我が家にトウダイグサが生えるようになって3、4年になります。50mほど離れた路傍にトウダイグサ生えていますが、ここから何らかの方法で種が運ばれてきたようです。トウダグサは種の発芽から育つ越年草です。不思議なことに庭のトウダイグサは年毎に大きくなるのです。当初は丈10センチほどの貧弱な草型でしたが、今年のは切花に使える堂々たるサイズに育ちました。宿根性なら年を経るにつれ大きくなるのは理解できるのですが。おそらく、世代交代につれ、我が家の庭の環境に順応しているものと考えられます。
トウダイグサの花言葉は「明るく照らして」です。一般庶民の中には、悲痛な「明るく照らして」願望が高いのではないでしょうか。真面目に働いても生活保護費にも満たない収入しか得られない労働者が増えていると言います。それはおかしいと、政府は労賃を上げるのではなく、生活保護費を引き下げようととんでもないことを画策しています。若者たちは結婚もできず、できても子供も作れず、少子高齢化は進行する一方です。我が町内では高齢者数が170人、子供数は70人と先が思いやられる状況です。生きるに精一杯の庶民たちは夢も希望も失い、「明るく照らして」と悲鳴を上げています。
アベノミックスとかで円安、株高が進み、大企業の業績は飛躍的に向上し、大量の株を所有する一部の資産家は潤っています。国民の間の貧富の差は益々広がるばかりではないでしょうか。国民ばかりではなく、地域の格差も拡大することでしょう。TPPに日本が参加することになれば、地方の基盤である農林業は甚大な打撃を受けることになるでしょう。地方は一挙に衰退し、明るい光は当たらないのです。
大量生産大量消費の社会は20世紀で終わりにしなければならないと思います。我々の子供時代に比べると、最近の気候は明らかに異常です。地球温暖化を今のうちに食い止めないと人類は滅亡しかねません。2000年に60億人と言われていた世界人口は既に70億人を超えました。増え続ける人口が緑を蚕食しています。70億人を養うため耕地は酷使され、劣化・砂漠化し、水資源も枯渇し、地球の人口扶養力は限界に近づきつつあります。人類の未来は明るく照らされているのでしょうか。
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