日本女子サッカーチームの愛称となっているナデシコです。公民館で配布されていた苗を育てました。栽培するのは初めてですが、放置状態では花は疎らに咲くようですので、摘心で花芽を増やす工夫が必要なのでしょう。
ナデシコの花言葉は「才能」です。「才能」は人それぞれで、個性があるものです。教育とは、その人それぞれの「才能」を伸ばすものであって欲しいと思います。給与が高い、或いは安定した大企業の社員になることを、親は子供に期待します。安心して結婚して子育てをするためには、安定した収入があることに越したるはありません。しかしそれでは、金のために働くことになりかねず、生甲斐を感じて生活することはできません。ひとりでは生きれない人間は、それぞれ得意の「才能」を発揮し、補ぎあいながら、一人ではできない文化を築くことです。人はその一員になっていると確信できた時、生甲斐を感じるのです。
18日、フランスで行われたアヌシー国際アニメーション映画祭で、湯浅政明監督の「夜明け告げるルーのうた」が長編コンペティション部門の最高賞(グランプリ)に当たるクリスタル賞を受賞、片渕須直監督の「この世界の片隅に」が長編審査員賞を、日本のアニメがダブル受賞しました。私は漫画をあまり読みません。漫画は子供のもので、漫画を夢中で読みふけっている大人を、子供っぽい大人と以前は笑っていました。ベルバラなど人気漫画がアニメの隆盛の素地になり、今や世界的に賞賛される代表的日本文化に成長し、一大産業にまで発展したものでしょう。大勢のアニメ愛好者の存在が、優れたアニメを作り出す優秀な「才能」を育み、それが世界的に賞賛されるアニメを輩出し、更に愛好者を増やすと言う好循環になっているようです。
現在の学校教育は、大学受験で良い成績を上げることが目標になっているようです。大学入試で良い成績を上げるために習得した知識は、一部の専門家を除いて、大多数の社会人にはあまり必要ないのではないでしょうか。私の場合は、微分方程式はデーター解析でよく使いましたが、農水省のコンピューター研修で覚えました。海外に派遣されましたが、学校英語はほとんど役立たず、現地で自然に覚えました。学校教育は、全般的偏差値を上げるのではなく、各生徒それぞれの「才能」を伸ばすことを目指してもらいたいものです。
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