5/21から和歌山県海南市で行われた「第5回きのくに歩っとウオーク」に参加しました。
会場は、海南駅から車で約5~10分の所にある海南総合体育館。会場内には、痛車(いたしゃ)の展示やおまつりウオーカーと称したコスプレが受付中でした。
私が参加したのは、24kmコースで、海南総合体育館→JR海南駅→熊野古道→地蔵峰寺→善福院→塩津→大崎港→ゴールが下津市民交流センターです。
この大会は、お接待が素晴らしいと聞いていましたので楽しみです。9:15中学生の太鼓の伴奏と共にスタート。
海南駅に向けて歩いていると、どうも昔の線路跡を歩いているようです。
それもそのはず、ここは、「日方~登山口」間を野上電気鉄道が走っていた所です。1916年(大正5年)に開業し1994年(平成6年)廃止になるまで約70年間走っていました。
跡地は、遊歩道になっていました。
スタートして4,6km地点が「藤白神社」です。藤白神社は、藤白王子としても知られ、熊野参拝道の途中に設けられた九十九王子社の中でも特に格式が高いとされる、
五躰王子社の一つです。藤白神社には、「全国の鈴木さんいらっしゃい」と書かれています。
「鈴木姓」は、日本で2番目に多い姓です。全国で約200万人いらっしゃいます。
日本に200万人を超すといわれる鈴木さん。そのルーツを遡ると世界遺産である熊野に繋がる。
「鈴木」は熊野地方において神官を受け継ぐ家系であり、神武東征の折り天皇より賜った「穂積(ほずみ)」家の後裔だと伝わる。穂積とは稲の穂を積む「稲むら」のことを示し、
その中心に立てる一本の棒を熊野では「聖木(すすき)」と呼び、転じて「鈴木」となったといわれている。
熊野古道に点在する九十九王子の中でも格式高い五体王子のひとつ、海南市にある藤白神社。ここは法皇や上皇の熊野参詣の折、安全祈願などを行う重要な拠点であったため、
熊野から鈴木氏が神官として遣わされていた。「境内に残されている“鈴木屋敷”は、鈴木家25代・重秀が住み始めた邸宅で、その後、
122代昭和17年まで鈴木家が住んでいたといわれています」と藤白神社の吉田宮司は語る。
また鈴木姓が全国に広まった理由も、熊野神社と深い関係がある。それを裏付けるように、「熊野神社」が多く勧進されている東日本に「鈴木」姓が多い。
鈴木を名乗る神官たちは全国に渡り、熊野信仰とともに各地に根付いた。そして、信頼を集めた鈴木氏にあやかり、また熊野への憧れを込めて、
多くの人々が鈴木姓を名乗るようになったといわれている。現在、鈴木姓ゆかりの人たちが藤白鈴木会を結成し、ルーツの研究を深めている。
連綿と続く「鈴木姓」。そのふるさとが和歌山にある。 (和歌山県HPより)
因みに発祥の地和歌山には、約5300人の鈴木姓があるとのことです。
ここでは、今日最初の接待でお茶、種なし梅、しらすの試食がありました。
藤白神社を出るとここから「熊野古道」藤白峠に入ります。道はほぼ平坦ですので「ああ、これが熊野古道か?楽勝、楽勝・・・」と思っていたら、
このあたりから急坂になってきます。
藤白神社から約50分で地蔵峰寺に到着。ここまでは、きつくかなりハードな山道でした。
ここでは、オレンジジュースの接待がありました。汗を掻き掻き登ってきましたのでこのジュースは格別です。このジュース100%のオレンジです。
藤代塔下王子跡
地蔵寺の裏手には、「御所の芝」があります。ここからは和歌山市和歌の浦が見渡せます。
やっと平坦な道に出たと思いましたが、すぐ、急な下り坂が待っています。昨年、新潟山古志で膝を痛めましたので、ここはゆっくりゆっくり下りてきます。
「善福院」が最初のチェックポイントです。
ここでは、夏みかんのシロップ漬けです。夏みかんをシャーベット状にしていますので食べるとシャキシャキと音がします。
喉が渇いていますので美味しくいただきました。
狭い道路を歩いて行きます。
12:40 塩津港に到着。ここでは、待望のミニしらす丼が振る舞われました。
海苔とネギ、しらすの単純な組み合わせですが、これが非常においしいです。あっという間に食べ終わりました。この日、4回目のお接待です。
少し休憩して再び出発。
戸板を過ぎると、左側に「金鳥」の工場が見えてきます。ここ海南では、100年以上前から除虫菊を使った蚊取り線香の製造が行われています。
この「金鳥」もそうですが、地元の「紀州除虫菊」という会社も蚊取り線香の製造をここ下津で行っています。
更に先へ歩くと、「かき氷」の看板があります。今日は、非常に暑く、水分を摂っても摂っても喉が渇き、かき氷は、ほんと、生き返ります。
また、ここからのロケーションは、最高です。万葉歌碑もありました。
先へ行くと道路の両面に棕櫚並木があります。海南は、家庭用品の町でもあり、この棕櫚を使った箒などが造られているそうです。
大崎の町に入りました。キャッチフレーズが「げんき大崎 かざまち」です。
大崎港は、万葉の時代から風待ち港として栄えていました。ここで2回目のチェックポイント。
お接待は、寒天、かざまち揚げ(魚のミンチの天ぷら)です。
大崎を過ぎてから、少し上り坂になっていますが、ほぼ平坦なコースです。今までの遅れを取り戻そうと少しペースアップしていきます。
歩いていると右側に「紀伊国屋文左衛門船出の地」の碑がありました。
下津の橋を越え、駅前を通り、ようやくゴールの市民交流センターに着きました。時間は、15:30です。
予定では14:30でしたので1時間もオーバーしてしまいました。
然し、この大会、序盤は峠でアップダウンが多くかなり疲れましたが、地元の皆さんの心あるお接待にホント感謝・感謝です。
今まで歩いた大会の中でも№1のお接待でした。ホントにお世話になりました。明日は18kmを歩きます。
グーグルアース
この日のコースはアップダウンが辛そうですが、お接待に釣られて歩けそうです。
次回は参加したいなぁと思っています。
膝への影響は大丈夫そうですね。
今日5/27、移動、たいへんでしたね。お疲れ様です。
明日、元気に歩けますように。
当ツーデーマーチは、田舎で何も無いところですが、おもてなしの心日本一を目指して頑張っています。来年も是非ご参加をお待ち申し上げております。
お接待が素晴らしい~と言われていましたが、ブログを読んでいて、再度納得!!
コースも変化に富んでいて歩いて見たいところですね
お天気も良くて、うらやましいと思いました
二日目のレポートも楽しみです
でも、結構UPDOWNがあるようですが、足も大丈夫だった様で、良かったですね
金曜日は大変だったですね
行きの行程だけでも旅行記になりそうです・・・
お疲れ様でした
熊野古道最初は、ルンルン気分で歩いていましたが、途中から急な坂道になり休み休み登りました。
登りきると最高のおもてなしが待っていました。
このコースお薦めです。
来年は是非ご参加を!
何といってもおもてなしが最高ですね。来年も行きたいです。
然し、山の上から見る光景は素晴らしいですね。
また来年も行きたいです。
日本一のおもてなしのウオーキング大会です。
ちょっとアップダウンが(特に下り)きつく、ゆっくり歩きました。おもてなしのしらす丼は、しらすとネギ、刻みのりでしたがこれが最高においしかったです。また、手作りの天ぷらも美味しかった。ビールに合いますよ。