ウカツで雨女で

天国大魔境もスキローも佳境前で終わってしまって2期やってくれるのを期待です

14巻

2022-10-23 | 読んだ
いよいよきな臭さが濃くなってきた。
この頃からあの大国はずっと変わらず、今も同じ理由で非道な手段を取るんだな。

それは置いといて。

馬!馬!馬!
馬詰めの1冊!
どんだけ時間掛けて描いてんの…
満を辞して、アハルテケ出た!
この世で最も美しい馬というか、最も美しい哺乳類だと思う。
森さんが描くアハルテケも群を抜いて美しい。
あの馬は特別です。

このシーン、好き。

たじろぐカルルクに、分かるよ…な気持ち。

そしてこちらも満を辞して。
ハルガル3人にも乙嫁さんがやっと来た!
嬉しい、良かった。
三組三様の組み合わせ、キャラクターに合っていてとても良い。
豊かとは言えないけど、3人のお婿さん達は決して乙嫁さん達に辛い思いはさせないよ!
全読者が保証する。と思う。

既刊も含めて、何度もふとした時に読み直し、鑑賞し直している。
全然飽きない作品だ。

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13巻

2021-03-16 | 読んだ
今や、電子でも紙でも買う唯一の漫画。
電子で買うのは、少しでも早く読みたいから。
紙で買うのは、細かくてギッシリの美しい描き込みをを堪能したいから。

表紙、表は双子と兄弟の賑やかで可愛い絵なのに、裏はアリとニコロの緊迫した様子。



史実は置いといてもいいので、この物語は平和なままでいてほしいよ。

ワイド版も買ってしまいそうだな。
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大奥19巻ー最終巻ー

2021-02-28 | 読んだ
家光から慶喜まで、長らくお疲れ様!
この作者の絵が苦手なんだけど、話の面白さに引き込まれて完走したよ。
大奥の登場人物の性別を逆転させるなんて、逆ハーレムかと思いきやそんなお花畑は微塵もなく、江戸時代の史実に基づいた読み応えのある作品だった。

将軍が女性だとこんなにもしんどい…と前半は苦しかったけど、中盤、痘瘡の予防法を研究・発見していくくだりはワクワクしたなぁ。
青沼や源内に泣かされた。

江戸幕府終焉を迎える最終巻は、それまでの悲しみや苦悩が抜けて、晴れ渡るような清々しさがあった。
頭を使った良い無血開城だったし、その後の洋行顛末も微笑ましかった。
作者の構成力、素晴らしいな!

実写化されてない部分の実写化をして欲しいけど、大金掛かる作品だし、今のご時世には無理かな。

多部ちゃん家光、悲しかったけど美しい。
全てはここから始まった。

記念ファンブック付きのも電子で出してくれて、ありがたい。
こっちはこれから読む。
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美しさ炸裂

2019-02-03 | 読んだ

いろんな国
いろんな地域
いろんな人種
いろんな年齢
いろんな地位 の 100年前の民族衣装をまとった人達の写真集。
すごい良かった。

カテゴリは「読んだ」だけど、「観た聴いた」の方がハマる。
画像、下のラグと表紙の色合いがピッタリだな。
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早売り買った

2018-02-13 | 読んだ

あの人とあの人が、再開できたァ!!
よかった、本当よかった。

どんなに電子書籍のメリットを味わっていても、この漫画だけは紙書籍を買う。
だって、緻密な刺繍や工芸品の描き込みをきっちり堪能したいし、こんなにカッコいい鷹狩りに出向く騎馬民族が他の漫画に出てくるだろうか…!

鷹、カッコいいよーう。
ジョルクがターバンを口元まで巻いてるの、ダサ可愛い。
3人がそれぞれ嫁を迎えられるようになるには、どうすればいいんだろうな。
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美術展のガイド

2017-12-19 | 読んだ
来年は、トーハク以外にも足を伸ばしたい気持ちになってて、ガイド系のムック本を買った。
そうね、うん、西洋美術を観に行こう・・・と思いつつ、仁和寺の記事を一番熱く読んでしまったよ。
西洋美術もだけど、トーハク以外の施設での日本美術も行きたい。
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島はぼくらと/辻村 深月

2017-09-15 | 読んだ
瀬戸内の海と空に包まれる小さな島(たぶん兵庫件)に住む大人と子供と、その中間の4人の高校生。
表紙のイメージから、「君届みたいだったらどうしよう」とか「恋愛ばっかでお前らいつ勉強してんだ系なら嫌だなぁ」とか、微妙に腰が引け気味で読み始めたけど、良い意味で裏切られた。

ずっとその島で暮らしてきた人達、Iターンでやってきた人達、その間を魚みたいに自由に行き来して繋ぎ役になっている高校生達。
個々に抱えた思いはあるけど、みんな“島で生きていく”という所に集約されていく。
ど田舎ならではの閉鎖的で保守的な嫌な部分もあるし、それが強く出る部分は事件として描かれるけど、そこにはあまり執着せずにサラッと。
都合良い展開がチョイチョイあるけど、読後は爽やかさや清々しさが残った。

新君が、かわいくて男前。

後日談がまた爽やか。
誰かを「おかえり」って言って迎えるの、嬉しいよね。



そろそろズッシリ系とかハード系の物語を読みたい。
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ハケンアニメ!/辻村深月

2017-08-05 | 読んだ
前回読んだ本が自分にとってシンドかったので、楽しく読めそうな本を積ん読から選んだんだけど、当たりだったよ-。
装丁絵、CLAMPだし!

売り上げの数字に全然興味がないせいか“覇権を取る”ということを知らなかったので、うっかり『派遣』と脳内変換してたよ。
SHIROBAKOより年齢も立場も上な正職の女性3人をメインキャラにおいた、漫画的なお仕事小説。AneSHIROBAKO。
一章ずつ主人公が入れ替わるけど、それぞれがお話を繋げているので、一つの舞台の中の3人だよ。

プロデューサーって辞書に出てくる説明のような概要では存在を知っていたけど、業務内容を具に知ることがなかったから、これは大変なお仕事・・・とこれからEDクレジットを見る時の目が変わるな。
第二章の女の子監督の話が気に入っている。

都合良く話が転がっていったり、深刻な場面ではあっても浅いところでわちゃわちゃしている感があって、軽く娯楽として本を読みたい時に最適。
自分の知識と新たな知識とが良い塩梅で、シーンを頭の中で映像化できたし。
これが既知のものばかりだと退屈になっちゃうし、未知の物ばかりだとイメージしにくいところが増えて目が滑ることも。
一番楽しく読めるバランスだったよ。

軽く読めるけど、物語に出てくる人物がみんな優しくて、仕事に対する愛がいっぱいで、幸せな気持ちで目頭が熱くなる。
それにやっぱ私も彼女たちと同じ人種なので、随所で共感がすごくてな。
凄い物観た時の「何だこれ」もめちゃ通じるし、最終回を観る気持ちもめちゃくちゃ臨場感。
それと平行するビジネス面での難関や割り切りも、業界が違っても“あるある”でさ。



ストーリー終盤に出てきた舟、めっちゃ勿体ない。
OOに喩えたら、千葉さんや大貫さんの絵に浅井さんが塗装でしょ?オマケをつけるなら、構図決めるの長崎さんなんでしょ?
ファン殺到するっつーの。
私も隠れがバレる危険を押して、一般観光客の振りをして祭り会場に行きたいっつーの。
いや、祭りの前に作業場に潜り込んで舟盗むね。
ああー、でも、ピーちゃんが謡うなら無事に舟を祭り会場に持って行こうか、どうしよ。

『サバク』も『リデルライト』も観たかった。
私としては、『サバク』のラストも『リデルライト』のラストも、“正解”だったと思うんだよ。
陳腐にさせないためには、そのラストがベストなんじゃないかなあ。
映像化、してくんない?
『リデルライト』はボンズで、『サバク』は-、やっぱサンライズかなあ・・・。『夏サビ』は京アニかA1で。
どれもラストのネタバレしちゃってるからダメか。
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笹の船で海をわたる/角田 光代

2017-07-03 | 読んだ
職場の自席で昼ご飯を摂る事が多くなって、積ん読になっている本の山を崩すようになった。
それでも、席にいる以上ついつい仕事をしてしまったりして、一日に読み進めるスピードは亀の歩みの如しなんだけど。



昭和を生きたある女性の幼少期から60代までの物語。
特別な存在ではない主人公の人生を、第一人称・主人公で描かれている。

この本、読むのが本当にしんどかった。
面白くないわけじゃないのに、実を言うと面白かったのに、読み進めるたびに疲労感。

主人公が、私が最も軽蔑する、せっかく考えることができる脳みそを持つ人間に生まれてきたのに、何も考えず、決めず、ぼへーっと受け入れ、それに疑問すら持たない人で、もうウンザリで。
空っぽのまま固まった脳みそ。
時代的にそういう人が多いのかも知れないけど、今も少なからずいるよね。

角田さんは女性を描くのが本当に上手い故に、主人公のそういった面が1ミリも揺るがず徹底して書かれていて、やることなすこと見事に不愉快。
終始、物語の底辺に流れる不気味さや居心地の悪さは、主人公が義理の妹に感じているものなんだけど、読み手の私にしてみたら主人公にこそ感じるものであったよ。
まぁ、どちらもウザい女に変わりないんだけど。
ただもう、主人公が茫洋と古い価値観のまま平然と生きてる様に、ウザさに加えて嫌悪を感じ、よりタチ悪い。
自信がないから与えられるものを受け入れているだけのようでいて、主人公にとっては“自分の正しさ=大多数の正しさ=真の正しさ”であり、真の正しさを持つ自分にもんのすごく自信あるよね。
それ以外を認めないし、認める方向を考えることすら過ぎりもしない。
だから、娘の熾烈な怒りは当たり前と思うし、母親である主人公に対して放ったセリフに「そう、そうなんだよ!でも、この母親の耳には届いていても脳みそには全く届いてないんだよ」と同情もしてしまった。

最後の最後、主人公が自分で決めて大きく舵を切り、欲しかったのであろうものを手に入れた義妹とは真逆に全て手放すんだけど、もうね、“今更。だから何”ってめっちゃ冷めた心持ち。
優しく深慮な息子が出てくるシーンだけ、ほっとできた。

角田さん自身は、この物語を書いた時は40代で、どうしてここまで前時代的な思考回路(回路があるなら)を一人称で書けるんだろう。
そのような人物の特に派手な出来事もない淡々とした人生を、見事に一つの長編に組み上げる筆力や観察力、想像力は、すごいと思う。
不愉快さはてんこ盛りなんだけど、そこまでとことん一人の女性を、その時代の価値観を、人間同士の関係を緻密に描いていて面白いから、読了まで持って行けたんだよね。
色々と思うところも多くて、でもずっと嫌悪がつきまとっていて、読み終わるのにエネルギーを必要とされる物語だった。怪作。
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お後がよろしいようで

2016-09-09 | 読んだ

長期モノは、10巻程度で綺麗に風呂敷畳んでくれるのが一番いい。
読後は、9割5部の幸福感に5部の切なさが混ざるくらいが満足感。
この物語は、ドンピシャだ。

10巻は、さりげなく、八雲の人生を振り返る一冊。
三途の川を渡る前に想いの色々を清算できるような時間があるのは、万人にとって救済なんじゃなかろうか。
死ぬのは怖いことじゃないよなァ。

歳を重ねたヨタがまた好い漢でかっこいいな!
実際の浅草に、あんなイケメンは見当たらないよ…

実は、途中でもしやと思ったけど「そりゃ余りにドロドロ」で「ないわー」にしたことを、先生が小夏に直球で訊いちゃってたよ。ひー。
やっぱり、ここでそれを持ち出すってことは、そうなんだよねえ。
そりゃ信坊のキャラデザ見りゃねえ。
でももう、此の期に及んでのその事実は、ドロドロ感どころか幸せで、「もし本当にそうなら、これほど素敵なことはない」とジンワリしたよ。
二人の芸も魂も遺伝子も、しっかり遺って受け継がれていくんだな。
これぞ大団円。
正に、お後がよろしいようで。

電子で揃えてんだけど、紙で欲しくなった。
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星がひとつほしいとの祈り/原田マハ

2016-07-22 | 読んだ
仕事が忙しいのと、昼休みのぼっち率がだいぶ減ったのと、なんだかんだで本を読む時間を随分長く持ててなかった。
気持ちも読書からちょっと離れちゃってるんだよなぁ・・・
マンガは読んでるんだけどね!

さて、この本はなんで読もうと思ったんだっけ。
そこそこ小説から離れてたせいか、ふと文章を追う欲求が湧いてきて、短編集なら良かろうと。
作者は好きで、内容を確認せずに購入して読んだんだけど、よかった。
どのお話も私からは遠い存在の女性達のある日なんだけど、すんなりと心の中に言葉が入ってきて頭の中に絵が広がる。
今の私は、『斉唱』が一番好きだ。
こういうラスト、トンネルを抜けて未来へ向かう光の見せ方、不確実だし仄かだけど優しさとか温度が伝わっていいな。

“母”をキーとした6つのお話に囲まれた表題作が、一つだけポツンと不思議。
でもこれも大好きな雰囲気。
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厩戸

2016-06-05 | 読んだ
こんな本が出版されてんのなんか知らなかったよ!
知ってたらもっと早く買ってたよ!
奈良、ますます行きたい。



思い返せば「あれはBLだったよなぁ」「BL要素モリモリだったなぁ」という作品が、私は大好きでよく読んでたな-。
上の『日出処』、萩尾先生の『ポー』や『マージナル』、坂井先生の『花盛りの庭』シリーズ、魔夜峰央(なんか「先生」をつけたくない笑)の『パタリロ!』、吉田先生『BANANA FISH』や『YASHA』・・・枚挙に暇がないな!
だけど風木だけは読んでないんだよ。
ラストが突き抜けた鬱だと聞いて、恐れをなして読まないまま今に至る。
鬱エンドは昔から苦手なんだよ・・・

知らずに読んでてラストがそうだった場合は、それまでの物語に満足してたりする場合もあるからエンディングも含めて受け止める。
場合によっては、ラストも含めて「良かった」となる。
『日出処』がこれに当たるよね。
この物語の最後も激しく鬱エンドだと思うんだけど、それまでの物語にぐおーっと引き込まれて、もの凄く真剣に読んだよ。
で、繰り返し読んだよね。
厩戸の峻烈を極める運命には、まさに身を引き裂かれる思いがしたなぁ。
“切ない”とか“やるせない”では言い表せない心持ちがしたよね。

また読みたくなった。
が、既にもう手元にないんだよね・・・
電子で買い直すかな。
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読み終えたけど感想は後で

2016-05-18 | 読んだ
『戦旗不倒』の戦旗は、ゾットの黒旗だった。

これ以上のネタバレは来週以降がいいよね。
感想というか思ったことはさらっと書いたけど、アップは少し待ってから。
めっちゃ落ちてるから、もう少し浮上してから。
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フラゲしたのはよかったけど

2016-05-17 | 読んだ

二部入ってからの失速ぶりにあまりウキウキワクワク感はないけど、やっぱり楽しみであるのは確か。

本を左手に持って読み始めて直ぐ、うっかり親指から大量のページが外れてしまい、最後の方のページにあった一文を読んでしまった。

…………… は?



ちょっと今、読む気が失せてる。
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割と入門書的

2015-11-17 | 読んだ

ちょっと前に買った雑誌なんだけど、写真と少しだけ文章を読んだ後は時間なくてほとんど未読だった。
睡眠時間削って読んだよ。

穏やかで、文化的に優雅な人々なんだよね。
思想や信仰をあんなに緻密で美しい芸術に表し、午後にはお茶に果物やお菓子を楽しみ、客人に対しては日本人もビックリのお・も・て・な・し。
生憎その宗教に私は馴染むところがないけど、あの文化は魅力的に映るよ。
また掲載されてる写真の女性や子供達が、いい顔揃いなんだこれが。

基本的には旅行雑誌なんだけど、多方面に突っ込んだ記事展開で、読み物として面白かった。
理系学問への影響のページとか、知ってる部分も含めて楽しいよ。
ザハ・ハディドさんのネタまで…!笑
さすが『特別編集号』。



あんな素敵な土台に生まれ育ちながら、色々と問題や事情は有ったのは分かるけど、どうしてあんな凶悪で、理解不可というか理解拒否な思考を持ち且つ間断なくカッチカチに保ててんのか。
分からなすぎる。

テロって、そもそもはある目的があってそれを得るための戦術の一つであったと思うのだけど、今馬鹿共がやってるのはもう目的そのものになってるよね。
それ自体が面白くてヒャッハー!防衛線を掻い潜って爆弾仕掛ける俺カッケー!人殺す俺クール!とかになってるよね。
思想とか信仰とかに関係なく、現実と空想の違いも分からず、単にSRPGにハマって際限無く繰り返しプレイ状態になってんじゃねーの。
本当に救いようがない。
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