アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

レタス

2016年06月26日 | うちの庭では

 入院したり、退院しても雨天のため農作業が遅れ、レタスに花を咲かせてしまいました。毎年気に入った株から種を自家採取し、新しい苗を作っています。自家採取種子から作った苗は、我が家の環境によく順応し、成績は良いように感じます。今年も我が家のサラダの食材を供給しています。

 レタスの花言葉は「冷淡な人」です。私も熱く燃えるタイプではなく、一種の「冷淡な人」なのかもしれません。現役時代、「あいつは決してyesと言わない」と‘尊敬’されたものです。‘尊敬’と書いたのは、毛嫌いされているからではなく、前向きに意見することから、頼りにされていたからです。特に思いで深いのは、熱帯農業研究センターからマレーシアに派遣された時、共同研究相手に行政機関に固執した時です。私の研究対象は農業土木で、現地密着型なのです。従って現地の問題に精通している現地行政機関がカウンターパートとして最適なのです。組織上部は国の一流研究者との共同研究を望んだのですが、現地の一流研究者は欧米で博士号を取得し、顔は欧米に向いており、おひざ元の現地の事情には疎いのです。バイテクのような万国共通技術ならいざ知らず、現地密着型研究には何の役にも立たないのです。

 私が3年間籍を置いた大学にも、yesと言わない教授がいました。教授会で何事にも一人で合理性のない難癖をつけるのです。そのコタエは「雑務」を引き受けたくないからでした。それぞれの教官は、学部や学科に必要な「雑務」を分担して、運営にあたっているのです。「雑務は平等に分担すべし」と分担表にまとめてみると、かの教授の分担は極端に少ないことが明白になりました。後ろ向きの意見ばかりで責任を回避し、嫌われるタイプの人です。

 土浦市内のある高齢者クラブでも内紛がありました。連合会の会合の席上、「会長が領収書をよこさない」と会計係りが辞任すると言い出しました。「お前は幹事会に出てこないではないか」と会長は非難するのです。我々には関係のない内部紛争を衆目の前で演じているのです。お互いに意思が通じない冷淡な人間関係を晒し、みっともない芝居を演じているのです。会全体の利益か、自己本位か、どちらを優先するかの問題で、会計係りが雑務を逃れようとしただけなのでしょう。皆の‘笑いもの’になっただけのことでした。

 

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