その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

いっぽんでもニンジン^^;

2024-07-13 05:48:02 | 巡礼

一般的な害虫は「アワノメイガ」ですが…

 親子三代に渡って農業を営んできた友人『トシパン』が酒を飲みながら言い放った「どうして普及所の職員はモノを知らないんだ!」…「オラだって、東京都の農業改良普及員の資格だけは持っているけれど…(こころの小声^^;)」つまり~彼が作物の病変葉を普及所に持ち込んだとき、教科書を引っ張り出しても明確な病名が分からなかったということを言いたかったらしい。「あのさぁ、大学で学ぶ害虫や植物の病気なんて、教科書によるものであり、実際には見たことがないことがほとんどなのよ。オラだって、キャベツにつくコナガという小さな青虫を卒論のテーマにしただけだから…。」とまぁ、普及所職員の擁護はしてあげたけれど、あとは実地でどれだけ勉強するかが資質に関わってくると思うのでありますよ。
 で、今朝は『おやじぃ』自慢のホワイトコーン…教科書どおりに「デナポン」を雄花に散布したものの、教科書じゃ雄花は摘み取れとある。しかしねぇ、ホワイトコーンを近くで作っている人がいないから受粉しないし、第一、黄色いコーンの花粉が着いたら斑模様の商品価値のないトウモロコシになっちゃうのよねぇ…結果、今年の第一弾は、見事に「虫歯」のようなホワイトコーンの出来上がり。あ"あ"あ"あ"あ…追加で殺虫剤散布しないとダメだわねぇという結末であります^^;
 しかし、一般的な先端の「アワノメイガ」の被害に対して、実の中央部にハエと思われる蛹が…『ミバエ』の食害にも思えるのだけれど、『ミバエ害』を『おやじぃ』は聞いたことがないのである。早速、埼玉県の『師匠』にお伺いを立ててみることにいたしましょう(笑)


『おやじぃ』の手にかかれば…

 さて、今年は根菜類にも挑戦してみよう。第一弾のニンジンを蒔いて、第二弾のニンジンは『雪下ニンジン』として冬場の出荷品目に加えてみたい。(非常に甘くなるのですが、ニンジンは生育途中の土壌水分の影響を受けやすく実割れしてしまうことシバシバ^^;)何だかんだと工夫を重ね、雪に覆われてしまう東北地方での冬場の稼ぎを考えている。第一、この時期は雑草がねぇ…ニンジンが発芽する前に、アカザ?アメリカセンダン?見分けがつかない草の方が早く芽生えてしまっている。ジッと二日ほど我慢して、ニンジンの双葉に紛れ込んだ雑草を指で摘まんでおりますよ。こんなことをして、3本100円ならば買った方が安いに決まっている(笑)
 はてさて、ようやくJA初出荷したきゅうりの代金が入金されましたよ。ここからは入って来る一方通行^^;…待てまて、苗代を稼ぎ切るまで、このお金には手を付けちゃいけないなぁ。(苗代は収穫終了後の決済だから気を付けないと通帳が真っ赤っかになってしまうのよ^^;)それでも、ようやく出ていくばかりの経費が、回収モードに入ったことだけは確かである。それでなくとも「モザイク病(ウイルス病)」の兆候が出ているのだから…いっぽんでもニンジン、にそくでもサンダル♪順調に進んでいると思えた『お金数え歌』も、必ずどこかでつまずいてしまうのよねぇ。これもまた、農業経営の教科書には出て来ないのよねぇ。今日は、集落の神社の「例大祭」であります。「育成会」も協力してくれて、久しぶりに活気ある祭りができそうでありますよ。子どもたちの声がしないお祭りは寂しい限りだったから。そして、また飲める(笑)

コメント
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