1月11日、桜川河川敷で恒例のどんど焼きが行われました。その日は町内会の理事会があり、来月行われる公民館祭りの打ち合わせを行いました。それを終わってどんど焼きの会場に駆けつけると、既に点火して炎が燃え上がり、中央に立てた櫓は焼け落ちていました。早速カメラを取り出し、炎にゆらゆら揺れる筑波山を撮影しました。目障りな赤線は、桜川に架かった県道土浦学園線の橋梁です。
地球が太陽の周りを一巡し終わる元旦を区切りにして、誰もが一年の計を立てる厳かな日です。辛かった一年も、年が改まると何か新しい展開があるのではないかと期待が膨らむのです。地球の公転に伴い元旦に我々は歳神様がおわす宇宙点を通過するのです。歳神様をお迎えするために飾るのが正月飾りで、願いを歳神様に炎に乗せて届けるのがどんど焼きの行事だと私は考えているのです。
どんど焼きの熱を浴び、陽炎で揺れる筑波山に面していると、何となく歳神様の存在が感じらえます。自分の寿命は知る由もないですが、新しい年を迎えまた一年寿命が縮まったのは確かです。兄弟も次第に年老い、一年前と比べ一段とやつれが目立ってきました。私と同い歳の義姉も目が衰えて手術することになり、今朝その介護のため妻は京都へ出かけてゆきました。今年のどんど焼きに向かっての私の願いは皆の健康でした。
長寿は目出度いことですが、健康を伴わない長寿は苦痛でしかないのではないでしょうか。35年前父が脳梗塞で倒れて入院中、点滴のチューブを自分で外してしまうと看病していた母が嘆いていました。父はきっと死なせてくれと訴えていたのだと思います。健康の維持には弛まぬ努力が求められます。健康体操クラブでは、筋肉の活性化(筋トレではなく)と脳による筋肉動作の制御に重点を置いて繰り返し指導しています。今年もクラブ活動を通して仲間作り、健康作り、生き甲斐作りに精を出そうとどんど焼きに願いました。
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