石丸伸二氏、政治不信の受け皿に SNS駆使、無党派が支持
2024/7/7 中国新聞より引用
東京都知事選で、無所属新人の前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が健闘した。
「政治とカネ」の問題などで既成政党や政治そのものへの不信が強まる中、
政党の支援を受けない立場をアピール。
交流サイト(SNS)を駆使して政治再建を訴える戦略で、無党派層を中心に受け皿となった。
市長時代、市議会との対立から「日本一バズる市長」と注目され、
ユーチューブでの知名度は高かった石丸氏。「リアル」での支持にどうつなげられるかが鍵だった。
陣営によると、街頭演説は15~20分と短く区切り、毎日約10カ所を回った。
自己紹介から始め「石丸伸二を生で初めて見る人」と問いかけ。
元銀行員の経歴や人柄を知ってもらうことを重視し、政策の説明は控えめにした。
完全な無所属であると訴え、有力候補との違いを強調。
ばらまきや利権政治からの脱却を掲げた。
「日本の政治を変えてくれると全国民が期待している」
「皆さんの責任は重大です」。
鼓舞するように聴衆に訴えかけ、動画や画像をSNSで拡散させた。
**********
東京新聞 より引用
東京都知事選の得票数
小池百合子 2,918,015
石丸伸二 1,658,363
蓮舫 1,283,262
田母神俊雄 267,699
安野貴博 154,638
内海聡 121,715
ひまそらあかね110,196
石丸幸人 96,222
桜井誠 83,600
清水国明 38,054
(略)
**********
メディアは、政党の指示がなく170万票あまり獲得し、
蓮舫に勝った石丸伸二前安芸高田市長市長に対し、
驚きの結果だ
と騒ぎ立てています。
大学教授の古市さんは、日テレの番組で、
3位だと言われていたが、2位の結果に嬉しいですか
と失礼な質問をして、
叩かれていました。
多くの支持を頂き、光栄です
とかのコメントが欲しかったのでしょうが、
思うようなコメントが引き出せず、いらだっていました。
すでにYouTubeで切り抜き動画がたくさん出ています。
特に失礼な質問としては、
今後、国政選挙に出るのか
広島一区で出るのか
東京都知事選を売名に利用したのか
などの発言です。
170万票あまり獲得した2位の人対して、
「選挙を売名に使うつもりだった」はないですね。
ちなみに、
今後の話は早すぎます。
石丸氏は、
あらゆる可能性があるが、今は考えていない
と数社のメディアに答えていました。
こういった回答の手法には賛否両論があるようで、
個人的には、メディアの質が最悪なのは自明なので、レベルを合わせてもいい
とは思います。
ただ、
石丸氏の信念は、緊張感を持たせる
ことなので、
一貫した姿勢を貫いている
として、
多くの人に支持されている理由
であるとも思います。
基本的に、
みんなと上手くやっていこうという当たり障りのない人
は、目立たないので、
強烈な支持は生まれにくい。
年を取ってくると、
まぁ、そんなきつく言わなくても、あわせてあげればいいじゃん
と思うわけですが、こういう人は飛び抜けられない。
周りに敵を作りつつも、
強力な賛同者を得る人の方が、成功しやすい。
ビジネスの世界でも、
成功した人は、癖がある人ばかりです。
松下幸之助、稲盛和夫、ユニクロの柳井正、孫正義
部下は大変だったと著書に出てきます。
自分にも他人にも厳しい、要求水準が高い、細かい、うるさい、怖い。
特に、若い頃は、激しさ、情熱がないと、
芽が出ない。
こういう経営者は、
年を取って、徐々に丸くなっていく
という過程をたどるようです。
石丸氏の話。
みんな都議会の動画を見たことがないですよね。
公開されていますよ。
興味がないから見ない。
その結果、妙な政策ができてしまう。(例:プロジェクションマッピング 入札停止の電通の「子会社」が仕事を得る。)
安芸高田市では、議会を公開し、配信した。
多くの人が見てくれ、緊張感が生まれた。
緊張感をもつことが、政治の改革につながる。
こんなような動画があって、なるほどと思いました。
確かに、
今の日本に足りないのは、緊張感と責任
なんだと思います。
TVメディアも、放送法の認可を受け、公共のための放送をすることを法律で義務づけられているのに、
低レベルで誰の役にも立っていないような番組
を垂れ流す。
選挙においても、個々の政策には触れず、
面白おかしく、与野党対立、女傑対立と煽りながら、
結果、何の支持母体がない予測すらしなかった候補者が2位に食い込んだため、
慌てて、特に専門分野のないような学者?である古市さんに質問をさせる。
国政選挙で、落選した候補者を怒らせるのが、視聴率が取れて面白いってことで、
芸人やタレントなどのコメンテーターに言わせて、炎上商法をする
ことが、
近年の選挙速報で流行ったためか、それをやろうとしていた
感じです。
普通、選挙に出ることを面と向かって売名とは言わない。
落選の原因は?とNHKに聞かれ、
NHKを含め、選挙の序盤に、全く取材をしなかったメディアの責任
と答えていましたが、
今日の午後7時30分からの石丸氏をメインの密着特番ではカット
されていました。
中盤からは、票をたくさんとると分かったので、
密着取材をしていたようです。
これも、緊張感なんだと思います。
適当な質問、前例踏襲の選挙報道(細かい公約の説明はしない)、
小池氏が断ったので、公開討論会を設置しない。
小池氏なしで実施して、
「小池氏は公務のため欠席ですが、
他の候補者の公約を知って頂くことは、有権者にとって有益ですので開催しました。」
と説明すれば、よかったわけです。
小池氏と蓮舫氏がいれば、他の候補者が欠席しても、そういって実施していたはずです。
緊張感、言い換えると、仕事に対するプライド、倫理、誇り、責任感。
こういったものが、
メディアから失われている。
議員も同じ。
寝ている人がいる議会。
立法するだけの能力がないのに、勉強すらしない議員。
自分のこと(次に受かること)、自分の子供のこと(円滑に地盤を引き継ぐ)しか考えていない政治屋。
この定義も、日テレを含め、テレビ局に何度も聞かれていました。
支持率が低下したり、選挙で結果が出なくても、
平気な顔をして、居座る総理。
国政についての緊張感が生まれない。
政治資金規正法も、領収書を添付しなくても済むのであれば、
いくらでもごまかしがきく。
これが、すべて添付し、正確に記載しないと犯罪になるというのであれば、
その瞬間から緊張感が生まれる。
みんな責任を取りたくないので、
あいまい、なあなあ、前例踏襲、敵を作らない内輪の論理(立憲・共産党もザル法で内心助かったと思っている人も多い)
で、
なんとなく、ぬるま湯で仕事をしている。
フジと日テレの大谷選手のプライバシー侵害についても、
なあなあな感じで済まそうとしている。
ドジャーズが取材拒否と巨額損害賠償請求訴訟を提起して、
きちんとした責任追及がなされて始めて、
大変なことになったと緊張感が生まれる。
新聞も誤報を出しても、小さな訂正記事で終了。
おそらく、
政治家、メディア、税金から仕事をもらう大企業
などの既得権益が、
なあなあな感じで、利権の中でうまくやっていて、
そこに手を付けようとする人を叩いて潰す。
そういう
ズルイ仕組みに嫌悪感
を、
既得権益がない若い世代が感じている。
石丸氏は、
こういったことをなんとかしてほしい
という訴えを聞いてくれそうな攻撃力の高い人だから、
170万票あまり獲得できた
ということなんだと思います。
つまり、
既得権益と徹底的に戦う攻撃力の高い人
が求められているのであって、
みんなと調整しながら、上手くやっていく
という人格者は求められていないわけです。
コメントなどをみると、
パワハラ気質だとか、冷酷な感じがした、化けの皮が剥がれる
という嫌いな人も多いわけです。
ただ、
こういう面(攻撃的かつ合理的)が支持されている
わけです。
演説も上手くないのに、
この人がなぜ170万票あまりとったか理解できない
という人は、
その点を意識すると見えてくる
と思います。
演説のうまさや、お笑い芸人のようなエンターテイメントは不要なわけです。
支持者はそこを求めているわけではない。
腐った既得権益者をぶっ潰して欲しい。
近いのは、初期の大阪における橋下氏。
そのため、松井氏のような経験豊かな調整力の高い人物を味方に付けると、
今後の展開が広がる
と思います。
ただ、TVや新聞メディアに対しては、今まで通り、徹底的に戦ってほしいと思います。
日本のメディアは、緊張感がなく、記者クラブなど閉鎖的で、最低ランクだと思います。
日本の報道ランキングが低いのも、メディアの質の悪さが主な原因だからです。
メディアは、高市氏のように、
こいつはやばい、うちら潰されかねない
と思ったら、
報道しない自由を徹底的に利用する
と思います。
だからこそ、
YouTubeが重要な攻撃ツールになる
わけです。
2024/7/7 中国新聞より引用
東京都知事選で、無所属新人の前広島県安芸高田市長石丸伸二氏(41)が健闘した。
「政治とカネ」の問題などで既成政党や政治そのものへの不信が強まる中、
政党の支援を受けない立場をアピール。
交流サイト(SNS)を駆使して政治再建を訴える戦略で、無党派層を中心に受け皿となった。
市長時代、市議会との対立から「日本一バズる市長」と注目され、
ユーチューブでの知名度は高かった石丸氏。「リアル」での支持にどうつなげられるかが鍵だった。
陣営によると、街頭演説は15~20分と短く区切り、毎日約10カ所を回った。
自己紹介から始め「石丸伸二を生で初めて見る人」と問いかけ。
元銀行員の経歴や人柄を知ってもらうことを重視し、政策の説明は控えめにした。
完全な無所属であると訴え、有力候補との違いを強調。
ばらまきや利権政治からの脱却を掲げた。
「日本の政治を変えてくれると全国民が期待している」
「皆さんの責任は重大です」。
鼓舞するように聴衆に訴えかけ、動画や画像をSNSで拡散させた。
**********
東京新聞 より引用
東京都知事選の得票数
小池百合子 2,918,015
石丸伸二 1,658,363
蓮舫 1,283,262
田母神俊雄 267,699
安野貴博 154,638
内海聡 121,715
ひまそらあかね110,196
石丸幸人 96,222
桜井誠 83,600
清水国明 38,054
(略)
**********
メディアは、政党の指示がなく170万票あまり獲得し、
蓮舫に勝った石丸伸二前安芸高田市長市長に対し、
驚きの結果だ
と騒ぎ立てています。
大学教授の古市さんは、日テレの番組で、
3位だと言われていたが、2位の結果に嬉しいですか
と失礼な質問をして、
叩かれていました。
多くの支持を頂き、光栄です
とかのコメントが欲しかったのでしょうが、
思うようなコメントが引き出せず、いらだっていました。
すでにYouTubeで切り抜き動画がたくさん出ています。
特に失礼な質問としては、
今後、国政選挙に出るのか
広島一区で出るのか
東京都知事選を売名に利用したのか
などの発言です。
170万票あまり獲得した2位の人対して、
「選挙を売名に使うつもりだった」はないですね。
ちなみに、
今後の話は早すぎます。
石丸氏は、
あらゆる可能性があるが、今は考えていない
と数社のメディアに答えていました。
こういった回答の手法には賛否両論があるようで、
個人的には、メディアの質が最悪なのは自明なので、レベルを合わせてもいい
とは思います。
ただ、
石丸氏の信念は、緊張感を持たせる
ことなので、
一貫した姿勢を貫いている
として、
多くの人に支持されている理由
であるとも思います。
基本的に、
みんなと上手くやっていこうという当たり障りのない人
は、目立たないので、
強烈な支持は生まれにくい。
年を取ってくると、
まぁ、そんなきつく言わなくても、あわせてあげればいいじゃん
と思うわけですが、こういう人は飛び抜けられない。
周りに敵を作りつつも、
強力な賛同者を得る人の方が、成功しやすい。
ビジネスの世界でも、
成功した人は、癖がある人ばかりです。
松下幸之助、稲盛和夫、ユニクロの柳井正、孫正義
部下は大変だったと著書に出てきます。
自分にも他人にも厳しい、要求水準が高い、細かい、うるさい、怖い。
特に、若い頃は、激しさ、情熱がないと、
芽が出ない。
こういう経営者は、
年を取って、徐々に丸くなっていく
という過程をたどるようです。
石丸氏の話。
みんな都議会の動画を見たことがないですよね。
公開されていますよ。
興味がないから見ない。
その結果、妙な政策ができてしまう。(例:プロジェクションマッピング 入札停止の電通の「子会社」が仕事を得る。)
安芸高田市では、議会を公開し、配信した。
多くの人が見てくれ、緊張感が生まれた。
緊張感をもつことが、政治の改革につながる。
こんなような動画があって、なるほどと思いました。
確かに、
今の日本に足りないのは、緊張感と責任
なんだと思います。
TVメディアも、放送法の認可を受け、公共のための放送をすることを法律で義務づけられているのに、
低レベルで誰の役にも立っていないような番組
を垂れ流す。
選挙においても、個々の政策には触れず、
面白おかしく、与野党対立、女傑対立と煽りながら、
結果、何の支持母体がない予測すらしなかった候補者が2位に食い込んだため、
慌てて、特に専門分野のないような学者?である古市さんに質問をさせる。
国政選挙で、落選した候補者を怒らせるのが、視聴率が取れて面白いってことで、
芸人やタレントなどのコメンテーターに言わせて、炎上商法をする
ことが、
近年の選挙速報で流行ったためか、それをやろうとしていた
感じです。
普通、選挙に出ることを面と向かって売名とは言わない。
落選の原因は?とNHKに聞かれ、
NHKを含め、選挙の序盤に、全く取材をしなかったメディアの責任
と答えていましたが、
今日の午後7時30分からの石丸氏をメインの密着特番ではカット
されていました。
中盤からは、票をたくさんとると分かったので、
密着取材をしていたようです。
これも、緊張感なんだと思います。
適当な質問、前例踏襲の選挙報道(細かい公約の説明はしない)、
小池氏が断ったので、公開討論会を設置しない。
小池氏なしで実施して、
「小池氏は公務のため欠席ですが、
他の候補者の公約を知って頂くことは、有権者にとって有益ですので開催しました。」
と説明すれば、よかったわけです。
小池氏と蓮舫氏がいれば、他の候補者が欠席しても、そういって実施していたはずです。
緊張感、言い換えると、仕事に対するプライド、倫理、誇り、責任感。
こういったものが、
メディアから失われている。
議員も同じ。
寝ている人がいる議会。
立法するだけの能力がないのに、勉強すらしない議員。
自分のこと(次に受かること)、自分の子供のこと(円滑に地盤を引き継ぐ)しか考えていない政治屋。
この定義も、日テレを含め、テレビ局に何度も聞かれていました。
支持率が低下したり、選挙で結果が出なくても、
平気な顔をして、居座る総理。
国政についての緊張感が生まれない。
政治資金規正法も、領収書を添付しなくても済むのであれば、
いくらでもごまかしがきく。
これが、すべて添付し、正確に記載しないと犯罪になるというのであれば、
その瞬間から緊張感が生まれる。
みんな責任を取りたくないので、
あいまい、なあなあ、前例踏襲、敵を作らない内輪の論理(立憲・共産党もザル法で内心助かったと思っている人も多い)
で、
なんとなく、ぬるま湯で仕事をしている。
フジと日テレの大谷選手のプライバシー侵害についても、
なあなあな感じで済まそうとしている。
ドジャーズが取材拒否と巨額損害賠償請求訴訟を提起して、
きちんとした責任追及がなされて始めて、
大変なことになったと緊張感が生まれる。
新聞も誤報を出しても、小さな訂正記事で終了。
おそらく、
政治家、メディア、税金から仕事をもらう大企業
などの既得権益が、
なあなあな感じで、利権の中でうまくやっていて、
そこに手を付けようとする人を叩いて潰す。
そういう
ズルイ仕組みに嫌悪感
を、
既得権益がない若い世代が感じている。
石丸氏は、
こういったことをなんとかしてほしい
という訴えを聞いてくれそうな攻撃力の高い人だから、
170万票あまり獲得できた
ということなんだと思います。
つまり、
既得権益と徹底的に戦う攻撃力の高い人
が求められているのであって、
みんなと調整しながら、上手くやっていく
という人格者は求められていないわけです。
コメントなどをみると、
パワハラ気質だとか、冷酷な感じがした、化けの皮が剥がれる
という嫌いな人も多いわけです。
ただ、
こういう面(攻撃的かつ合理的)が支持されている
わけです。
演説も上手くないのに、
この人がなぜ170万票あまりとったか理解できない
という人は、
その点を意識すると見えてくる
と思います。
演説のうまさや、お笑い芸人のようなエンターテイメントは不要なわけです。
支持者はそこを求めているわけではない。
腐った既得権益者をぶっ潰して欲しい。
近いのは、初期の大阪における橋下氏。
そのため、松井氏のような経験豊かな調整力の高い人物を味方に付けると、
今後の展開が広がる
と思います。
ただ、TVや新聞メディアに対しては、今まで通り、徹底的に戦ってほしいと思います。
日本のメディアは、緊張感がなく、記者クラブなど閉鎖的で、最低ランクだと思います。
日本の報道ランキングが低いのも、メディアの質の悪さが主な原因だからです。
メディアは、高市氏のように、
こいつはやばい、うちら潰されかねない
と思ったら、
報道しない自由を徹底的に利用する
と思います。
だからこそ、
YouTubeが重要な攻撃ツールになる
わけです。