奈良県御所市、多太(おいだ)集落の鎮守、多太神社境内に有るムクロジと公孫樹の巨木。
御所市多太(おいだ)集落は金剛山系東面山裾、大棚田地域に軒を並べる小さいながら歴史深い土地柄。
多太神社は集落の北西外れ、公民館と旧街道を挟んで鎮座しています。
先ず一本目のムクロジは、鎮守の杜正面、石鳥居に向かって右側に、その老体に耐えながら葉を繁らせて居ます。
反対側から見ればまだまだ元気そう・・・・・目通り4.4m、樹高14.4m、樹齢は不明。
2本目のムクロジは境内奥、小さな本殿右脇に立ち、やっぱり主幹はかなりの痛手を受け、ハラワタを曝け出しています。
それでも元気に葉を繁らせ、目通り4.5m、樹高27.1mと3本のムクロジ中では最も存在感が有りました。
公孫樹の巨木は境内中央辺り、株元から起ち上がる無数のヒコバエを伐り取られ、妙な根元で立っていました。
目通り4.32m、樹高21.5m・・やっぱり相当なご老体・・小さいながら気根も垂れて居ます。
古い由緒の神社に古い巨木・・・・・、何故かこの地域にはムクロジの巨木が多く、なにか特別な理由でも有るのかと思いますが?良くわかりません。
撮影2011.11.27