伊勢方面を訪れるには良く通るR25号線、人呼んで名阪国道。
ここは珍しく高速道路状のつくりにも関わらず一般国道で、走行車両のスピードや事故の多さで人知れず有名な道路です。
このR25が名前を変えて有料道路になる手前のインターが亀山で、この地は交通の要所として車がひしめきあっています。
インターから約20分ほど東に走った県道646号線沿い、小高い岡の上に有る正覚寺のツブラシイです。
国道から正覚寺に上る細い道は直ぐ門前に着き正面本堂左脇にこのずんぐりとしたシイの木が目につく。
本堂から続く墓所への入り口に当たるこの場所は小高く眺めも良く、日当たりも良い。
ツブラジイなのかスダジイなのか見分け葉付けにくいが巨樹として良く見かけるのはスダジイが圧倒的に多いような気がします。
写真のように主幹には大きな空洞が広がっていてまさしく表皮居間で生きながらえているようにも見えますが、樹盛は良く樹冠はびっしり若葉を生い茂らせていました。
根元といわず主幹からもひこばえが元気に吹出し、老いてますます盛んなようです。
目通り約6m、樹高約10m、樹齢は不明ながらも威風堂々の風格でたたずんでいる。
撮影2008.4.5