その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

雪中行軍?

2022-02-22 10:47:09 | 転職

「雑炊」も立派なごちそう^^;

今年は確かに大雪の年だったけれど、日中は少しばかりの晴れ間もあったりして、その間に除雪作業を進めることが出来ましたけれど、さすがに昨日の暴風雪は無理…「無理」と言うより、除雪をしたところで直ぐに吹き溜まりが出来てしまうような降り方、吹き方だから「無駄」と言った方が適切かも^^;
雪国の人間でも、久し振りに味わう「暴風雪」でしたから、「無駄」と判断したら、早々に撤退宣言…ハウスに積もった雪だけ切り取らせ、屋敷回りの除雪を引き受けている独居老人宅には「除雪したところで、また積もるから今日はこのままにしておく。」と断りを入れ、息子の帰りを待ち、駐車場の除雪をしているお隣の親父には、「もう止めた方が良い。」と促す。「不要不急の外出は控えましょう。」…自家用車は、当然、雪の中に埋もれているから、吹き溜まりからの『救助要請』があっても出られないとアルバイトに出掛けたオッカーには、気を付けて走るようにメールだけはしておく^^;
今年は、集落役員をしているから、取り敢えず「ごみ集積所」の確認と道路の吹き溜まり状況を確認しに、集落内を一周だけはしましたけれど。(当然、徒歩でね。)当然、買い物に行く気も無いから、お昼ご飯は『ある物で(あり合わせの食材で)』…雪に閉じ込められてしまったら、仕方ないのでありますよ。


予想通り、町の除雪車稼働で少しは改善^^;

少しずつ、春の予感を感じていた矢先の『爆弾低気圧』の通過…集落内を一周した『おやじぃ』は、約120年前に起こった、「八甲田山雪中行軍遭難事件」を思いを馳せてしまうんでありますなぁ。当時の残された気象図を見ると、北海道東海上に「低気圧」が記され、対馬海峡辺りには「高気圧」が記され、「等圧線」は四本のみ。確かに典型的な「冬型の気圧配置」ではあるのだけれど、どの程度の「低気圧」なのかが分からないから、予報のしようもない「気象図」なのでありますよ。1902年1月23日…この同じ日には、シベリア寒気団に覆われ、日本の観測史上、最低気温を北海道で記録されているから、昨日と同じような気象条件(それでも寒気は弱いけれど)だったに違いないと思うのでありますよ。今のような装備でも無いから、兵隊さんたちは如何に寒かっただろうことか…映画にも出て来る「矛盾脱衣」や「発狂」、放尿後の「凍傷」など、軍の聞き取り調査結果にもあるようだから、想像を絶するものだったに違いない。
はてさて、早々に撤退を決めた『おやじぃ』は、スキー用の厚手の「ミトン」でも指先が凍え、アンダー、オーバーズボンで下半身を固めても、足先が凍える体たらくでありますよ。身体のために無理はしない…それでも、『第2サティアン(事務室)』に残された同居猫の『シロ♀』だけは、救出しなければと、身の丈ほど吹き溜まりで積もってしまった通路をひたすら進軍すること30分。『食料』は、かろうじて残っていた。「今晩は、さらに降り積もって、『おやじぃ』も閉じ込められてしまいそうだから、独りで救助を待ちなさい。」と冷たく『要救護者』を見捨てたのでありますよ。こういう『上官』は持ちたくないけれど、二人が生き残るための手段であると言い訳する『おやじぃ』でありましたとさ(笑)


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