巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

岩尾池の一本スギ

2008-06-21 | 滋賀県

滋賀県甲賀市甲南町は,わが山城から国道307号線を東進すること約45分、甲賀忍術でおなじみののぞかな里山です。


この一本杉の有る岩尾池は甲南町内を突き抜けて伊賀まで延びる県道から、杉谷川沿いの道を岩尾山方面にどんどん進んで行くとやがてこの池のほとりに到着する。



一本杉は池のほとりの少し盛りあがった所にあって、本来なら池の水面越しにこの杉を見ることになるようです。


しかし僕がここを訪れた去年の5月22日には池の水はほとんど涸れていて、池を歩いてこの巨杉の傍まで行くことが出来ました。



 伝教大師最澄が挿した箸が大きくなったとも伝えられるこの大樹は「岩尾の一本杉」として親しまれ、県の自然記念物にも指定されているようです。



傍によって見ると迫力はあるのですが、白骨化した枝も目立ち、あちこちに黒々とした炭化のあとがあり一見して火事に見舞われたことがわかります。


何度も何度も落雷の被害を受けたのでしょうか??


巨杉にはよく見られるようにこの杉もかなりの暴れ杉で遠くから見るとまるで松の様な枝ぶりにも見えます。



伝承樹齢1000年以上、幹回り4.7m、樹高15mとなっていてそれほど大きなものではありませんが遠くから見るこの杉は際立ったものは有ります。


撮影2007.5.22


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