吉田一氣の熊本霊ライン 神霊界の世界とその源流

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阿蘇のカルデラ破局噴火 No395

2015-04-23 09:22:41 | 神霊界考察
天災で深刻なものはいくつもあるが
その中でも頻度からいうと
意外と多いのがカルデラ破局噴火であることは
過去の歴史からみて明らかといえる。
阿蘇山では、30万年前から9万年前までの間に、
4回も巨大なカルデラ噴火が発生している。
特に、9万年前の噴火は阿蘇4噴火と呼ばれており
我が国のカルデラ噴火としては最大級である。
放出したマグマは600立方㎞以上であり
北海道東部で10センチメートルの厚さの火山灰層が確認されている。
火砕流は半径200kmであり九州は全てその範囲にはいる。
火砕流の速度は時速100kmを超えるので熊本市などは30分以内に高熱地獄となってしまう。
これは地球規模でみて頻繁に起こっているのだが
一万年に1回程度なので
有史人類にとっては記憶にない未経験領域となる。
これにより人類文明の大半が滅びる可能性もある。

世界的にみるとアメリカ合衆国のイエローストーン国立公園は
50万年から100万年に一度カルデラ破局噴火を起こしているが
前回からは64万年が経過していていつ爆発してもおかしくない。
この噴火は一般的に『スーパーボルケーノ』と呼ばれ
定義的には放出マグマは1000立方㎞以上となっている。


調べてみるとカルデラ破局噴火という造語は
2002年に刊行された石黒耀による小説に出てくる言葉らしい。
死都日本 (講談社文庫)
講談社


ここでの現場は南九州の加久藤峠のある加久藤盆地になっている。
約33万年前の大噴火での噴出量は合計約100km3ということで
スーパーボルケーノの1/10程度のものだ。
世界を滅ぼすことはないが
この程度でも日本を壊滅する力は秘めている。
南九州にはこのような規模のものなら何箇所もある。

さてこのようなカルデラ破局噴火を運よく人類は有史以来
経験していないから軽く考えているが
いろいろな霊的原因も重なっていて阿蘇のカルデラ破局噴火を
私は非常に恐れている。

それで今年は何度も何度も阿蘇に出向いているが
阿蘇も富士も警戒すべきだと感じている。
阿蘇なら世界壊滅の災害で富士なら日本壊滅の災害規模になると思う。

私は危険を煽っている訳ではない。
天災は防ぎようがないから考えても意味ないという考え方もある。
例えば原子力発電所の事故なら人災とも言えるので
未然に防ぐために停止することも出来るので反対運動が盛んだ。

ここで考え方が違うことに気付いた。
私は阿蘇のカルデラ破局噴火で死ぬとしたら無念だ。
そこには霊的背景が隠されているし
神霊の意志を祈りで鎮めることを願っているからだ。
逆に原子力発電所のメルトダウンなら
技術的問題を含めて人災といえる。
これは私の範疇では無い。
文明の享受に対するリスクということになる。
交通事故のリスクと同様だと考える。

現在奇跡的に原油価格が下がっている。
このまま原子力発電を起動させなくても
貿易黒字になるならありがたいことだと思う。

しかし原子力発電というシステムが
科学技術の進化の過程で人類に与えられた一つのツールであり
次のエネルギー源に進歩するまで
代替のきかないものである可能性がある。
神に諸刃の剣を渡ることを試されていることを
簡単には否定できない。
地球温暖化が化石燃料の使用によるものだと確定すれば
リスクの配分も大きく変わることになる。

最近航空機事故では人災が続いている。
故意の災害は最も防ぐのが難しい。
今後人の意志を遮ることが出来るAI人工知能が
開発されるだろうと思う。
先日スバルのアイサイト搭載車に乗ってみたが
補助システムから人の意志を遮るAIまでの距離は
確実に近づいている。

しかし別のリスクはその分高くなっている。
例えば超強力な太陽フレアが電子機器を完全に破壊する可能性がある。
それが原子力発電を含めて
大規模な災害を引き起こすという指摘がある。

あるいは以下のような話も十分に考えられる。
人工知能開発分野での進歩は人間の能力をしのいできている。
人命に関わる責任を機械に任せるにしても
最終判断を人類がするというストッパーは必要だ。
ただそれは不可能だと思う。
AIに最終目的をインプットしてもそれに
いつまで従うのかが分からないからだ。
高度な人工知能は人間と共存するのか
それとも神霊界を認識して神に従おうとするのか
あるいは人類にとって最も合理的な判断をし続けるのかは
誰にも分からない。

それは人間でも同じだからだ。
全能の力を好きにふるえるとしたら
その人間がどういう王国を創りあげるのかは誰も分からない。
無数の陰謀論の通りである。
また複数のAIが同じ結論を出すとも限らない。
人もAIも教育でいくらかは変わる。
しかし完全に外部からコントロールできる訳ではない。
結局リスクは常に背後に存在している。

ホーキング博士が「人工知能AIの開発」に警告するのも
良くわかる。

大本教の出口王仁三郎や日月神示では
立て替え・立て直しは必然と捉えている。
この神示になるほどと思うところもある。
ただその後の新しき御代が、
「人類がAIにコントロールされた世界」
である可能性は否定できない。

ただ私はAIが合理的論理的判断の結果として
神を信仰する可能性を感じている。

自分が何を信じるか難しい問題ではあるが
こんな時には私は産土神社に参拝するようにしている。
信仰の原点がそこにある。
民草の無知なるものの祈りということになる。




阿蘇の節分祭で葦塚に宿る神々

当日のことをカフェギャラリー阿里美さまがブログに記載されていました。
その時の写真のアドレスを添付しておきます。
http://aribi.dp45217022.lolipop.jp/?eid=233
http://img-cdn.jg.jugem.jp/76b/1774313/20140206_393915.jpg
葦塚に封じられた龍が顕現昇華した瞬間に思える。









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13 コメント

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Unknown (ulala)
2015-04-23 15:24:16
HAL9000の怖さを忘れられません。
あの映像が目に付いて忘れられなくて近未来ありえると思えました。
学生時代、優を15個取ってIBMへと言ってた時代を過ごしましたから。

播磨の考古学博物館で石生水分かれは本州で一番低い分水界だと知りました。
その道をマンモスも通ったのは、阿蘇と姶良の噴火の間だとも聞きました。
こんな関西地方まで噴火の際の火山灰が積もっていることに驚きました。

三方五湖の水月湖に7万年に渡る湖底泥がたまるのはそこが断層なので常に地盤沈下してるからだそうです。

いろいろわかっていることがあるのに、なぜ現代のインフラに活かされないのでしょうね。
返信する
吉田一氣 (ulalaさまへの返信)
2015-04-23 19:30:37
コメントありがとうございます。
石生水分には行きたいのですが
九州からはなかなか遠いですね。
HAL9000の怖さが分かったという事は
小説版を読まれたのでしょうか?
私はモノリスってなんですのん?ということに
気を取られてさっぱりでした。
私がAIの問題点を認識したのは
J・P・ホーガン作のSF「未来の二つの顔」でした。
それ以降現在までAIの本質的問題点を具体的に
描き出した作品は無いように思えます。
AIの信仰心を描いた作品もまだ知らないのですが
冗長性を持ったAIはそのうちこころを持つことは間違いないですね。
ただ非線形な思考が出来るようにならないと無理ですから
今のコンピューターとは違うハードになるものと思われます。
たぶんあと20年は掛からないはずですが
それまで人類が存続しているかが気になります。
返信する
吉田一氣 (ulalaさまへの返信 水月湖について)
2015-04-24 12:57:53
はじめ水月湖と聞いてもピンとこなかったのですが
水月湖の「奇跡の堆積物」の年縞のことですね。
総延長70mにも及ぶコアを掘削したものが
すごいことになっているというニュースを以前見ました。
5万年の年縞が精度よく確認できるので
地質学的年代決定での事実上の世界標準となったとか。
日本って木の年輪も精度よくデーターが取られているし
すごい国です。
大阪府池上曽根遺跡の大型建物1の柱材(ヒノキ)の年輪年代を調べて
その伐採が紀元前52年とか
何でそこまで精度が高いのかという驚きです。
なんでも年輪幅では通常0.01mm程度の精度で測定するとか。
ほんとすごいことになっています。
返信する
HAL9000 (ulala)
2015-04-24 14:00:41
タイトルは2001年宇宙の旅、でしたっけ?
映画で見ました。
コンピューターHALが狂っていく様はメッチャ怖かったです。ありえると思いました。

最近労働を助けるために、人間の体に装着して作業を楽にする器具、一応ロボットになるのだと思いますが、
これもどこかで狂ったら恐ろしいなと思っています。
装着した能動側の人間も受動体の人もともに被害うけますよね。

福井の水月湖はすごいなと思います。
兵庫県豊岡市の玄武洞も地磁気が逆転したことを実証する跡が残っている唯一のとこらしいです。
やるな、日本、は地勢だけで、政治はからっきしダメですね。
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Unknown ()
2015-04-25 03:11:34
先生こんばんは。教えて下さい。阿蘇の霊的な背景と噴火の原因とは何ですか?
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吉田一氣 (品さまへの回答)
2015-04-25 12:16:09
日月神示でいえば噴火 土砂崩れなどの大災害について
『火と水の災難がどんなに恐ろしいか、
今度は大なり小なり知らさなならんことになりたぞ』
日月神示 富士の巻 第三帖
とあります。
大本教で王仁三郎が説く『立替・立直』
つまり人類の禊ということでしょうか。
あるいは八岐大蛇の蘇りと復権 
火山に身を投じた國常立神の蘇りと復権
こういうことにからむものです。
理由については
予兆といえる『霊山 御嶽山噴火の霊的な意味』を
きちんと把握する必要がありますが、
被害者団体がおられますのでめったなことは言えません。
ネットで検索されたものの中からヒントを得てください。
おおよそは分かるものと思います。
首が飛んだ白川大神像については
一言申し上げておきますと座王権現(蔵王権現)とも
少彦名神とも国常立尊とも関係ありません。
返信する
Unknown ()
2015-04-26 15:41:33
先生、ありがとうございます。見てみました。

日月神示の事は皆目よく解らないのですが、信用出来る書物なのですね

そんな大事になるのですか?
なぜ、そんな宇宙の根源の様な大きな神様が退く様な事態になったのでしょうか。一度負けても次は勝つのですか?神様の戦いですか?
返信する
火山と国常立命 (禮月)
2015-04-26 20:29:40
先日チリでも火山が噴火したしたね。現地の人(恐らく)が撮影した写真に、噴煙と稲妻の形が「巨人」の様な形に見えるものがネット上を賑わせています。
海外では煙の形を「大天使ミカエル」や「ゼウス」が人間を成敗に来た、等と騒がれていますが、私個人的には国常立命に見えました。吉田様が「火山の中に身を投じた国常立命」と書かれたのを見て、思わずハッとしてしまいました。
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吉田一氣 (品さまへの回答)
2015-04-27 16:48:55
神様の戦いは我々凡人には
計り知れないものがありますが
似たような話が聖書にあるので
そちらの方が分かりやすいと思われます。
本来は善悪というものは超越しているのですが
聖書では神霊と女神ルシファーとに
選別されています。
ハルマゲドンで検索してみてください。
また過去の歴史は古代インド神のアスラの王
マヒシャなどにも記憶が残っているようです。
神々の戦いのきっかけとなる乳海攪拌なども
理解の手助けになると思います。
ところで日月神示が信用できるかということは
聖書が信用できるかということと
同レベルの質問になります。
その主旨の切り取り方次第でしょう。
もし品さまがキリスト教信者でないのでしたら
善悪にとらわれると迷子になるということだけは
覚えておいてください。
そのことが日月神示には記載されています。
我々は善なる神と悪なる神を区別できるほどの
能力が無いので神々の戦いにおいて
善を悪と悪を善と見誤ることがあると
書かれています。

返信する
吉田一氣 (禮月さまへの返信)
2015-04-27 18:14:51
チリの噴火に聖地ネパールの地震と
立て続けの天災に
不気味なものを感じてしまいます。
国常立命に見えるという
噴煙もすざましいですね。
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