本日は有給休暇を取って、
北京故宮展へ行ってきたよ。
展覧会をやってる平成館前には、ジジババによる長蛇の列ができてた。
見事にジジババばっかり。平日だからなー。
この列の中の何人くらいが台湾の故宮と間違えてるんだろう?なんて、考えてみたり。
その列が何度か折り返し、最後尾は表慶館に届こうかというあたり。
「マジか」と、つい声に出た。
阿修羅像の時も凄いと思ったけど、ここまでじゃなかった。
この列、阿修羅すら凌駕する。
11:10頃 東博に到着、展覧会へ入る列に並ぶ
12:45頃 展覧会をやってる平成館に入れた
並ぶのは事前に知ってて、まあ仕方ないなぁと覚悟して行ったけど、1時間半の立ちっ放しはやっぱりツラかった。泣
会場に入る前に、一休みと昼ごはんを兼ねてラウンジへ行ったら、そこにも年寄り行列。
上河図を最前列で観るため(←係員がそう言ってた)の行列で、この時すでに240分待ちだって。
4時間てアンタ・・・
しかし、年寄り元気だな。
数時間後には列が短くなってたらいいと仄かな希望なんか持ってみたりしつつ、まずは会場へ向かった。
第一会場に入った途端、ぎっちぎちの人。わーお。
ガラス前に連なる人だかりが全然動いてない・・・
展示物を一つ二つ観たあたりで「これは第二から攻めた方がいいかも」と思い、Uターンした。
たぶん第一は書が多く、第二に工芸物があるだろう・・・と。
あまりの人の多さに今日一日で第一と第二共に満足いく閲覧ができるとは思えなかったので、好物の多そうな第二からの方がいいよね。
第二も人がてんこ盛りだったけど、しょうがないから自分も人だかりに加わった。
展示物に関しては、どれもこれも観ていて本当に楽しかった。見応えあったよ。
絵画も工芸も手の込んだ作業の細かいモノが多く、思い切りケースに齧り付きで観てたよ。
確かに人の流れはノロくて全然進まなかったけど、私にはそのペースさえ早いと感じる時があるほど。
しかし、第二会場半分程度で二時間費やし、足腰がギイギイいってた。
やっと空いたソファに座った途端に大きな溜息が出てしまい、隣に座っていた人に笑われてしまったワ。
少し休んで、残り半分を消化。ふう。
第一会場へ行く前に座って休みたく、またラウンジへ戻った。
その時の上河図待ち210分。ええええーーー。
15分ほど休んで15:30頃。
列は更に伸びてる。
これはもう、上河図を最前列で観るのは諦めよう。
係員の言葉によれば、上河図を最前で観たい人が列に並んでるんだよね。
なら、後列からでもいいや。
細かい絵だから、その神髄は味わえないこと確実だけど。
列に並んでさえいれば閉館時間(17:00)を過ぎても鑑賞させてくれるそうだが、三時間以上の立ちっ放しには体力(主に足腰)が持たない自信があるよ。
お年寄り達、本当にお元気・・・
第一会場へ行き、展示物をさっと流して上河図のコーナーへ行った。
な、なんと、後列からは展示物の置いてある角度的に丸っきり紙の端すら見えない・・・!
後列から絵を見る(“観る”じゃなく“見る”)には、身長2m超えくらいじゃないとムリじゃないの?
これ、案内が悪いよね。
「上河図を最前列で観たいお客様は~」じゃなくて「上河図を観たいお客様は~」と言うべきじゃんね!頭キタ!
会場内の客の流れが詰まってる箇所の促しも殆どなかったし、だいたい客を数時間も立たせっ放しってのはどうなの?
第一会場内の上河図の列で座り込んでしまった人がいたのだけど、「裏が展示ケースなので座らないでください」と。
場所が悪かったのは仕方ないが、4時間も立ったままで並んでた人にそれだけを言いっ放しって・・・宇宙はなぜにこうも無慈悲なのだ。
第二会場で倒れた人がいたけど、そりゃ具合も悪くなるっつーの。
それが嫌なら観るな、か。
時間で人数区切って整理券配るとか、簡易折り畳み椅子を用意するとか、遣り様はあるだろうに。
開催側の不手際がこんなに目についた展覧会、初めて。
期間限定だから気配りを実現させるにはコストパフォーマンスに問題あるかもしれないけど、なんかなあ、どうにかならないのかなあ。
今回、会場内の大混雑の間隙を上手く渡れるように音声ガイドを借りなかったのだが、会場を去る際にチラと音声ガイドの看板を見た。
ストーリー仕立て?なのか、乾隆帝の中の人としてみきしんの名前があった。
借りればよかったなー。
故宮展の後に行った紫禁城の3DCGシアターで、言峰の声を聴いたよ。