富山からの帰り道どうしてもこの木だけは見ておきたかったので一寸寄り道・・・、偶々工事中にぶつかり期待はずれの景観でした。
多分、石川県人であれば誰もが知ってるだろう??巨木とは云えないだろうが、名木として名高い「堂形のシイノキ」と呼ばれるスダジイです。
無粋な工事フェンスが邪魔をしてすっかり景観は台無しですが・・・ここは金沢市の中心、石川県庁正面玄関前庭の左右に一対のスダジイの古大木が立っている。
良く手入れされ、左右シンメトリーなお椀型樹形を保っていて、左右どちらも引けをとらず、全く双子の兄弟みたい。
加賀藩初代利家が三十三間堂を模して造った的場から「堂形の的場」と呼ばれ、今にその名を伝えているが、このシイノキ自身は、江戸時代中期、「大槻伝蔵」の屋敷に在ったものを明治になって、(旧)県庁玄関前に移植したとものだと言う・・・。
共に主幹は朽ち果てるように腐朽が進み、株元から伸びだした第二世代の何本もの枝幹が、それを取り巻くように育っている。
何処を如何いう風に計ったのか目通りは約7m/5m余り、樹高12m/13mとなっているがそんな数字は如何でも良い様な・・・。
人の手により植栽され育てあげられた街中に巨木??です。
因みに国の天然記念物に指定されています。
撮影2009.11.1