図書館から借りた『書肆アクセスという本屋があった』を読了。
私はこの本屋さんを知らなかったのですが、一部の本好きの方にとってはよく知られた本屋さんだったようです。大型書店ではまず置かないようなごく小規模な出版社の本が所狭しと売られていたそうです。そんな小さな本屋さん「書肆アクセス」との関わりや思い出を、本書では何十人もの方が語っています。
本書で印象に残った部分があったので、引用します。
この先、もっと簡単に自分の欲しいモノが速く手に入るようになるだろう。さまざまな本が並んでいる棚から「お、見つけた!」と手に取る喜びもなく、その横に並んでいる本の背表紙からの思いに脱線することもなく、欲しい本だけを確実に手に入れる…。でも、一見無駄に思えるようなことや、脱線することって、結構楽しいことだと思う。
最近では何でも効率化ばかり優先して無駄を一切排除する傾向にありますが、時には回り道をするのも悪くないと思います。本屋さんにふらっと立ち寄って、たまたま目に入った本がかなりの良書で、その後の人生を大きく変えたことさえあります。それに「時間、時間」と焦ってばかりいては人生は無味乾燥でつまらないし、結局何一つ残らないと思います。
何だか本書を読み進めるうちに、神保町の書店街を歩きたくなりました。短大生時代に何度か神保町駅近くの三省堂書店へ行ったことはありますが、古本屋さんには一度も入ったことがないのです。洋書とか漢字関連の本とか、面白そうな本が何冊も発見できそうですね。
私はこの本屋さんを知らなかったのですが、一部の本好きの方にとってはよく知られた本屋さんだったようです。大型書店ではまず置かないようなごく小規模な出版社の本が所狭しと売られていたそうです。そんな小さな本屋さん「書肆アクセス」との関わりや思い出を、本書では何十人もの方が語っています。
本書で印象に残った部分があったので、引用します。
この先、もっと簡単に自分の欲しいモノが速く手に入るようになるだろう。さまざまな本が並んでいる棚から「お、見つけた!」と手に取る喜びもなく、その横に並んでいる本の背表紙からの思いに脱線することもなく、欲しい本だけを確実に手に入れる…。でも、一見無駄に思えるようなことや、脱線することって、結構楽しいことだと思う。
最近では何でも効率化ばかり優先して無駄を一切排除する傾向にありますが、時には回り道をするのも悪くないと思います。本屋さんにふらっと立ち寄って、たまたま目に入った本がかなりの良書で、その後の人生を大きく変えたことさえあります。それに「時間、時間」と焦ってばかりいては人生は無味乾燥でつまらないし、結局何一つ残らないと思います。
何だか本書を読み進めるうちに、神保町の書店街を歩きたくなりました。短大生時代に何度か神保町駅近くの三省堂書店へ行ったことはありますが、古本屋さんには一度も入ったことがないのです。洋書とか漢字関連の本とか、面白そうな本が何冊も発見できそうですね。