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知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

大きな国家は難しい。

2013年10月10日 | 国家論
今、日本が向かっているのは、
 大きな国家。

消費税、社会保険料はどんどん上がっていく。
他方で、
 年金は削減されていく。

なぜ、こういうことが起きるのか。

 少子高齢化?

そんなことは、何十年も前から分かっていたはず。

運用に失敗した?

そもそも年金は、
 場当たり的な存在であって、民間の保険会社のような制度設計ができていなかった。

 足りなくなれば、取ればよい。支給を減らせばよい。
ということがまかり通るからです。

民間の保険会社であれば、債務不履行ということになります。

年金機構などは、無駄の温床。
制度もやたら複雑。
縦割り行政の弊害で、国民年金、厚生年金、共済年金と分かれていて、
 それぞれに利権団体がくっついていて、お金が支給以外のところに、経費として流れている
わけです。

手段がおかしいのではなく、
 無駄というボトルネックが存在するのに、そこには何ら対処しない
からです。

無駄というボトルネックはいたるところに存在しています。


国会議員の数はあんなにいるの?
多額のお金をかけるほど、参議院の価値はあるの?
国会議員の歳費は、適正なの?
官僚の退職金は、適正なの?

国会議員の数の削減も、自民党の安定政権によって、どこかに行ってしまいました。
選挙がないと、自分たちに不利なことなど言わなくなる。
選挙がないと、国民に不利なことは行いやすい。
消費税増税も、選挙がないから、できたこと。


議員定数の削減は民主党と自民党がやり合っていたのに、
 自分たちに不利なので、本音はやりたくない
わけです。

官僚組織の削減も同じ。
財団法人の仕分けも同じ。

財政の穴はいっぱい空いているのに、
 そこを塞がず、負担ばかり増やし続ける。


これでは、
 大きな国家でも、小さな国家でも、
 国民を幸せにするという目的は達成できない

行政改革はなぜ難しいのか?

それは、
 目的が議員や官僚の現状維持に設定されている
からです。

官僚が求めているのは、
安定。

安定を求めるで、
 お金が足りなくなれば、支出の削減ではなく、収入を増やす。

その簡単な方法が、増税や社会保険料の値上げというわけです。

大きな国家になれば、際限なく国民の負担は増えて行くことになります。

そして、ないところからは取れないので
頑張って働いている人の負担が増えていく。
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