吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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弓梓弓と水の女神 断片集12 No182

2010-11-17 00:21:26 | 日記
水の女神の最終考察

水の女神としての神霊の流れを最終的に記しておきたい。
雨の中でも特に神霊の氣を宿し
静かに降る雨を■といい  (※最下に文字を記載しているので参照の事 PCでは霝)
雨粒ひとつひとつに神霊の氣が宿る。
この■という文字は雨のしずくに神霊が宿っていることを
表していてこれより靈(霊)の字が生まれる。(※■の字の下に巫)
これは巫が神霊を呼ぶさまである。
そしてこの■の御魂魄とは少彦名神のことである。
この少彦名神はフェーズとしては女性性となる。
雨滴の神力とは法雨の雫であり甘露といわれている。
神霊の氣を宿す雨は酸性雨ではなく、実際に甘くふくよかな香りがする。
この少彦名神の神霊の氣=御魂魄を宿した雨は
地上で水となりまた神霊は靄(もや)となり立ち込める。
この靄はやがて結集していき
そこに現われる神霊がサラスヴァティーである。
日本では弁才天と呼ばれ親しまれている。
裸形の女神であるがこの裸形はラ行ということを現している。
ラ行の意味は深いがその基本の「ラ」音は中心音である。
この弁才天は地上での役割のことであるが
この御魂はやがて天へ還る。
この様を◆と書く。  (※■の字の下に龍 最下に文字記載)
この字を宿した神に水の神と呼ばれる◆神(おかみ神)がいる。
記紀では伊邪那岐神が伊邪那美との間に産まれた迦具土神を
斬り殺した際に◆神(おかみ神)は生まれたとしている。
これは生まれた際に火の神の中に混じる水と土の氣を切って
純粋な火のエレメントにしたことを表している。
伊邪那美は水と土のエレメントを持つので生まれた子供には
迦具土神というように水を含む土が残っていたが
水と土のエレメントが斬られて迦具土神は火産霊となったという事である。
従って伊邪那美も少彦名神の神霊の氣を宿す水の女神ということになる。
◆は地上に降り立った魂魄のうち御魂が天に昇る様であるが
この時に現われた神霊が八大龍王神である。
従って八大龍王神は少彦名神の御魂を宿す神霊であり女性性である。
それゆえに万物を産む神として龍樹や役の小角は八大龍王神を
まず第一に祭祀したのである。
◆神(おかみ神)は刀に滴る血から産まれたとされるが
この水気を持つ血と土=地は伊邪那美から派生するエレメントなので
同じ発音のチと呼ばれる。
血は赤色であるのでこれ以降女性性は赤で表されるようになった。
神社の鳥居で朱塗り場合は女性性を祭ることを意味する。
辰砂の丹生は赤なので丹生氏は◆神(おかみ神)を祭祀したようである。

■の少彦名神の魂魄のうち御魄(ハク)はまず罔象女神で表わされる。
伊邪那美命が亡くなる時にその尿から生まれた神と云われるが
ようは水が下方向に流れ出すイメージであろう。
今では諺の意味は違ったものになっているが
孔子は曰く「水と臣民は方円の器に従う (略解)」と言い
老子は「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、
衆人の恵む所に処る」と言っている。
この水の柔軟性は女性性の重要な要素といえる。
そして方円の器に従い集まった水は
溜りからあふれると川となり蛇の要素を表わす。
カカ飲む蛇は「三尺流れて水清し」の浄化作用を現し
ここに瀬を早む瀬織津姫の祓いの力を観る。

さて少彦名神の御魄であるが水の流れとなり海に注ぎ
海の龍宮に帰ることになる。
では天に昇った少彦名神の御魂であるがこれは天の龍宮に帰る。
この陰陽はあるときに和合し繋がるのであるが
それが我々には神霊界の虹として映るのである。

根源神である少彦名神の神霊は
水の女神である伊邪那美 弁才天 ◆神 八大龍王神
罔象女神 瀬織津姫 豊玉姫 宗像三女神 神功皇后に投影されている。
特に龍宮の豊玉姫については
例えば青木繁が「わだつみのいろこの宮」を描いているが
よく観ると足元から泡が登っているように海中である。
海の中の水壷を通しての豊玉姫と山幸彦の出会いが幻想的に描かれている。
これは水壷で象徴される少彦名神が
水のエレメントの豊玉姫と火のエレメントの山幸彦=彦火火出見尊を
再び結びつけて神代から人の世の基とした話である。
エデンでアダムとイブを結びつけ人類の基にした蛇に繋がる。
西洋で忌み嫌われる竜(蛇)が日本では八大龍王神であり
水の女神として崇敬されるのには、
神の経綸という壮大な仕組みが日本にあるためである。




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15 コメント

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つながりました~♪ (虹色巫女)
2010-11-17 16:01:06
と、そのまえに、重要な漢字が文字が化けておりまして予測でよみました
>静かに降る雨を�といい
この漢字は↑「おかみ」ですか???(テストの問題のようです)少彦名命がタケウチノスクネの親でその流れが龍神やカエルそして虹につながっていることがわかって すんごく気の巡りがよくなりました。また、住吉神社にある少彦名神社で つい先日も宇宙遊泳のような体験をしましてhttp://ameblo.jp/nijiiromiko/entry-10707978174.html やはりこれってご先祖のパワーが強まっていることなんでしようね。蘇我の真実の解明はこれからですね。宜しくお願いいたします。
返信する
虹色巫女さまへ返信27 (吉田一氣)
2010-11-17 19:46:50
こちらのミスかもしれません。
S-JISでIEでこのフォント表示しませんでしょうか?
17画で雨の下に口3個で
[字音]レイ 
[字訓]あめふる・おちる
[訓義]1.あめふる、おちる。
    2.令と通じ、よい、めでたい。
という漢字です。
他の更にこの口3個の下に龍のおかみは
表示できていますでしょうか?

返信する
おかみ (虹色巫女)
2010-11-17 22:46:06
やっぱり表示できないみたいです。ヤフー辞典にも漢字はのってませんでした。<おかみ【×】
雨や雪など、水をつかさどると信じられていた神。竜神(りゅうじん)。>
ちなみに 虹色巫女の少し前までの通称は「虹色女将」または「おかみ」だったのですが、義経と静御前を追いかけていたころ、貴船神社の由緒に
http://kibune.jp/jinja/history/
はじめてこの「おかみ」という漢字をみつけて、体に電流が走ったのを今でも覚えています。
本人はわけわかんないながら 守護がそうさせているんですね。
返信する
虹色巫女さまへ返信28 (吉田一氣)
2010-11-18 11:50:48
原因を調べました。
PCのOSに起因するようです。
OSがproの場合は中華フォント登録するので
表示するけどそうでないPCは化けるようです。
とりあえずJPGで文の最下に貼り付けました。
是非再確認してみてください。
イメージがはっきりするかと思います。
これで国内の水の女神篇はほぼ完了しました。
海外篇もいつかは現地に赴き確認していけたら
すばらしいのですが、
夢のまた夢に終わりそうです。
返信する
イメージつかめました! (虹色巫女)
2010-11-18 17:15:14
虹色巫女はmacにて表示できなかったのですね。早速のjpg画像はりこみありがとうございます。イメージつかめました。と、ところで、今日また 如意龍王の祀られている稲荷寺(大正時代に岡山の最上稲荷http://www.inari.ne.jp/から分霊)と八幡様にお参りして帰宅後ふと検索したらわかりやすくまとめられた「岡山での竜神信仰の論文」が出てきました。内容はごく普通ですが、1資料としてご参考までに。
http://www.soci.ous.ac.jp/gs/study/files/i06vm07.pdf
返信する
虹色巫女さまへ返信29 (吉田一氣)
2010-11-18 21:27:04
資料の紹介ありがとうございます。
この方のように足を使わないと真実は見えてきませんね。
この資料にも有るとおり
過去に龍神を勧請して必死で祈っていた地に
今も龍神の氣が残っている所が無数に残っています。
人が亡くなっても33年程度は忘れないでお祀りします。
龍神も人のほうは忘れてもそれで消えるという訳では無いでしょう。
日本人の信仰心は薄れるばかりです。
もはや日本人は神霊を不要としているという前提で
龍神を天に帰す取り組みもしていかないと
過去に何度も起こったように
はぐれ竜化して災いの種にもなりそうです。
ちなみに龍神は義務を解かれると天に昇華して
新たな仕組みに取り組むエネルギーとなるようです。

返信する
虹色巫女さまへ返信29.5 (吉田一氣)
2010-11-18 21:59:22
最上稲荷ですが
奥の院の方も確認しておいてください。
こちらに強く八大龍王神は祭祀されています。
同じ最上稲荷のように見えますが
経営は違うようです。
車で行く場合には道も全く違います。
あと龍王池のそばに龍泉寺もあります。
返信する
龍神様に突き動かされた一日 (虹色巫女)
2010-11-18 23:24:58
今日は私もいろいろ調べました。そうです!最上稲荷の奥に龍神山と池のセットがあるのに気づいて感動したのです。きっと吉田さんがおっしゃるとおりの事が原因で日本が迷走しているように私も実感しており、今日もお参りした場所もそのやうな忘れ去られてる大切な場所でして(ていうか、わざと近寄りがたくしている仕掛けになっているからややこしく。どこもセキュリティが今もきついんですね)とにかく地元の研究仲間に声かけて一緒に参拝に行ってきます。また今日、この岡山の資料を見て、こんなにもあるんだーって。それが全国各地に至まで含めるともう これは1人ではとっても無理なので各地のライトワーカーと連携するのがよさそうですね。そんなこと考えさせられた すごい一日でした。
返信する
帰って参りました。 (ソフィア)
2010-11-19 11:22:27
昨日、伊勢&奈良の旅から帰って参りました。
とにかく凄い旅でした。凄すぎました。詳しく説明したいのですが後片付け等がありますのでまた週があけてから御報告したいと思います。
今回の旅はお二人のアドバイス、導きがあってこそだったと思っております。心から感謝申し上げます。時間がない中これだけは!と思っていた吉田さんお勧めの大神神社のコース。お陰様でアドバイス通りの順番でお参りすることが出来ました。虹色巫女さんお勧めのそうめん屋さんは定休日でした。とても残念(笑)!でもそうめんは他のお店でいただいてきました。美味しかったです。あと、携帯メールで教えて下さった如意輪菩薩様ですが元興寺には行けなかったものの「如意輪菩薩様」はとても大切な鍵となりました。このことも御報告します。
とにかく今回の旅の前にお二人に出会えたことは神様、御先祖様の御意志の元に仕組まれた計らいであったと確信致しました。
吉田さんの「弓梓弓と水の女神」最終考察は読ませていただく時間がまだとれませんが落ち着きましたらゆっくりと読ませてきただきたいと思います。

返信する
ソフィア様への返信22 (吉田一氣)
2010-11-19 19:06:57
お疲れ様でした。
取り急ぎ中にもかかわらず
コメント投稿ありがとうございます。
旅が無事に終わって良かったですね。
いい思い出が出来たことと思います。
三輪の(美和)丘の上の公園はいいところ
だったでしょう。
少彦名神の御神氣と八大龍王神の御神氣をいただけたことと思います。
旅の報告期待しています。
返信する

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