日本一の公孫樹の次は日本一の欅の巨木。
こちらは同じ北国東北でも少し南の山形県中央部、山形空港のある東根市、東根城址に建つ東根小学校の校庭にその勇姿を聳えさせて居る。
市街地外れ、最上川支流、日塔川(白水川)右岸の高台に有り、小学校近くにはこの欅見学者のための駐車場まで設けられて居る。
ちょうど僕がここを訪れたのは9月17日の敬老の日、子供たちも休日、それでも門は閉ざされず、見学者も三々五々訪れて歓声をあげて居た。
国指定特別天然記念物の「東根の大ケヤキ」は南北朝時代に築かれた東根城内に植栽されていたもので、往時これに退けを取らぬもう1本の大ケヤキが有り、雄槻、雌槻と呼ばれていたが明治18年、雄槻は枯れ果てこの雌槻だけが残された。
根回り24m、目通り16mと圧巻のボリュ-ム、最早生あるものとは思えぬ程の規模と迫力です。
向こうからこちらに突き抜けるトンネル状洞は、内部に畳二畳程の空間が有り、古くは乞食が寝泊まりし焚き火をしていた事もあるらしい。
樹高約28m、樹齢は驚くなかれ1500年以上・・・、もしかしてあの聖徳太子と同級生だったり・・・・。
大きく分かれる二幹の間に大きな裂け目が有ったのか?しっかり同色の樹脂で埋められ、見たところ枝いっぱいに葉をつけ樹勢は旺盛。
朝な夕なに元気な子供たちの聲を聞きケヤキも穏やかな日々を送っているように見える。
この校庭で育ち巣立った子供等の記憶の片隅には、何時までたってもこのケヤキの力強い姿が焼きついて居るのだろう。
撮影2012.9.17
なぜだか良くわかりませんが、矢張り畿内などよりも人口密度も少く需要も少なくって生き残るチャンスも多かったのかもですね。
まあそれにしても見事な巨漢ぶりでした。
此れもまた良いですね~
こんな巨木の在る学校の生徒が羨ましい~~
それにしても木の洞に住む人って本当に居るんですね~