行ってきたよー。
事前の情報からヴォリューム大きそうと思って、私にしてはかなりのハイスピードで回ったつもりが、3時間半でギリだった。ぐぬぬ。
禅宗美術は好物だ。
十牛図、大好き。
あれ、めっちゃカワイイ。
観たことある展示品や馴染みのある人物名が多くて、展覧会全体からフレンドリーな空気が漂うよ。
禅文化が醸す雰囲気って、厳しさや難解さだけでなくスットボケな面も多いよね。
十牛図、己自身を牛に投影して、その探求を人間と牛のやり取りに表してるんだけど、言葉もなく淡々と人と牛を描き、観る人に解釈を委ねるあたり、なんていうかなぁ、頓知をポンと投げて後はお好きに!とホッホッホ笑っているジジイをイメージするよ。
白隠師の達磨図の「どうみても」も、そんな感じ。
禅僧に、穏やかさや優しさ、呑気さを感じてしまうのは、ファンシィダンスの影響もなくはない。
今回の出展のうち、萬福寺の『鉄線唐草鎗金洗面架および金銅製洗面器』が、めちゃくちゃ私のツボだった。
もし、私に召使がいて、顔を洗う私の横でお湯を入れたジャグとタオルを持ってスタンバイしてくれるんだったら、あれ欲しい。
洗面器、もうちょい大きくてもいいな。
展示のラストに若冲!
しかも、私の今の燃えで萌えである墨画だよ。
モノクロの絵に何という3D感と艶…ゾワゾワしちゃう…!
雌鶏の真っ白なお尻にモフモフしたい。
テキパキ回るため、音声ガイドは借りないつもりだったんだけど、やっぱり借りちゃった。
だってコレ↓
何というオタホイホイ。