( 昼食 )
■2013/12/5(木)
日付変更したと同時に「ユネスコで和食が世界無形文化遺産に決定」とテロップが流れた。
日本が決して大きな国でないことは、世界地図を見れば小学生にだってわかるが、
日本各地に根付く料理は、幅広くて深い。領海面積まで入れると日本は、
世界第六位の面積国だと聞いたが、料理の広さも
そのスケールに匹敵するほどだ。
米ひとつ、野菜ひとつ肉魚にしても多くの品種やバリエーションがある。
麺料理にしてもご飯料理にしても同様で
鍋料理の種類になると
世界一だそうだ。
おでんだけでも何種類あるんだろう?
「和食が世界無形文化遺産」
このニュースを聞いた瞬間にいいニュースだと思ったのは、
「和食が世界に広がることイコール日本酒の需要が間違いなく増えること」だからだ。
以前からここに何度か書いているが、日本各地に根付く料理や各地で造られる日本酒は
宝であり、世界に誇れる財産だと思っている。ちょっと世界に知らしめれば
大ヒットするメニューは、100以上あるのではなかろうか。
麺料理しかり。日本酒もしかりである。
外国の和食レストランの和食メニューにマッコリや紹興酒はすすめてほしくない。
和食の広がりと共に、美味しい日本酒の需要も必ず高まるはずだ。
東京ではオリンピックも開催されるし
そんなフォローの風向きを
上手く捉えて欲しい。
「和をもって世界を制す 食をもって世界を制す」
和食は、一流割烹の料理に決して限ったものでなく
わずか650円、下町で食べる昼食からも和の魅力は充分に伝わるものだ。
(寅)
まぐろ(これはビンチョウだが)生魚を醤油につけて食べる。ごく当たり前の刺身を食べる文化こそ和食の真骨頂かもしれない。奈良時代に蕎麦は伝わったと言われる。麺にして食べ始めたのは、室町時代あたり? 日本の伝統ある麺に違いない。豚の生姜焼き、これもれっきとした日本メニュー、今でこそ海外に知られるようになった豆腐。外国人は、これに甘いシロップをかけて食べるのだとか。若芽の吸い物も海に囲まれた日本ならでは。そして何といっても、茶碗に盛られた少しもっちり感のある白いご飯。瑞穂の国に生まれて幸せ、幸せ。