新潟糸魚川市の山間部の「杉之当」、スキー場のゲレンデ脇の白山神社に君臨する新潟県内第二の大杉。
もう約1年半も前、東北方面を約半月掛け、車で巨木と石仏を訪ね歩いた始まりはこの地から・・・
新潟県糸魚川市杉之当は、日本海沿い北陸自動車道糸魚川ICを降り、姫川沿いに約7.5km、更に支流の根知川沿いに遡ること約5km、塩の道資料館脇を掠めて2km程林道を進むと糸魚川シーサイドバレー・スキー場のゲレンデ。
長野県から糸魚川へ向かう塩の道・千国街道から雨飾山へ入る根知谷の奥、民家がポツポツ何軒か見えるが人の気配など全くしない。
バカナビで殆どピンポイント案内、これが当てずっぽうだと、場所を訊ねるにも人は居ないと言う事になる。
目の前にスキー場のリフトが見える夏草の参道奥にある白山神社の鎮守の杜、大杉は境内奥の崖を登った上に他ち尽くして居た。
崖下から見上げるとどうも他の樹も邪魔をして奇々怪々・・・
根元に立つとさすがに巨大で、その森厳さが直に伝わって来て身震いをするほど・・・・
元来、融合木だったようですが、現在中央部が枯れ果、向こう側が見えるほど・・・、多分落雷にでも遭ったのだろうか?融合木の脇幹はかなり弱って見える。
目通り13.3m 樹高 28m、推定樹齢 300年以上と有るがもっと樹齢を経て居る様な・・・・。
地名の杉之当の由来も、平家の落人がこの杉を目当てに集落を造ったところから来ているという話も有る。
荒々しい樹肌を見せて立ち尽くして居た。
撮影2012.9.13