その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

秋の夜長に…

2020-10-22 07:18:17 | 転職

『オジSUN’ず Bar』第1サティアン^^;

夕刻7時過ぎまで仕事が出来た夏は去り、5時で薄暗くなってしまう秋。さらに、4時半には暗くなる冬を迎えることになる。朝晩の冷え込みで、頼みの綱の「抑制キュウリ」の収穫量もめっきり少なくなってしまい、長男『ポン太郎君』には、「ぽかぽかな日中にのんびり仕事を片付け、手元が明るい内に仕事は止めにしなさい。」と指示をしております。(優しいようにも聞こえるけれど、実情は労働時間に売り上げが追い付かない季節になってしまったのでありますよ^^;)
『夢屋農場長』は、『炭酸同化等量理論』などという訳の分からない、出所の怪しい理論を振りかざし「山形青菜」の間引きを繰り返しながら、株を仕上げております。(大きくなったところから少量ずつ売りに出し始めました。)これからの季節、キノコも良いけれど「熊」も恐いし、元々山には行かないから、クヌギの実を拾って「弥次郎兵衛」でも出来ないかしらなんて、次なる遊びを考えております。


三島由紀夫の論評を先に読んだりして^^;

パソコンをコタツに乗せると『子猫ちゃんず♂♀』がキーボードを猫踏んじゃった状態で仕事にならず、一服していると膝の上…ならば、伊豆熱川の旅で思い出した「伊豆の踊り子」をもう一度読み返してみようなどと、『大人の眼鏡』を片手に本を開いてみました。結婚を機にそれまで読んだ大方の文庫本を当時の青年団員に配り、単行本は図書館に寄付したので、若い頃に読んだ本は手元にありません。デジタル書籍にするか、文庫本にするか考えるまでもなく、紙の手触りが恋しい『アナログおやじぃ』は、ご近所の書店で新潮文庫版を購入いたしましたけれど^^;
若い頃は、読む(乱読)ことが目的だったような気もするが、時間を持て余した『秋の夜長のおやじぃ』は、少しだけ精読する時間の余裕がある。淡い恋心というか、どこかに忘れ去ったものを今さらながらに読み、川端康成の独白を楽しむのでありますよ。(少々、高尚に構えないとなぁなんてね^^;)
さて、若い頃からお世話になった酒蔵のご主人が急逝されました。日本酒を語らせるとウンチクが長くて、あっと言う間に一時間なんてことがザラでありましたけれど。ゆっくりと時間が流れているようなのだけれど、少しずつ代替わりという変化が身の回りに起こっている…あと何年?あと何冊読み返すことが出来るのだろうか。若い肉体は失われてしまったけれど、何かを追い求める情熱だけは消え失せてはいないような気もするし…秋の夜長は、思索に費やし、来るべき春の準備を進めるのでありますよ。本当に、春は再び来るのでしょうか…かなり怪しくなってきた(笑)

後藤社長のご冥福をお祈りいたします。


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