抜け殻…魂は心の中に
お盆の13日…姉の家族を迎えて墓参り。我が家の墓地に向かう通路に建つ墓石は、御影石の立派なものに様変わりしております。我が在所の墓石は、古くは「高畠石」を使った物が多く、時の経過とともに表面は風化してしまうのでありますが、御影石のそれはいつまでも美観を留めております。墓石のない「土饅頭」、簡易な墓石etc.…それぞれ今の時代の後継者たちの暮らしが安定し、墓石にもお金をかけられるようになった証しでもあるかも知れません。
我が家の墓石は昭和35年の建立と記されている。我が家の親父が、弟たちにお金を借りてまで建てたらしいが(後日、叔父に聞いた話ではある。)周りに比べれば見劣りもする。(かと言って、建て直す気持ちは微塵もないのでありますがね^^;)
娘の年齢を数え、祖母の33回忌が来年か再来年かと数えております。最後の法要として「弔い上げ」と呼ぶ場合もあるようですが、我が家族で祖母の記憶がある人間は、私と妻だけであります。(長女は、まだ0歳でしたからねぇ^^;)記憶の無い人の法要と言ってもピンとこない。日航ジャンボ機の墜落事故から33年(33回忌はマイナス1年ですが)…遠い記憶になってしまいました。「結婚して33年になるんですけれど。」オッカーに言われて、フムフム、祖母の33回忌は来年ねと数え直す。そんな時の流れとともに、家として後継者がいない無縁の仏のことを我が家にも当てはめながら考えたお盆でありました。