鳩山政権の船出

　総選挙の民主党の大勝を受けて、本日、鳩山総理が正式に誕生した。発表された閣僚名簿を見る限り、あまり新鮮味が感じられないのは確かだが、長妻、前原、原口氏の若手を閣僚に押し込んだのは、鳩山総理の強い意向と思い評価したい。

　午後６時からの記者会見を見ると、やや高揚した感のある新総理だが、未知の世界に船出する鳩山新政権を、国民の皆さんに温かく見守って欲しいと率直に語っていたのが印象的でした。

　マニフェストで約束した、行政刷新、ムダ遣いの排除、脱官僚政治の推進と難問が山積している。さらに社民党、国民新党から受けいれた閣僚に重要ポストを割り当てている。その辺の舵取りも確りと出来るのかも問われることになる。

　一方の党内運営では、小沢幹事長の今後の手腕が見ものだが、余党内に不協和音が出て来ては困るのである。その辺の大きな心配だけは残る鳩山丸の船出でもある。

ＴＶに記者会見に臨む鳩山新総理。（ＴＶ画面から）

　　　　　　　　　　

諸見里選手の頑張り

　今季の女子ゴルフ界、「諸見里しのぶ」選手が頑張っている。宮里藍選手や上田、古閑と言った最近の賞金女王の選手のような華やかさはないが、地味でいつの間にかトップ争いをして、優勝をさらっている。

　今季の彼女は女子ゴルフトーナメント２２試合中、既に５勝をあげている。そしてベスト１０を９試合も記録している。この選手は０６．０７．０８の３年間は毎年ようやく１勝をあげてきた。しかし先週の日本女子ゴルフ選手権で６打差の独走の優勝は、今季は彼女がいかに充実しているかが分かると思う。

　ここまでの獲得賞金は￥１億３３００万を突破、賞金女王レースを独走している。次々に若い世代の選手が輩出してくる女子ゴルフ界から、あらたなヒーローの誕生は、楽しみなことである。今年の残されたトーナメントの中心に、諸見里選手の活躍は見逃せないと思う。

　男子ゴルフ界は石川遼選手一色の感さえあり、いささか興味をそがれるが、女子ゴルフ界の若手同士の熱き戦いが益々面白くなった。