1993年から15年間、5年連用日記をつけていましたが、10年ほど休止していました。今年はついに80歳の大台に乗り、私の人生も残り少なくなってきました。人生90歳時代と言われ始めたので、あと10年は生きようと考え、取りあえず85歳までの5年連用日記を復活することにしました。A5判1ページに10日分のスペースがあるもので、メモ程度の書き込みをするものです。高齢者の日記など、何の価値もありませんが、私にとっては、私自身に対して85歳まで生きると意思表示することが重要なのです。5年連用日記を毎日記入することにより、マラソンのごとく一歩一歩歩み続けていると実感し、人生のリズムを保つのが目的です。
以前つけていた5年連用日記をめくってみると、日常生活やニュースが羅列されているだけで、何かの役に立つようなものではなさそうです。テーマを決めて記録することが良いのではないかと思い、「高齢化社会」現象の実際の成り行きを、自分の実体験を通して記録することにします。
この問題は、少子化が根本的問題であり、高齢化はその結果として問題化したのだと私は考えます。政治が大企業へ向いており、国民の主体である若い勤労者の賃金が低く抑えられ、生活費・各種料金・教育費などが高騰しているため、結婚・出産・子育ての経済的余裕がないのです。私自身の家族構成も、息子2人は結婚しているものの、孫は3人でストップしてしまい、明らかな少子化です。現在の経済成長最優の政治で発生した大企業の莫大な内部保留を、若い勤労者の子育てに振り向けない限り、日本の活力は低下することでしょう。少子化問題が解消こそが、高齢化社会の回避になるのです。
少子高齢化社会では90歳までも生きるのは、好ましからざることなのかもしれません。こんな悪魔の声が聞こえてきます。「80歳のじじいが5年連用日記をつけるとは、笑止千万。さっさと死んでしまえ!」
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