近江と美濃、今流にもっと広く云えば関西圏と中京圏を大きく分け隔てる、伊吹山の南東裾野に鎮座する美濃国二の宮「伊富岐神社」の境内に立つ大杉です。
天下分け目の関が原古戦場の程近く、国道21号線JR東海道本線関ケ原付近より約3km、野上北の信号で左折、そのまま伊吹の集落を越え、そのままに奥に進むと、この伊富岐神社にぶち当たる
拝殿の向かって左手に一際大きく聳える大杉が有り、古来より御神木として仰がれて来たと云う・・・。
社殿は関ヶ原の戦いの兵火で類焼、しかし御神体は幹の分岐に置かれていて難を逃れたとか・・・・、この杉は神木としての役目をちゃんと果していたようです。
根周り9.6m、地上5m付近で大きく四幹に分岐するが、目通り6.3m、樹高約30m。
樹齢は不明ですが岐阜県の天然記念物に指定されています。
撮影2009.11.14