吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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鳥をトーテムとする部族 No221

2011-02-06 01:27:33 | 日記
まずトーテムという意味は部族の霊的シンボルのことである。
例えば紀元前600年頃のヨーロッパ大陸西部地域に居住していたとされる
ケルト系の一氏族はうさぎの足をトーテムとしている。
ウサギには旺盛な繁殖力があったり長く立った耳が神霊との交信をイメージさせる。
足はジャンプする力強さと繁殖力の象徴である。
またハリーポッターで出てきたマンドラゴラのような人に似る植物もトーテムとされる。
ところで日本では鳥をトーテムとする部族がいた。
カラスを信仰する八咫烏は高皇産霊尊の曾孫である賀茂建角身命の化身であり、
賀茂御祖神社で祀られているが、鴨県主の祖となっている。
神武天皇を助けたとされる金鵄も同じ部族なのかもしれない。
高句麗では八咫烏は天孫の象徴であるとされ壁画も残っている。(添付写真)
秦氏も鳥の伝承を持つ。
伏見稲荷は秦公伊呂具が弓の的とした餅が白い鳥となって飛び去った場所にある。
この白い鳥は餅に戻るどころか稲にまで戻ったという。
それでここを稲荷社としたという伝承が残る。
煎りピーナッツから芽を出すという超能力者の孫儲琳もびっくりだ。
『煎りピーナッツから芽』
秦氏には秦都理という直接トリという名前の人物もいる。
蘇我氏も鳥をトーテムとしている。
『蘇我氏と鳥 No122』
『奈良の三笠山と蘇我氏 No148』
おおよそトーテムとなるのは生命力の象徴である。
大半の人は鳥に大空を自由に羽ばたくイメージを持つだろうが
生物学的に鳥は生命力の象徴といわれている。
筆者はオカメインコを飼っているがもう12才になる。
ところが生まれて数ヶ月で成鳥と見分けが付かなくなり今も外見的な老化が見られない。
たった100gしかないオカメインコが20年近く生きるのは不思議としかいいようがない。
さらにオウムは80年近く生きるが外見では年齢が分からない。
調べてみると予想が当たってやはり鳥は老化が遅いそうだ。
『鳥は活性酸素を作る速度が哺乳類に比べ遅く、DNAの修復速度も速いらしいのです。
ようするに活性酸素障害の蓄積が哺乳類比べてゆっくりだから長生きするのだそうです。』
とあった。
きっと鳥をトーテムとする部族はその不思議に気づいていたのだろうと思う。


※上記添付写真は
高句麗古墳の壁画オフェ墳 4号墓の絵の一部分となる。



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8 コメント

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アンチエイジング (虹色巫女)
2011-02-06 09:22:27
代々年齢不詳な家系からみて鳥の部族の記述にぴんときます。細胞の修復速度が速いのは確かですね。私もそうです。父と叔母などは身体がかなり鳥にちかい単純な構造になっているようです。(笑)普通だったら即死のはずの心臓破裂の手術から見事に蘇ってしかも若返った叔母などをみると、その蘇生能力の高さには目を見張るものが。しかしながら、もともと人間に備わった能力なので目覚めれば皆そうなれると思います。
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部族とヴェーダのつながり (虹色巫女)
2011-02-07 08:22:22
なにげに今朝思いついたことですが、鳥・うさぎ・牛 というのは、アーユルヴェーダでの3タイプ体質に似ているなーと思いました。鳥→ヴァータ(風)うさぎ→ピッタ(火)牛→カファ(水)その動物の行動特徴に似ているなと。同じタイプや違うタイプ同志は惹かれ合うけど争いのもととなり などなど現代にも残っているパターンですが、そろそろその統合に向かうために この三つのタイプをバランスよく自分の中に構築するのが至福かなとも思う今日この頃です。もともと持ち得ないと思っていた性質も環境によって目覚めてきたりとかありますゆえに。自分と外との境界線を無限に広げていくと誰もが自分には絶対にないものなどはありえなくて、実は絶対に相容れないモノというのはないのではなかろうかと…飛躍しましたが。
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虹色巫女さまへ返信 (吉田一氣)
2011-02-08 20:36:42
アーユルヴェーダについては
全く知識が無いので勉強になりました。
なんか油使うマッサージ程度にしか思っていませんでした。
しかし『即死のはずの心臓破裂の手術から見事に蘇って...』てありえない生命力ですね。
私なんか生命力が全くないスッカラカンなので
うらやましい限りです。

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アーユルヴェーダと鳥族の智恵 (虹色巫女)
2011-02-08 20:54:06
ヴェーダは智恵という意味だそうでhttp://ja.wikipedia.org/wiki/ヴェーダ
そのヴェーダには風水医学天文学的なこまかーい占星術とかもあって、なかなか奥深いです。
アーユルヴェーダのタイプ
http://www2.biglobe.ne.jp/~aiai-bns/elegance/ayur-veda.htm
その診断法
http://www.bekkoame.ne.jp/~markun/av/avtest.html
自分を客観視する・自然の力を活用する(お金がかかりません)大変簡単な事で、ご家族の健康管理にも役立ちますので、何かぴんとくることがありましたらやってみてください。
先日、麻の実と油と粉をネットでゲットして早速毎日食べてます。美味しいだけでなく、なんかとても活力がわいて頭もすっきりします。そこでふと今朝思いました。吉田様のオカメインコが麻の実しか食べないってのはもしかすると鳥族の智恵=不老長寿の智恵の一つなのかもしれないなとふと思いました。
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大好きな絵です (すずたま)
2016-03-04 07:45:46
この絵を記事にされていたのですね。
私はこの絵が文句なしに「好き」なんです。初めて見たとき、心の中でわ~と歓声をあげたほどです。描かれているテーマ云々よりタッチとか、ぱっと目に飛び込んできたときの絵の雰囲気そのものが好きみたいです。よく見ると、鳳凰?や龍?や真ん中の烏まで、なんだかいきいきと楽しげです。
高句麗壁画の、振り向きざまに弓を射る騎手たちの絵も好きです。どちらの絵も、初めて見たときは、特に高句麗に関心があったわけでもなく、今関心のある中国少数民族と高句麗を結ぶ「太陽と鳥」とか「太陽と弓」のテーマなんてことには、思いもおよんでいませんでした。9163 1110
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吉田一氣 (すずたま様への返信)
2016-03-07 23:25:51
古いブログ記事にコメントありがとうございます。
5年前の記事ですが読むと当時のことが蘇ってきて懐かしいです。
直観的な「好き」という感覚は大切にされるべきですね。
そして「好き」という感覚から抜け出して
普遍的な価値を理解するプロセスを
数多く経験すると
自分が何に反応するのかだんだん解ってきます。
真理と比べれば好みとは不確かなものです。
でも動物はどうしても「好き」という感覚を抜きにしては
生きて行くことができない性があります。
上記の絵にはいくつもの特徴的な要素が組み込まれています。
日輪の霊的エネルギーが強いので
色鮮やかさがpassionとしてほとばしり出ています。
運気の落ちている人にとっては
開運の効果の高い絵です。
しかし逆に順調さから踏み外す危うさも秘めています。
すごい絵だと感嘆しています。
このコメントの補足として少し全体的な感じが解る写真を本文最後に追加しました。
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真理と比べれば好みとは不確かなもの (すずたま)
2016-03-08 21:21:03
新しい画像を添付してくださったのですね、ありがとうございます。
こういう状態で描かれているとは知りませんでした。周りにもこんなにぎっしり描かれていたのですね!天井近くの中央部にあるのを下から見上げた構図でしょうか。しかし凄いです…周りの絵も。足と首の異様に長い竜のようなものは何でしょうか?
「日輪のエネルギーが強い」
「開運効果が高いが、順調さから踏み外す危うさ」
芸術性の部分までしかわからない私には、霊的な観点からはこういう観方ができるのだと驚きました。
「自分が何に反応するのか」、こんなにパッション漲って、はみ出していきそうな勢いがあるのに、どこか優しい繊細さがあるように感じるのが好きな理由でしょうか?
「踏み外しかねない危うさ」は、言われてみると、自分の中に、そういうものに惹かれる部分があるような気もしてきました。音楽でも人物でもそういうものが好きかもしれません。
好みといえば、私はずっと南方系よりも北方遊牧系の要素が好きでした。長江文明は体質的に自分の範疇ではないと決めつけていました。しかし例えば今「苗族」に関心を持つようになる過程で、もしかして「普遍的な価値を理解するプロセス」を経験しつつあるのかもしれません。
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「太陽と三足鳥」の淵源は? (すずたま)
2016-03-09 10:21:46
高句麗壁画の多くにみられる太陽と三足鳥。
細かい所を抜きにして今ざっとわかりつつあるところでは、「古代苗族(三苗)」の太陽信仰にその淵源があるらしいということです。
現在は少数民族として隅に追いやられているが、古代苗族は漢族が国家を形成するずっと前に、長江沿岸に古代文明を築いた大古族だった。
現在の苗族の習俗に、鳥霊信仰、聖牛信仰のほかに、茅(ちがや)の重用、瓢箪の神聖視、卵の神聖視などが残るのは興味深いことです。
苗族およびその周辺事情について、もう少し考えてみます。
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