「大リーグボール2号」…あんだ右利き!
スポ根漫画の走りである「巨人の星」は、長嶋選手の巨人軍入団からお話が始まっております。「東京オリンピック1960」前の日本であるから、父親の星一徹は、ツルハシ一丁で土木作業をしていたし、主人公 星飛雄馬が『継ぎ当て』のズボンをはいていても、さほど違和感を感じなかった。東海道新幹線が開通しても、田舎で「巨人の星(1071年頃)」を観ていた『おやじぃ少年』のオヤジたちはスコップ一丁の日雇い労働をしていたし、『おやじぃ少年』も『継ぎ当て』のズボンをはいていたのだから^^;
首都東京からは、10年遅れで世の中が変わり、さらに10年遅れてお隣の韓国が頑張りを見せ、さらに遅れること10年で中国が変容していったような気がする。かつては膨大な消費力(人口)に期待していた中国は世界を席巻するような状態でありますなぁ…。学生時代に留学生として来日した「チュエ君」は今頃どうしているだろう…国交が回復してもなお中国への訪問など叶わない夢だったから国内事情が知りたくて彼に聞いても決して口外することは無かった。「中国はダメです。」としか語らなかった彼の両親は、共産党員では無かったようだから、帰国しても教員としての道しかないようなことだけは語ってくれた。日本語を流暢に話し、日本のボンクラ学生(私)が、必修のドイツ語と英語の単位を取るのに悪戦苦闘しているのに、彼は日本語の設問であっても、あっさりクリアするのだから^^;
『チビ太のおでん』は?コンニャク、がんも…
赤塚先生によれば、「△〇□」の「□」は、「ナルト」なんだそうでありますよ。『おやじぃ』は、てっきり「焼きちくわ」だと思い込んでおりました。子どもの頃の「おでん」は、ダイコンが主役であり、「焼きちくわ」に「ゆで卵」が入れば立派なご馳走でした。漫画「おそ松くん」に登場する脇役の『チビ太』は、おでんが好物であり、『馬車屋』の息子、あるいは、今では死語となった『浮浪児』の設定だったらしい。
「世界に追い付け、追い越せ」と尻を叩かれ、高度成長を遂げた日本は、かつて「東洋の奇跡」と呼ばれたものでありますが、「一億総中流意識」という言葉に煽られて、慢心してしまったのかも知れない。「ゆとり教育」なんて言葉に踊らされて、我が子たちには『猛勉強』なんてことは強いて来なかったもの…いつまでも、この世の春が続くと勘違いしていたのよねぇ^^; 「世界から飢餓を無くしたい。」なんて考えていたのはいつの日か?今ではお膝元の日本で、『子ども食堂』を運営しなければならないような格差社会となっておりますよ。
「大リーグボール2号(消える魔球)」の軌跡は、力学的には無理かねぇ…無理は承知で、何かに挑む。「世界の貧困」もそうだけれど、足元の「貧困」を何とかしなければ。小さな農園が出来ることなど限られてはおりますけれどね(笑)