指宿報国神社に「全国一のアコウの木」と称される巨木が立ち尽くしている。
薩摩半島最南端の鹿児島湾岸、JR指宿枕崎線沿いに走る国道226号線宮が浜駅近く、建ち並ぶ民家の屋根越しに大きな樹冠が見える。
ここ指宿報国神社は西南戦争の折、生命を捧げた人達の御霊を祀り創建、後、日清、日露、太平洋戦争に命を捧げた御霊も合祀した。
故に報国神社は信楽寺の墓地に喰い込むように鎮座している。
日本一の幹囲を持つアコウの巨体は、神社正面墓石に囲まれるよう墓守の樹として、また報国神社の神木とし、異様な姿で立っている。
設置された説明板によると幹囲り14.6m。
樹高15m。
樹齢約300年・・・・余りに荒々しく異様な巨体にしばし呆然。
その巨体には様々な植物が寄生、共存・・・・・しかしこのアコウ自身も元々は寄生植物だった事だしね。
これは現地の説明板。
同墓地内にはもう一株アコウの巨木が、これも異様な姿で立っている。
上記の個体には遠く及ばないものの、その荒々しさや力強さはひけを取らない
目通り7.5m、樹高約15m、樹齢約300年未満と、幹周り以外は凡そ同じだが・・・・・。
撮影2011.12.21