奈良公園の中を突き抜けて走る県道80号線は高畑で左折やがて春日原生林の南端を大和高原へと登っていく。
途中、奈良奥山ドライブウエーへの進入路を左に見ながら奈良市内といえども鄙びた景観の里山、田原の里へと入る。
ここはその昔、奈良の都人の葬送の地でもあったとか??、ちょうど春日原生林の向こう側に当たる地域で、なだらかな丘陵地という景観が美しく、山の斜面には大和茶のグリーンの波が続いている。
田原小学校、中学校の建物を過ぎてすぐ左の山手の方に入っていくとこの堂の杉のある中ノ庄の集落。
集落の入り口辺りにある天神社の境内、社殿のまえに、その威容な幹を見せている。
根元、幹周りは巨大にもかかわらず、葉の茂る主幹は、意外と細い。
多分いつの時代かに、落雷でもあったのだろうか?巨大な幹は、途中で無くなり、支枝が主幹となっているようです。
幹周り、約7m、樹高は30m、樹齢は不明ですが、800年ぐらいは経っていそうです。
小さな集落の小さな鎮守でしっかり神木として守られているようです。
撮影2007.2.24