いくら地理に強いと自負していても信州の田舎では馬鹿ナビに随って走るしかなく、他人に行き方を教える事などとても出来ない。
長野市街から西北の山里、泉平の高み、コンクリート容壁で固められた素櫻神社の小さな社殿を随えるように立っている。
僕がここを訪れたのは5月1日、遅い信州の桜花も葉桜に変わりつつあり、名残の桜花がちらほら風に舞う時期でした。
大空を覆うがごとく四方八方に枝を張り、花が満開のころにはさぞかし見事な咲きっぷりだろうと思われる。
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が刺した枝が大きくなったと伝承され、樹齢約1200年、目通り11.3mと成っていますが、根元で数本の株立ちに成っていてそれほどの迫力は感じない。
花盛りには観光客も多いのか整備が行き届きすぎ、野趣に欠けちょっとガッカリ・・
鄙びた山里に在る桜の巨木、それだけでも何かしら物語ができそうな・・・
エドヒガンザクラの巨木で国の天然記念物に指定されています。
撮影2009.5.1