久し振りに美味しい「マグロ」でした^^;
王が仁のある政治を行うときに現れるという「麒麟」は、お気楽な『おやじぃ』の前には、ご褒美のビールとして現れ、過ぎれば、ただウダウダと現世の不満が口から飛び出す。如何に善政が布かれたとしても、庶民は満足することなどなく、故事「鼓腹撃壌」の如く、『政治屋』など居ても居なくても変わらないと悪態をつくのであります^^;
さて、「月山新道」越えの2時間30分…同じ山形県内でも南の端から北の端まで行くとなると、高速道路が整備されたとは言え、それなりに時間が掛かる。病気療養はしておりましたが、急変し亡くなった義母方の叔父は、実に安らかな顔をしておりました。「収骨は、コロナ禍で人数制限されるかも知れない。」とオッカーには予め伝えておりましたけれど、案の定…仏様により近いオッカーを火葬場に向かわせ、『おやじぃ』は、さっさと「精進落とし」をして、ひとり美味しい物を頂きました^^;
荒天で「とびしま」も欠航であります。
山形県唯一の離島「飛島」をつなぐ連絡船も欠航…これまた不便な生活ではあるのだろうけれど、住んでみなければ余計なことも言えませんわなぁ。オッカーが参列している間、『おやじぃ』は、一度は行ってみたいと思っていた写真家「土門拳記念館」を巡り、お腹の次は目の保養をさせていただきました。酒田市は商人街であるから、貧乏な城下町と違って文化度が高いような気がしますわ^^;
あらら、火葬場では飲食も禁止だったんですと…
あれから30年…オッカーの従兄弟たちも、皆いいオヤジになっておりましたよ。『おやじぃ』よりも付き合いの長いはずのオッカーが従兄弟たちの区別がつかないんだから^^; 義母方の伯母に暇を告げて、空腹のオッカーに約束したお寿司を奢りましてね…一気に雪の「月山新道」越え。(最終話の「麒麟がくる」を観なければね^^;)
コロナ禍さえ落ち着けば、季節の良い時期に義母を連れて来たいのでありますが…「騏驎も老いては駑馬(どば)に劣る。」という中国故事があるそうな。実は「孟賁(もうほん)の疲るるや、女子これに優る。」と続く。勇猛果敢で鳴らした武将「孟賁」も疲れれば、その力は女子にも劣ってしまう。という中国戦国時代の教えらしいのでありますが、あの「孔子様」でさえ「六十にして耳順う。」とされたのに「傘寿を超えてなお、老害ならば箒で掃け。」とまでキレてしまう有り様…「お年寄りを老害」と一括りにしてしまうのも問題ですけれどね、女子も老人(おいと)パワーも、少子高齢化社会にあっては重要な働き手なはずありますが、政界という働き場に「老害」が満ちるようになると、きっと「麒麟はやって来ない」に違いない(笑)