あらら、今度は一気に落としてしまったようで^^;
毎年、収穫開始から3週間ほどすると収量のピークを迎え、お盆の頃には褐斑病を出してしまい、9月まで持たないで収穫が終わってしまう。何か変だなぁ?プロの栽培農家とどこが違うのだろう?疑問を感じながらも「きゅうりはお前に任せた。」と言った以上、『おやじぃ』がいちいち口出しするよりも、自ら栽培技術を習得して欲しいと思っているのでありますが…。(とは言え、園地には先に入り、病害虫の有無だけは確認している『おやじぃ』であります。)『おやじぃ』とて、教えるのに十分な栽培技術を習得している訳ではないのだけれど、病気が出る理由は、園地内の風通しの悪さ、水、肥料不足による樹勢の低下が考えられる。昨日は朝から雨…このところ、例年にない収量を上げているから疲れも溜まっているだろうと、少しだけ収穫作業を手伝ってみましたよ…結果、「摘葉」がきゅうりの成長スピードに追い付いていない。つまり~風通しの悪い園地になってしまっているんですなぁ^^; そこで、収穫中の長男『ぽん太郎くん』を呼んで、『おやじぃ』の考える下段の「摘葉」の方法、落とすべき葉について講釈してみましたよ。あらら、今度は一気に落としてしまったようで…。
出荷当初から「黄緑色のきゅうり」が多いのは、果実に太陽の光が届いていない証拠…今のところ、目立った病変はないようなので、次は中段の摘葉について講釈してみますかねぇ。それが上手くできるようになれば、9月末までは何とか持ちこたえるはずである。(実入りが多いと、すぐにご機嫌になる『おやじぃ』でありますよ。)
お昼は「茶色」の丼飯で^^;
さて、色々な経験を積まなければいけないし、失敗したら、何故上手くいかなかったのかを考えるべきなのに、どうも「何故」を考えてくれない若者が多いことよ。(我が長男『ぽん太郎くん』ばかりでもありますまい。)どうも教科書に書いてあることが正しく、先生の教えを忠実に守ることには長けているのだけれど、想定外の動きには固まってしまうようでありますよ。植物(生き物)なんて、人間の思い通りに育って(動いて)くれるなんてありえないのにねぇ^^; 未経験ゾーンについては、他人に聞いたり調べたりすることが必要なはずなのに、戸惑ってしまい立ち止まってしまうようでありますよ。
はてさて、昨夜、「夢」を見ましてね…我が農園に若者たちが多数働いておりましたよ。それぞれが、皆明るく、目標に向かって働いておりましたよ。(我が農園は、そんなに多くの人間を受け入れられるだけの規模は無い^^;)しかし、『おやじぃ』が理想としている社会がそこにはあったような気がする。ノルマに縛られている訳でもなく、自分たちが作りたいものを勝手に部門長になって栽培している^^; 農業なんてさぁ、人間性を回復するには最高の職業だと思うんだけれどなぁ…如何せん、実入りが少ない^^; 例年にない収量を上げているきゅうりに、こりゃ~『痩せ馬の先走り』にならないと良いがと心配する『おやじぃ』と、順調にこれからの2週間を乗り越えられれば、大きな自信につながるんじゃないかと秘かに期待している『おやじぃ』と…「老馬の智」ということわざもあるようだから、今年は正念場と腰を据えて、嫌われない程度に『指導』してみますかねぇ(笑)