アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ノアズキ

2012年08月24日 | みどりの仲間達
 霞ヶ浦湖岸で、マメ科のつる植物、ノアズキが咲いていました。花はねじけていて、左右が非対称なのが特徴です。他に左右非対称の花は聞いたことはありません。それで、花言葉は「へそ曲がり」です。
 私も「へそ曲がり」のところがあります。現役時代、人がやりたがらない仕事を好んで選ぶ傾向がありました。と言うよりは、多くの人がやりたがる良い仕事は希望者が多く取り合いとなりますが、引っ込み思案の私は残された難しい仕事を引き受けざるを得ないハメに陥ったのです。お陰さまで、マレーシア、スリランカへの長期派遣、石垣島での外国人との共同研究を経験することができました。皆が尻込みするような仕事ですから、国家公務員という地味な職種にしては、比較的波乱に富んだ人生となりました。
 現在引き受けている高齢者クラブの会長職も、前会長が80歳になったことを理由に引退を宣言、人選に頭を悩ませていたところに、加入して半年の新会員の私に白羽の矢が立ったというのが実情です。当時は内紛状態で、3ヶ月ほどでこれを何とか収め、現在は居心地の良い仲良しクラブになっています。
 「へそ曲がり」は一般にネガティブに捉えられています。事を起こすために殊更皆に逆らう悪質の「へそ曲がり」は困りものですが、中には良識ある「へそ曲がり」もいるのかもしれません。皆と考え方が異なるので「へそ曲がり」と思われている者もいるのです。私は現役時代は研究職でしたが、研究の分野では同じ考えの者が多数集まっても一人と同じことですので、あまり意味がないのです。色々な考え、技術を持つ研究者が複数集まって初めて高度な共同研究が実現するのです。なるほど、研究者にはどちらかと言えば「へそ曲がり」が多いではありませんか。「へそ曲がり」万歳!
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