山間谷間の小さな集落、簡素なお堂一つの山寺境内にひっそりと起つ巨杉です。
愛媛県宇和島市伊吹神社の大イブキの撮影を済ませた後その足で、国道320号線、197号線、440号線と乗り継いで山岳ドライブ約60km、2時間足らずで山間谷間の田野々(たのの)集落に着く。
<善福寺境内よりの景観>
四万十川の支流梼原川、その源流域、僅かばかり平地に水田と集落がポツポツと建つ。
本道脇、山裾に積み上げた石垣上にどっしり腰を下ろした千年杉は目通り8.3m、樹高約35m・・・。
樹齢約600年・・・・、千年杉と言うにはまだまだ間がありそうな??
根元には石像品の残欠があり、大杉自身も数基の墓石を巻き込んでいると言われている 。
そんなことなどお構い無しに千年杉は、山里を見守る様にすくっと立ち尽くしていた。
梼原町指定天然記念物。
撮影2010.9.23