( 「義侠」滓がらみ )
2013/12/13(金)
「13日の金曜日」と聞けば、オカルトブーム全盛時代に同タイトルの映画が上映され
「西洋では縁起の悪い日」として日本でも多くの人に知られることになったが、
自分にとってのこの日は、昔から悪い印象の日が思い浮かばない。
というか、ご存知の通り、金曜日そのものとの相性が悪くないし、
数字13に関しても私が好きな1、3、7の組み合わせなので、
逆に何かいいことありそうな・・・の予感さえする日なのだ。
この日、家に帰ると「義侠」滓がらみ が、新聞巻きにして届いていた。
10kgずつの手洗い洗米、 750kgの小タンク仕込みの新酒が、
12月に搾られる「滓がらみ」と聞いて11月に申し込んでいたもの
このブログカテゴリー「みんな~愛『酒』てるかい」の記念の第800話目に「義侠」とは嬉しい。
「神様も粋な計らいをしてくれるな・・・ やっぱり 13日金曜日はいい日だ」
この義侠「滓がらみ」は、以前紹介した漫画にも出てきた酒そのもの
時に雑誌にも顔を出す、「義侠」の中でも特に人気の一酒だ。
まさに酒米のエメラルドマウンテンに匹敵する特A山田錦の産地とは、
兵庫県三木市と加東市の限られた集落のみ
山田錦といっても実はピンキリ 兵庫県産といってもピンキリ
特A、 A、 B、 C 等外
兵庫県でも最上級の山田錦を作る地区は、いつしか特A地区と呼ばれるようになったとか
当然その価格は等級で大きく違うのだそうで、それがお酒にも相応反映される。
その酒米りの価値をもっとわかりやすく教えてくれない? という方に
この酒米・特A山田錦を食米で例えるならば、日本一美味しい究極のにぎりめしを作るため
ただの「こしひかり」じゃなくて、新潟県産それも魚沼産のそれも○○地区にまてこだわったみたいなもの
もちろんそうなるとお米だけでなく精米の仕方、研ぎ方、炊き方更に使う塩、握り方まで追究していかないといけない
「義侠」蔵元の山田社長の湯水のように溢れる自慢話しが、今思い出しても心地よい
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/e5c848ed80535f0ef3b4f1c48ad58eb8
飲食に携わる人は、自分が作るものに自慢できることがとても大事だと教えていただいた気がした。
この話を聞いていただけに くず米を使ったり、安いアルコールを添加して
純米酒と表記をしたりなどという偽装そのものが、
どれだけ恥ずかしくなる行為か
「造る以前の問題 論外!」と一喝されるはずだ。
( 「篠峯」「義侠」「花巴」と並んだ12月13日金曜日夜の冷蔵庫 )
ここから溢れた4合瓶4本ばかり この季節助かるのは、冷蔵庫に入りきれなくても大丈夫なこと
いろんな感慨を含んでいても あくまでまっすぐな味わいがいいんだ! 13日金曜日に届いた酒は。
(寅)