家庭に生まれたが7歳の時にキリスト教徒に改宗した。
『20歳の時に、恩師の反対を押し切って、ベルリンで「マタイ受難曲」100年祭の年に、100年間無視されていたこの受難曲を
復活させた話は有名ですが、彼がこのバッハの作品に心を奪われたのは、それが音楽的に素晴らしいという理由に加えて、
メンデルスゾーンが、自分の魂の深い宗教的な渇きを潤す作品がここにあると確信したからではないでしょうか。』
(大塚野百合著 「賛美歌と大作曲たち」より)
尚、「エリア」は、ハイドンの「天地創造」、ヘンデルの「メサイア」と共に、3大オラトリオと称されている。 
(以上、ネットからの引用です。)

ココをクリックすると讃美歌98番 Hark! the herald angels sing を聴くことができます。



紅葉にメジロ、写真の腕前がもう少し良ければ
なかなか良い絵なのですが・・・・・・(T__T)


美竹教会のホームページです、クリックしてお訪ねください。

神を信じて祝福に与るということは、病気が治ったり経済的に豊かになったり仕事でで成功する
とかいう現世利益ではない。 神の「祝福」がそのような現世利益であるとしたら、今、病気の人や
貧しい人、仕事で悩んでいる人は、今、神から祝福されていませんよ、と言っていることになる。
今、どのような状況であっても、すでに今、そのままで、神に愛されていることへの目覚めと、
満ちたりた喜びを知り、この世を生きていくことへの不安や不満を、いのちあふれる感謝へと導く
ことが宗教の本質ではないか。 (ネットで見つけた“心に触れる言葉”です、アーメン。)
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