よっちゃんのおててつないで

よっくんとカブの夫婦ウオーキングブログです。
2018年12月長崎出島~東京日本橋完歩。

九州オルレ「久留米・高良山コース」(福岡県久留米市)

2021-01-07 12:57:57 | 九州オルレ

1月4日、2021年の初歩きで九州オルレ「久留米・高良山コース」を歩きました。

福岡の自宅を8時に出発し、スタート地のJR久留米大学前に着いたのが9時。世間では今日から仕事始めで車が渋滞しているのでは?と思いましたが、そんなに渋滞してなくスムーズに走れました。

久留米大学駅前のパーキングに車を置いて9:18オルレスタート。

 

    

南筑高校(歌手藤井フミヤさんの母校)を通り、高良大社の大鳥居へ。(国指定有形文化財。久留米二代藩主有馬忠頼公寄進)

 

大鳥居のある御井地区は、昔の防津(薩摩)街道府中宿でした。近くには、古民家などが立ち並んでいました。本陣跡は、現在の御井小学校です。

  

鳥居を潜り先へ進みます。

  

高良大社の登り口です。これから長い階段を登っていきます。

耳納連山の最西端、標高312メートルの高良山に鎮座するのが、旧国幣大社で筑後国一の宮である高良大社です。祭神は高良玉垂命。
 この高良玉垂宮の創建は、履中天皇元年(400)と伝えられ、寛平九年(897)には正一位を授けられ、また延喜式内の名神大社として高い地位にありました。

中世にはその勢力は国司と拮抗するまでになり、南北朝のころは征西将軍懐良親王の祈願をうけ、山下に征西府がおかれる由緒ある社です。 現在の本殿、幣殿、拝殿は、

久留米藩主有馬頼利(三代)の建立で、いずれも重要文化財です。 また、社宝に「紙本墨書平家物語」(重要文化財)、「絹本著色高良大社縁起」(県文化財)などがあり、

山中の孟宗金明竹(国の天然記念物)や高良山神眥石(国指定文化財。史跡)なども貴重なものとして保存されています。(久留米観光ガイドより抜粋)

 

中学の朝練でしょうか、野球部の生徒が階段を走って登っています。私は気持ちは若いのですが、体力的には中学生にはかないません。なのでゆっくり登っていきます。

階段の途中に「夫婦榊・愛のさざんか」という看板があり、そちらに向かいます。夫婦榊迄は、ハート形の置石があります。

  

夫婦榊は、二本の榊の木が枝でつながり、手を取り合う夫婦のように見えるから夫婦榊というそうです。

  

高良大社本坊跡

  

孟宗金明竹林(もうそうきんめいちくりん)(国天然記念物)

案内板によると、竹はイネ科に属し、金明竹はその変種です。高良山の孟宗金明竹は、昭和9年(1934)頃突然発生したもので現在では約300本あります。

一般に竹類の表皮は外層・中層・内層の3つに分かれています。孟宗金明竹は、外層の緑色の遺伝子が黄色に突然変異したもので黄色の中に緑色の小さな幅の縦縞が節と節の間に左右交互にあり、

これは外層組織の芽溝部で内部の緑色が淡い黄色の組織を透かして見えるためです。

真竹の金明竹は、全国各地にありますが、孟宗金明竹は、福岡県遠賀郡岡垣町、宮崎県延岡市、高知県高岡郡日高村のほか発生例も少なく貴重なものです。

 

 

高良山参道入口に着きましたが、オルレではこれから「奥宮」の方に向かいます。

  

恋実る展望台   ハート形の木立の向こうには遠く雲仙普賢岳が望め、写真映えするコース2か所目の「愛のパワースポット」です。

今日は少し薄い雲があり、普賢岳は薄く見えていました。

 

高良山奥宮(奥の院)霊水が湧く聖地で、高良大社の奥宮です。諸願成就の神として民間の信仰が極めて驚く、現在も「寅」の日には、多数の参拝があります。(オルレガイドブックより)

 

 

奥宮の横を通り菖蒲池に向かいます。

菖蒲池というから池と思いましたが、水もなくただ菖蒲があるくらいでした。

 

このあと久留米つつじ公園に向かいます。このあたりは、久留米つつじマーチのコースに入っており見慣れた光景です。つつじのシーズンにはたくさんのつつじが迎えてくれるのですが、

ツツジはまだ蕾も小さかった。昨年、つつじマーチはコロナの影響で中止になりましたが、今年はどうなるかな?コロナが収まって開催してほしいです。

 

久留米森林つつじ公園   久留米つつじマーチでは、チェックポイントです。黒棒が振舞われます。ここには、久留米つつじ約100種61,000株が植えられています。

     

ここから見る筑後平野です。

  

つつじマーチでは、公園から下りて行って山川町に向かうのですが、オルレは公園の裏手を通ります。

毘沙門嶽城跡は、南北朝時代の正平14年(1359)筑後川合戦の時、懐良親王の本城だったと伝えられます。

  

飛雲台という見晴らしのいい所に来ました。ここには夏目漱石の句碑があります。(※クリックすると説明文が出ます)  菜の花の 遥かに黄なり 筑後川

漱石は、明治30年(1837)3月久留米に友人を訪ね、その足で高良山に詣り、耳納連山を越えて山を下り草野町の発心の桜を見学しています。

  

 

下りてくると奥宮の鳥居があります。ここからも奥宮に行けるのですね。

杉城址は、別名住厭(すみあき)城ともいい、南北朝時代に菊池氏によって築城されました。ここからの眺めも素晴らしいです。

  

急こう配のアップダウンを過ぎて高良大社にやってきました。今日は平日ですがまだお正月休みの所があり、少し混雑しています。

 

お詣りして先へ進みます。カンセの通り進みますが、どうも下りる所を間違ったみたいです。大楠の所から下りなくてはいけなかったのですが、大きな道の方にでてしまいました。

そこからヘアピンカーブを登り、高良大社の参道の鳥居に出てきました。

 

望郷亭で名物「ところてん」をいただこうかと思いましたが、店の中が混んでいましたのでここはパス。

 

オルレは、望郷亭の横から下りていきます。

  

妙見神社   祭神は、妙見菩薩(高皇産霊尊 たかむすびのみこと) 

 

歩いていると、コース上に崩落の為通行止めの表示があります。ここは、迂回していきます。

王子池は、95本の桜があり桜の名所です。

   

   

山川の町に入ってきました。ここにも漱石の句碑がありました。明治32年(1899)1月7日 漱石は豊前耶馬渓への旅からの帰り道、吉井を出てここ山川追分を通りかかった所、

車屋さんから「親方」と呼びかけまれました。 「親方と 呼びかけられし 毛布哉」  ※クリックすると説明文が出てきます。

  

 

熊野神社を通り、山川町のため池を通ります。ここから御井駅までは、久留米つつじマーチのコースです。

13:23 無事ゴールしました。本来は、8,6kmのコースでしたが、途中でコースを間違え9kmになってしまいました。

  

このコース、春先に歩くと桜やツツジの花が楽しめそうです。次回は春に歩きたいと思ってます。この日のGPSです。